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2009年4月10日 11:40

Apple が 32GB 版『iPhone』を開発中との噂の背景

著者Andy Patrizioオリジナル版を読む海外海外発
Apple が最近、8ギガビットのフラッシュ メモリを1億個買い占めたと報じられている。メモリ市場で一時的に品不足が起こり、世界市場で価格急騰を引き起こすほどの量で、当然ながら、Apple ウォッチャーの注目を呼んでいる。

『iPhone』をめぐって長いこと飛び交っている噂の1つは、Apple がいずれ 32GB 版をリリースするのではないかというものだ。同社はまず 4GB 版と 8GB 版の iPhone を投入し、続く第2世代では、これを 8GB 版と 16GB 版に拡張した。ただし Apple は『iPod touch』で 32GB 版を発売しているので、この容量についてもノウハウがあるのは間違いない。

チップ1億個というのは、一時的に価格の急騰を引き起こすほど膨大な量だ。台湾の技術系メディア DIGITIMES が報じた記事が正しければ、オーダーの多くは世界最大のメモリメーカー Samsung が受注したという。他のメモリメーカーが生産を縮小するなか、Apple がこれだけの量を発注したことで供給は非常に逼迫することになった。さらに今回の説を裏付ける材料として、メモリ価格の動向を追跡している調査会社 DRAMeXchange は、Apple の発注後にメモリ価格が16%上昇したことを指摘している。

1億個のチップと聞けば驚くべき量のようだが、最終製品に換算してみると実際にはそうでもない。DIGITIMES による記事が正しいとすると、8ギガビットのチップは容量 1GB 分に相当する。Apple が本当に iPhone の 32GB 版を計画しているのであれば、1台につき32個のチップが必要になる。

この場合、チップ1億個は312万5000台分となり、新製品投入時の台数としては妥当な数と言える。それどころか、iPhone の人気ぶりを考えれば若干少ないかもしれない。もっとも、32GB 版の iPhone が安価で提供されるとは考えにくい。16GB 版の iPhone は AT&T との2年契約付きで299ドルとなっている。

また、Apple やスマートフォンをめぐる Blog の世界では Apple が「iPhone mini」とも称される第2の iPhone を開発中との噂が広がっているが、上記の計算ではこれについても考慮していない。iPhone mini は、市場に出ている現行の iPhone よりも処理能力とメモリ容量を抑えたローエンド モデルになるとみられている。

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