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2011年1月31日 16:10

アクセス解析の活用と MobileSEO(3)

■リスティングの活用
前回は、「アクセス解析の活用と MobileSEO(2)」として、リスティングを活用し、SEO 対策に適したワードを発見し、SEO 対策に利用する方法を紹介した。今回は、SEO をリスティング運用に活用する方法を紹介したい。

■リスティングと SEO の流入ワードの違い
リスティングは、前回紹介した様に、上位表示させたいワードを入稿する事で、そのワードで検索したユーザーに自サイトの広告を見せる事が出来る。この際、入稿するワードは、リスティング担当者の経験や勘等などで、サイトのコンテンツを見ながら、ワードを決定する。

例えば、医療系のサイトでは、ユーザーは病名、薬の名前、病院の名前等での検索をする事が想定出来る。占い系のサイトであれば、占い師の名前、占い名等が考えられるだろう。リスティング担当者は、その様なワードを大量に考えだし、入稿をしている。

一方、自然検索経由の流入は、純粋にユーザーが検索窓に入力したワードである。その為、リスティング担当者が気付いていないワードで流入しているケースが多くある。例えば、前述した医療系のサイトでは、“頭がボヤーとする”・“手がピリピリ”等の症状で多く流入をする、そしてその様なワードは、ユーザー自身が自分の状態を無理やり言葉にしている為、リスティング担当者が何十〜何百ワードと考えだす事は容易では無い。

また、占い系のサイトでは、“苦しい”・“元彼と縁を切りたい”等と言った、やはりユーザーが自分の状態を検索窓に入力して占いサイトにアクセスしているケースが良くある。こちらのケースもリスティング担当者が何十〜何百ワードと考えだす事は、非常に難しい。

そこで、自然検索からの流入しているワードを活用するのである。以前、「アクセス解析の活用と MobileSEO(1)」で紹介した方法で、自然検索からのコンバージョンしているワードを抽出して確認をして貰いたい。「こんなワードでコンバージョンしていたのか」と驚く様なワードがあるはずだ。このワード群は、リスティング担当者が気付いていないワードであり、非常に価値のあるワードである。

■テールワードで再び検索するユーザー
リスティング担当者が気付いていないワードであっても、ユーザーは再び検索をする傾向にある。弊社が以前保有していた実験サイトの流入ワードを確認していた所、“心電図 反時計方向回転”や“とうもろこし ゆで方”等、普段あまり意識していないワードで、複数流入しているケースがあった。ユーザーは、リスティング担当者では気が付かない様なワードで検索をするのだが、似たような考えをするユーザーは複数いる事が言える。

例えば、“頭がボヤーとする”と調べてサイト内でコンバージョンしたケースが以前にあれば、いずれ同様の症状や悩みを持つユーザーが再度検索をするはずだ。また、その様なリスティング担当者が気付いていないワードは、競合も気がついていないケースが多く、入稿金額は非常に安い金額で済み、コンバージョンレートも高いと考えられる為、低い金額で多くコンバージョンが取れる運用方法が可能である。SEO は上手く実施をすれば、リスティングに対しても、良い影響を与える事が出来る。

■まとめ
モバイル SEO は、様々な検索エンジンがあり、それぞれいろいろな特徴がある。それらの検索エンジンの種類に惑わされず、各検索エンジンの特徴、自社のサイトを知り、アクセス解析やリスティングなどを活用する事で、賢くサイトの運営が出来るだろう。

モバイル SEO を実施する際は、単純にビッグワードの順位のみを追い続けるのでは無く、様々な施策があることを理解し、賢く運用して戴きたい。

【語句の説明】
コンバージョンレート:サイトに流入しているユーザーの人数とサイト内で成約をしているユーザーの人数の割合。例えば、1,000人サイトに流入し、その内10人が成約をするとコンバージョンレートは、1%となる。

(執筆:ngi group株式会社 モバイルマーケティング事業部 サーチエンジンマーケティング局 SEO シニアコンサルタント 時田 義照)

記事提供:ngi group 株式会社

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