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2009年7月13日 10:00

最先端のモバイル事情と SEO(4)〜公式・一般のクローラの受入れ〜

ケータイ白書2009によると企業のモバイルサイトの利用動向で、今後最も期待する効果として、上位に「売上に対する直接的な効果」(41.6%)、「宣伝・広報効果、ブランド認知」(40.2%)が挙げられている。

この結果は昨年の同調査においても、39.6%、36.4%と上位を占め、数値が向上している点から見ても効果への期待は高まっており、今後も高まることが予想される。上記2点の効果を満たすための大きな要素として不可欠なのが、検索エンジンの検索結果に表示されることである。

そもそも検索エンジンは、クローラと呼ばれるプログラムを用いてサイトの情報を収集しているが、クローラがサイトに正しくアクセスができなければ、検索結果に反映されることもなく、売上や宣伝効果に繋がることは期待できない。今回は公式サイトおよび一般サイトに共通して重要な項目である「クローラの受入れ設定」について説明しよう。

■クローラとは?
モバイルのクローラは、複数の世代および端末を偽装してアクセスしてくる。そのユーザーエージェントは2.5G・3Gの NEC 製のドコモ端末や、Nokia 端末、SAMSUNG 端末などを偽装したものである。また、一部のクローラは端末固有識別番号を持っている。

ここで注意しなければならないことは、端末の世代がクローラによって異なるために、サイトのアクセス制限の仕方によっては、一部のクローラのアクセスを受け入れていない可能性があるということだ。

例えば、「着うたフル」や「着ボイス」などのサービスは3G端末が対象となり、2.5G端末では利用できない。そのため、2.5G端末からのアクセスにはエラーページや利用不可のページへ誘導することが多い。こうした設定を行っている場合、2.5G端末を偽装しているクローラはアクセスすることができないので注意が必要だ。

「着うたフル」などの3G端末用のコンテンツは、比較的成熟したマーケットであるが、クローラの受入れ設定状況はそれとは逆行するケースも見られる。上記のような事態を防ぐためには、扱っているサービスやコンテンツの対応機種や世代に関わらず、すべてのクローラに対してアクセスが可能な設定にすることが重要である。

■クローラの持つ共通の情報
クローラからアクセスされるようにするためには、クローラの持つ特定の情報によって振分けることが重要である。

公式3キャリアの「iMenu 検索サービス」、「Ezweb 検索サービス」、「Yahoo! ケータイ検索サービス」、そして一般の「Google モバイル」、「Yahoo! モバイル」の計5つが、モバイル SEO を考える上で主要検索エンジンとなるが、それぞれのクローラは固有の情報を持ってアクセスをしている。

つまり、クローラが正しく情報を収集できるようにするには機種や世代では判別せず、特定の情報によって振分け設定をすることで、サイトへのアクセスを可能とする。

例えば、Yahoo! モバイルであれば5種類のクローラが確認されているが、共通してそのユーザーエージェントには「Y!J」といった文字列を含んでいる。したがって、振分け設定をする場合はこの文字列を含むクローラは必ずサイトへアクセスできるように設定すればよい。

モバイルサイトを構築する上でユーザビリティに特化したサイトを作ることは非常に重要である。しかし、今回述べたクローラの受入れを考慮せずサイトを運営していると、結果的にユーザーとの接触機会を失ってしまう。売上および宣伝の効果をあげるためにも、モバイル SEO は必須の策としてサイト運営に臨んでいただきたい。

(執筆:アウンコンサルティング株式会社)

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