Blog は新聞を殺すのか(ビデオリサーチインタラクティブコラム)先日とても面白い記事(Newsweek 日本版「ブログは新聞を殺すのか」2006-3・15号)を読んだので、
これに関連する話題に触れておきたいと思います。
最初に、 インターネットと個人活動は、 どこまでも深いつながりを生むだろうと考えています。 理由は単純で、 インターネット自体がコンピュータとコンピュータをつなぐことで形成されているネットワークであるのに対し、 個人活動と個人活動をつなぐことが知的情報のネットワークそのものであり、 それが各コミュニティだからです。 市民権を得た Blog は、 個人間の知的情報交換活動を活性化させ、 その強大な連鎖によって、 大手メディアを脅かすスピードや情報量を備え持ったことは事実だと思います。 言葉の壁もすぐに越えていくでしょう。そう考えています。 新聞は、 編集長やデスクがアンカーマンとなってクオリティを維持できるし、 デマも少なく、 だからこそ、信頼してそのブランドを購読できるのだ! という方が大半を占めているのが現状だと思います。 しかし、今後もそうであり続けるでしょうか? インターネットは、 自分の欲しい情報をどんどん探していくのにはとっても向いていると思うのですが、 自分の欲しい情報を精査した上で手に入れるのは、 現状やはり大変なわけです。 自分自身のフィルタリングを用いて、 これは正しそうだ、これはトリビアだ、 これは深く知る必要はないけど読んでおいたほうがいい情報だね、 と選別する必要が、今はあると思います。 余談ですが昔、 真空管の通信機でザァ〜という音の中から通信を聞き分ける耳を経験として持つ通信士さんに、 僕たちの耳には「耳カル、フィルター」が付いてるんだよ!って、 言われていたことを思い出します。 この分野のテクノロジーが進化して、 自分が欲している情報をタイムリーにフィルタリングしてクリッピングすることが、 近未来には実現するでしょう。 「耳カル、フィルター」を個人の経験値によって定義するだけで、 コンピュータが能動的にフィルターをかけ、 あなたの欲する情報を画面に映し出します。 そういったテクノロジーに対するトライは、 すでにいくつも始まっています。 Amazon、Microsoft、Yahoo!、Google などはこの分野に注力しています。 そうなれば、情報を発信するメディアは新聞でなければならない、 と言えなくなることでしょう。 まさに、 「影響力は団体からコミュニティーにシフト」することによって、 「Social Computing」が、 現状のマスメディアから主導権を奪う日が来るのでは、と私は感じています。 ただ、瓦版の時代から続いた紙と突然縁を切ることはない、とも思います。 (執筆:吉田柳太郎/住商情報システム株式会社 IT セキュリティアドバイザー) 関連記事 最新トップニュース
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