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SBM は下取りプランを実施、LTE は“大盤振る舞い”も -- 2社の iPhone 5 と LTE に違いは?
ソフトバンクモバイルと KDDI の2社が2012年9月21日に発売する iPhone の最新モデル「iPhone 5」。9月14日16時から両社のショップや家電量販店などで一斉に予約の受付が開始され、大きな盛り上がりを見せている。また、両社から発表された LTE サービスにも大きな注目が集まる。
2社から発表された iPhone 5 の国内向けの端末価格や通信料金などを見ると、端末価格、基本料金、モバイルナンバーポータビリティ(MNP)利用者向けの割引などは、両社とも同一価格となった。24か月の継続利用の場合、端末の実質負担金額は 16GB モデルで実質0円、32GB モデル で実質10,320円、64GB モデルで実質20,640円。基本使用料は980円、LTE によるパケット定額プランは5,460円、MNP 利用者向けの割引プランは、両社ともに980円引きとなる。
全く差のないように見える両社だが、それぞれの発表内容を並べてみるといくつかの相違点が見えてくる。この点を整理してみよう。
● 「Softbank 4G LTE」は3社の中で唯一データ量制限がなし
ひとつめの相違点が、LTE サービスの提供体系だ。パケット定額プランの基本料金に関しては、ソフトバンクの「パケット定額 for 4G LTE」、KDDI の「LTE プラン」双方ともに5,460円となるが、KDDI が最大2年間の期限付き料金プランなのに対して、ソフトバンクは永年同一料金での提供となる。
また、ヘビーユーザーにとって大きな相違点が、“データ通信量制限”の有無だ。KDDI は月のデータ通信量が 7GB に達するとデータ通信速度を制限すると発表しているが、ソフトバンクではデータ通信速度の制限は行う予定はない。NTTドコモの LTE「Xi」もデータ通信速度の制限を行っており、3社の中ではソフトバンクだけが「5,460円で完全使い放題」を実現することになる。
普通のユーザーにとって、「7GB」というデータ通信量は多すぎるように思えるが、実はそんなに十分な余裕があるキャパシティとは言い切れない。高速データ通信の最大の魅力は、HD 動画やハイクオリティなゲームなど大容量のリッチコンテンツを快適に楽しめる点なのだが、コンテンツのクオリティが高くなれば当然データ量も増える。例えば、YouTube で HD 動画を閲覧すると(動画の長さにもよるが)1回の閲覧でデータ通信量が数 100MB に達することもあり、エンターテインメントを楽しみたいユーザーにとって、「7GB」という制限の有無は重要な問題になるだろう。
● 料金プランに相違なし / SBM は機種変ユーザー向けにもキャンペーンを展開
両社の料金プランに目を向けると、基本料金、端末価格、MNP 利用者向けの割引プランに大きな相違点はない。しかし両社とも、これに加えて独自の割引プランを展開してユーザー獲得のスタートダッシュを目指す。
ソフトバンクは、iPhone 5発売に合わせて、機種変更でスマートフォン を購入する契約者向けに「下取りプログラム」を実施。iPhone 4S からiPhone 5への機種変更の場合は総額12,000円(1,000円×12か月)、iPhone 4 から機種変更する場合は総額8,000円(1,000円×8か月)を毎月の利用料金から割り引く。今後は Android 端末を含めて対象を広げていく方向で検討しているという。
なお、同社はソフトバンク内の機種変更ユーザーに対して月額490円を最大1年間割り引く「iPhone かいかえ割」も発表しており、「下取りプログラム」との併用も可能。ソフトバンクユーザーにとって優しい料金体系を実現している。
一方 KDDI は、「au スマートバリュー」を iPhone 5 に適用。同社が指定する固定インターネット回線とセットで利用すると iPhone 5 の利用料金から月額1,490円を割り引く施策となっているが、自宅のブロードバンド回線が「au ひかり」やケーブルテレビ事業者である必要があり、大きな値引き額ではあるが対象ユーザーが限定されるため、恩恵を受けられる人は限られてくるだろう。
このように、発表直後から大きな注目が集まっている両社の施策は非常に拮抗したものになっている印象だ。あくまでユーザーは、自分の求めるものに応えているか否かで通信会社を選ぶことになるのだが、このように両社を比べてみると、ソフトバンクが LTE の料金体系、サービス内容に一切の制約や条件を設けず“完全使い放題”という姿勢を明らかにしたことは大きなトピックスだと言える。また、ソフトバンクが MNP による新規ユーザー獲得だけでなく、過去の iPhone シリーズを使い続けてきたソフトバンクユーザーに配慮した料金プランを打ち出したことは評価できるだろう。
両社のユーザー獲得競争はまだ始まったばかり。今後明らかになっていくユーザーからの評価や、両社の戦略の変化に注目していきたい。
2社から発表された iPhone 5 の国内向けの端末価格や通信料金などを見ると、端末価格、基本料金、モバイルナンバーポータビリティ(MNP)利用者向けの割引などは、両社とも同一価格となった。24か月の継続利用の場合、端末の実質負担金額は 16GB モデルで実質0円、32GB モデル で実質10,320円、64GB モデルで実質20,640円。基本使用料は980円、LTE によるパケット定額プランは5,460円、MNP 利用者向けの割引プランは、両社ともに980円引きとなる。
全く差のないように見える両社だが、それぞれの発表内容を並べてみるといくつかの相違点が見えてくる。この点を整理してみよう。
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| 9月21日に発売する「iPhone 5」 |
● 「Softbank 4G LTE」は3社の中で唯一データ量制限がなし
ひとつめの相違点が、LTE サービスの提供体系だ。パケット定額プランの基本料金に関しては、ソフトバンクの「パケット定額 for 4G LTE」、KDDI の「LTE プラン」双方ともに5,460円となるが、KDDI が最大2年間の期限付き料金プランなのに対して、ソフトバンクは永年同一料金での提供となる。
また、ヘビーユーザーにとって大きな相違点が、“データ通信量制限”の有無だ。KDDI は月のデータ通信量が 7GB に達するとデータ通信速度を制限すると発表しているが、ソフトバンクではデータ通信速度の制限は行う予定はない。NTTドコモの LTE「Xi」もデータ通信速度の制限を行っており、3社の中ではソフトバンクだけが「5,460円で完全使い放題」を実現することになる。
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| 3社のLTEサービス比較 |
普通のユーザーにとって、「7GB」というデータ通信量は多すぎるように思えるが、実はそんなに十分な余裕があるキャパシティとは言い切れない。高速データ通信の最大の魅力は、HD 動画やハイクオリティなゲームなど大容量のリッチコンテンツを快適に楽しめる点なのだが、コンテンツのクオリティが高くなれば当然データ量も増える。例えば、YouTube で HD 動画を閲覧すると(動画の長さにもよるが)1回の閲覧でデータ通信量が数 100MB に達することもあり、エンターテインメントを楽しみたいユーザーにとって、「7GB」という制限の有無は重要な問題になるだろう。
● 料金プランに相違なし / SBM は機種変ユーザー向けにもキャンペーンを展開
両社の料金プランに目を向けると、基本料金、端末価格、MNP 利用者向けの割引プランに大きな相違点はない。しかし両社とも、これに加えて独自の割引プランを展開してユーザー獲得のスタートダッシュを目指す。
ソフトバンクは、iPhone 5発売に合わせて、機種変更でスマートフォン を購入する契約者向けに「下取りプログラム」を実施。iPhone 4S からiPhone 5への機種変更の場合は総額12,000円(1,000円×12か月)、iPhone 4 から機種変更する場合は総額8,000円(1,000円×8か月)を毎月の利用料金から割り引く。今後は Android 端末を含めて対象を広げていく方向で検討しているという。
なお、同社はソフトバンク内の機種変更ユーザーに対して月額490円を最大1年間割り引く「iPhone かいかえ割」も発表しており、「下取りプログラム」との併用も可能。ソフトバンクユーザーにとって優しい料金体系を実現している。
一方 KDDI は、「au スマートバリュー」を iPhone 5 に適用。同社が指定する固定インターネット回線とセットで利用すると iPhone 5 の利用料金から月額1,490円を割り引く施策となっているが、自宅のブロードバンド回線が「au ひかり」やケーブルテレビ事業者である必要があり、大きな値引き額ではあるが対象ユーザーが限定されるため、恩恵を受けられる人は限られてくるだろう。
このように、発表直後から大きな注目が集まっている両社の施策は非常に拮抗したものになっている印象だ。あくまでユーザーは、自分の求めるものに応えているか否かで通信会社を選ぶことになるのだが、このように両社を比べてみると、ソフトバンクが LTE の料金体系、サービス内容に一切の制約や条件を設けず“完全使い放題”という姿勢を明らかにしたことは大きなトピックスだと言える。また、ソフトバンクが MNP による新規ユーザー獲得だけでなく、過去の iPhone シリーズを使い続けてきたソフトバンクユーザーに配慮した料金プランを打ち出したことは評価できるだろう。
両社のユーザー獲得競争はまだ始まったばかり。今後明らかになっていくユーザーからの評価や、両社の戦略の変化に注目していきたい。
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