今回は、ASP 業界に影響を与えた2001年の10つのニュースについて総括してみようと思う。
第10位――米同時多発テロ事件
9月11日に発生した米同時多発テロ事件は、小規模ではあるがダイレクトな影響を与えた。テロ余波はその他の産業にも広がり、ビジネス活動が自由、貿易、安定の上に成り立っていることを認識させられた。
第9位――Office ASP の消滅
マイクロソフトの Office ホスティングは失敗が続き、小規模ビジネスのオーナーを興ざめさせた。同サービスを主力をビジネスモデルとして失敗したプロバイダーは、cMeRun、Futurelink、Always-On、Cable & Wireless の a-Services 部門、Qwest の Apptimum initiative だ。
第8位――データセンターは縮小、ホスティングは拡大
データセンターは縮小し、ASP も不振にあえぐ中で、ホスティングの需要が上昇している。特に、より洗練された Eビジネス機能を求めている小企業や Web プレゼンス新規参入組の需要が増加している。
第7位――マイクロソフトの地位は危うし
2001年は、インターネット コンピューティングの大御所マイクロソフトの地位を危うくする出来事が何度かあった。2001年は、マイクロソフト崩壊の始まりの年になるのだろうか。
第6位――収益性の夜明け
2001年、McAfee.com、Prentice Technologies などの企業が ASP サービスから収益を得たと発表した。Digital RiverOuttask、AppShop、WebEx も年末までには収益が達成できると発表した。
第5位――再定義
ASP に対する過剰なまでの熱狂ぶりが原因で、多くの ASP 企業が姿を消した。これらの企業は、xSP、Web サービスプロバイダー、ビジネス サービス プロバイダーとして再定義を行っている。
第4位――統合
2001年の終盤には、ASP のサービスモデルに引き続き信頼が寄せられていることが明らかとなった。統合を繰り返しながら、企業は ASP に投資し続けるだろう。
第3位――無料から有料へ
多くの Eコマースサイト、Eメール マーケティング、企業イントラネット、ストレージサービスが無料から有料に移行した。intranets.com、FreeDrive、BigStep、bCentral service のユーザー数も何百万人から何万人に減少した。
第2位――Web サービス
オンラインでソフトウェアを配信する技術が「Web サービス」と呼ばれるようになった。Web サービスに関するいくつかの標準も作られたが、マイクロソフトがそれを独占するのか IBM、Sun、Oracle、HP、BEA が阻止するのかどうかはわからない。
第1位――全てが意味あるものに
ASP サービスモデルは、既存のパッケージアプリケーションをアウトソーシングし、それをインターネットデータセンターから配信するものと考えられてきた。2001年成功する ASP は、重要なビジネスプロセスを自動化するような Web アプリケーションやサービスを配信するものであることが明らかになった。