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『iPhone』、2010年にも複数キャリアへの提供を開始か?Apple が携帯端末市場におけるシェアのさらなる拡大を狙い、2010年夏にも各市場で複数の通信事業者に『iPhone』を提供する可能性があることが、8月31日に発表されたあるアナリストのレポートで明らかになった。
このレポートを書いた Piper Jaffray のシニアアナリスト、Gene Munster 氏は、フランスで複数事業者に端末を同時提供する戦略を用いたことで、Apple はシェアの急増という成果を得ていると指摘し、この戦略を米国に持ち込めば同様の結果が生じうると述べている。 「Apple は徐々に、各国で複数事業者に iPhone を提供する販売モデルに移行していくと、われわれは考えている」と Munster 氏はレポートに記している。「言い換えれば、2010年内には米国で新しい iPhone 提供事業者が加わるというのが、われわれの予想だ (同時に来夏には新モデルが発売される可能性も高い)。例をあげるならば、さまざまな理由から、Apple はフランスの携帯電話事業者 Orange との独占契約を終了し、複数キャリアモデルに移行している」 Munster 氏はさらに、フランスにおいて Apple が40%近くの市場シェアを獲得している点に触れ、これに対して1つの事業者と独占契約を締結している米国などの国では「iPhone の市場シェアは10%台中盤にとどまっている」と述べた。 AT&T は米国内における iPhone 販売の独占契約を2010年まで保有しているが、仮に iPhone が Verizon のネットワークとの互換性を得た場合、Apple は米国最大の通信キャリアである Verizon Wireless と契約するのではないかと、一部の業界観測筋は推測している。 Verizon の現行ネットワークは iPhone をサポートしていないため、Apple は Verizon が第4世代 (4G) 携帯電話ネットワークに移行するのを待つか、Verizon Wireless の既存インフラに対応するよう iPhone 側の設計を改める必要がある。4G ネットワークでは無線通信規格『LTE』(Long Term Evolution) が用いられるが、この導入には数年かかる可能性がある。
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