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独特な機能を持つ Baidu モバイルを解き明かす2009年7月29日に発表された Yahoo! と Microsoft の提携を受けて、検索エンジン業界が賑わっている昨今であるが、世界で月間何回の検索が行われているかご存知だろうか。
comScore の2009年7月のデータによると月間1,000億回もの検索が全世界で行われており、Google が最も多く、次いで Yahoo!、そして中国の検索エンジン「百度(Baidu)」が3位にランクインしている。中国最大手の検索エンジンである百度は中国を中心に展開している検索エンジンであるが、圧倒的な人口の多さを受けて利用者数を確保している状況だ。 その百度であるが、新たなシェア確保の動きとして日本の市場に対しても以前からアプローチを行っており、2007年3月に日本向け百度のサービス提供を開始している。 Nielsen Online 2009年3月発表のデータによると2009年1月時点での日本の検索エンジンのシェアは Yahoo!、Google の2社で89.5%を占めている状況だ。その2強の中、百度はまた新たな動きを見せており、2009年9月28日に日本向け「Baidu モバイル」のサービス開始を発表し、モバイル市場への参入を表明したのである。 モバイルにおける検索エンジンのシェアはご存知の通り「ドコモ」、「au」、「ソフトバンク」の3つのキャリア公式、および一般の「Yahoo! モバイル」、「Google モバイル」がシェアをほぼ占めている状態である。そこに新たに参入する Baidu モバイルとは一体どのような検索エンジンなのか。 今回は Baidu モバイルが持つ特徴についてご紹介しよう。 まず、Baidu モバイルで検索するとモバイルサイトが10件表示される。 検索したキーワードは Google モバイルではボールド表示されるのに対し、Baidu モバイルでは赤文字で表示され、検索結果はサイト名、スニペット(説明文)、URL の順となっている。 Baidu モバイルの大きな特徴として、絵文字に対応していることが挙げられる。実際にスニペット内にも絵文字が表示され、また絵文字検索にも対応している。例えば飲食店の電話番号を調べる際に「電話番号」という文字列を入力する代わりに携帯電話の絵文字を入力することで、検索が可能だ。 そして、モバイルサイトに次いで PC サイトが2件表示される。表示される PC サイトは百度が独自に用意した HTML トランスコーダを用いて、モバイル向けにページを変換し、表示されるようになっている。その他、動画や画像の検索結果がキーワードによって表示される。 また、検索のプルダウンメニューから「ウェブ」、「画像」、「動画」、「モバイル」、「PC」とそれぞれ個別に設定することができる。 「画像」検索では PC 版検索エンジンの API を利用し、9枚の画像を一覧で閲覧が可能となっている。携帯からも素早く大きい画像も閲覧ができるようにリサイズする機能を実装している。
「動画」検索ではモバイル独自のインデックスを構築しており、携帯電話から視聴できるものだけを検索結果に反映する仕組みを採用している。
以上が Baidu モバイルの概要となる。他の検索エンジンと同様の機能も多く見受けられるが、「絵文字検索」や携帯専用の検索結果を返す「動画検索」は他が持たない独自のサービスである。 PC の百度日本版においても新たな動きを見せ、10月に入りトップページを刷新している。従来掲載していたキーワードランキング、話題の動画・画像・Blog などのコンテンツを削除し、Google と同じような検索窓のみの表示に仕様変更を行っている。モバイル版も今後改良を重ねていくとの情報もあるので、今後の動向に注目したい。 (執筆:アウンコンサルティング株式会社) 関連記事
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