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2008年10月17日 12:00

FCC、米国移動体通信業界の大型買収と大型合弁会社設立の承認へ

著者Judy Mottlオリジナル版を読む海外海外発
米連邦通信委員会 (FCC) は、11月4日に行なう次回の月例会合で、Verizon Wireless による地方移動体通信事業者 Alltel の買収と、Sprint Nextel および Clearwire によるモバイル WiMAX 事業の合併会社設立を承認する見通しだ。

FCC 委員長 Kevin Martin 氏は15日、報道陣との電話会見で次のように述べた。「現在の金融市場における緊迫感が、これらの案件を迅速に処理する要因だ」

Martin 氏はこの会見のなかで、11月会合における協議事項の概略も説明した。議題のなかには、テレビ放送波の未使用帯域「ホワイトスペース」を、ライセンス不要のブロードバンド無線インターネット サービス用に開放するか否かの投票もある。ホワイトスペースの開放は、Google などのハイテク企業が支持している。

合併に関して言えば、Verizon の Alltel 買収が承認を得ることで、Verizon Wireless の顧客6870万人に Alltel の顧客1320万人が加わり、Verizon Wireless は総加入者数8190万人を擁する米国最大の移動体通信事業者となる。

現時点で米国最大の移動体通信事業者である AT&T の加入者数は、2008年第1四半期現在で7140万人だ。Alltel は34の州でサービスを提供しているが、そのなかには、Verizon Wireless がサービスを展開していない57の地方市場が存在する。Verizon Wireless は、Verizon Communications と Vodafone の合弁会社だ。

FCC によれば、Verizon Wireless は、現在 Alltel が顧客に提供しているローミング条件と同じものを提供することになるが、合併にあたりローミングに関して追加の規制条件を課すことはないという。

地方移動体通信事業者の Leap Wireless は、加入者に好ましくない影響を及ぼし、Verizon Wireless に「膨大な」範囲の周波数帯域を与えることになるとして、買収総額281億ドルにのぼる同買収案件を却下するよう FCC に申し立てていた。

なお、モバイル WiMAX の全米展開を狙った Sprint Nextel と Clearwire の145億ドル規模に及ぶ合併会社設立の承認だが、Martin 氏によれば、規制条件はいっさい課さないという。

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