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【海外ケータイレビュー】Motorola の音楽ケータイ「Motorola Rokr E8」「Motorola Rokr E8」の第一印象:もどかしいバックライト付きタッチパッドインターフェイスは中身よりデザインで人目をひく。
インターフェイスはいまだに気に入らないが、4バンド対応の GSM/GPRS/EDGE 携帯電話である E8は、その謳い文句通り洗練されたデザインを持つ多用途携帯電話であり、音楽再生機能に優れている。 実際、同携帯電話の音楽再生品質は iPhone 3G に次ぐもので、Motorola や BlackBerry のほかの製品を圧倒的にしのぐ。 明らかに音楽愛好家をターゲットにしている同電話機は、同製品唯一ではないにしろ非常に珍しいオーディオ機能を搭載している。ヘッドホンケーブルをアンテナとして利用する FM ラジオチューナーだ。 米国で Rokr E8を扱う T-Mobile では、定価を350ドルに設定している。だが、「即時割引き」と郵送による50ドルのキャッシュバックを使えば価格は150ドルというから驚きだ。 ただし、これは毎月最低30ドルのプランを2年契約した場合で、T-Mobile は購入準備が整う直前の段階まで自社サイトでこのことを告知していない。 カナダの販売特約店、Rogers Wireless では定価を100ドル(しかも下落したカナダドルだ!)としており、即時キャッシュバックを使うと最低50ドルからで販売している。 ここでも、最低毎月25ドルのプランを3年利用した上での価格であることは Web サイトではすぐに分からない(人を欺く携帯電話会社の電子販売戦術の話はきりがない)。 Rokr E8はスマートフォンに分類できるのかもしれない。確かに Web ブラウザと電子メール機能が搭載されていて 基本的な個人情報管理ツールもある。しかし、その機能は貧弱で、Windows Mobile ではなくプロプライエタリな OS を採用している。 当然、同携帯電話は Bluetooth と2.000万画素のビデオ機能付きカメラを搭載しているが、光学ズームやフラッシュは未搭載で、Wi-Fi 機能もない。ディスプレイはわれわれの目には並みの品質に映り、320×240ドットの1.6×1.2インチサイズとなっている。iPhone とは別物である。 「最大」2M バイトのメモリが内蔵され、microSD スロットも搭載されている。筆者が Rogers で購入したものには2M バイトのメモリが内蔵されていたが、カードは入っていなかった。T-Mobile では内蔵メモリ容量を公表していないが、1M バイトのカードは最初から付属する。 バッテリ駆動時間は良好で、通話は最大7.5時間、待ち受けは最大12.5日となっている。ただし、この情報は T-Mobile の提供によるものだ。Motorola によると、連続使用時間は最大360分(6時間)だという。これは音楽再生時間と通話時間のどちらだろうか、もしくは何らかの形で計算した平均なのだろうか? E8は、その洗練されたデザインとスタイリッシュな外観がなければ価値がない。これには、満足のいかないタッチパッドインターフェイスも一役買っているが、そのことについてはもうすぐ触れる。突起部分はほとんどなく、サイズは約11.43×5.3×1cm、重さは約99g となっている。 Motorola では、インターフェイスが E8の最大のセールスポイントもしくはその1つと考えているが、われわれはそうは思わない。 電源が切れているときはほとんど何も表示されず、黒いプラスチックの前面には小さいコブだけが見える。電源を入れると文字とアイコンが光り、それがカバーを通して透けて見える。アイコンや文字の光は現在のモードに応じて変化する仕掛けだ。また、音楽再生中は再生、一時停止、進む、戻る、リピートといったオーディオ関連ボタンしか見えない。 しかし、終話ボタンを2回押すと瞬時に電話モードに戻り、応答ボタンを押すと音楽が止まって電話に応答することができる(Motorola ではこれを「ModeShift」技術と呼んでいる)。 デザイナーの狙いは理解できるし、インターフェイスも確かに珍しさが一部にはとって魅力だろうが、われわれはこれが不快に感じた。 iPod スタイルのタッチ式スクロールホイールは神経質で、目的のアイテムを通り過ぎてばかりだった。また、タッチパッドボタンのフィーリングもあまり良くなかった。 E8の優れた楽曲再生機能を考慮すると、それでもインターフェイスは許せる。Grado HiFi ヘッドホンを使って(E8は標準の3.5mm ジャックを装備している)iPod Nano と聞き比べたわれわれの耳には、Rokr も音質では負けていなかった。驚いたことに、付属のイヤホンもきちんとしたものだった。 筆者がテストした Rogers の電話機には2種類のメディアプレーヤーがある。1つは「Rogers」ブランドのもので、これは起動画面から Music ソフトキーで起動できる。そしてもう1つが Windows Media Player 11互換のものだ。しかし、Rogers プレーヤーには Windows Media Player を使って PC から同デバイスに同期させた WMA (Windows Media Audio)ファイルが見えない、もしくは認識できず混乱した。いったいファイルはどこに行ってしまったのだろうか? あとで分かったが、これらのファイルを再生するにはホームページで「Media」を選択し、次に「Media Finder」、そして「Music Library」を選択する必要があった。Music Library でトラックを選択すると、もう1つの Windows Media Player 互換プレーヤーが起動する。 FM ラジオの音質もかなり良く、シークやプリセットまである。 携帯電話としても、E8はこれまで Rogers のネットワークでテストしてきたものと同等もしくは音質面で若干優れていた。
それでも、内容を考えれば価格は妥当で、インターフェイスにも慣れるかもしれない。もしかしたら気に入る可能性だってある。 レビュー著者紹介:Gerry Blackwell ベテラン技術ジャーナリストで、 PDAStreet と SmartPhoneToday に頻繁に寄稿している。同氏はカナダを拠点に活躍中。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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