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2006年4月24日 09:00

IT ビジネスの今後を考えてみる(ビデオリサーチインタラクティブコラム)

前回、 Blog がマスメディアに及ぼす影響について考えてみたのですが、 今回はその影響から今後 IT 関連のビジネスはどのようになってゆくのか、 そのあたりをイメージしてみたいと思います。

まずはじめに、米国では TV コマーシャルの広告効果が問われている、 というのです( 「New Data Reveals Virtually No Viewers For Time-Shifted Spots」)。 いろんな Blog でも話題になってきています。

最近私もついに HDD ビデオを買いました。 キーワードを登録しておけば、 どんどん勝手に録画をしてくれます。 休日の、時間に余裕のあるときに見ることができます。 しかも、コマーシャルはスキップ(飛ばして)して見ることができるのです。

では、インターネットはどうでしょうか。 バナー広告を見ただけでスパイウェアを打ち込まれてしまうケースがあるので、 最近のセキュリティ関連ソフトには、 バナー広告を削除するように作られているものもあります。

つまり、ネットだからといって必ずしも広告が生きてくるというわけでもなさそ うなのです。 こうなってくると、 どういったものが広告効果として見込めるかを考えなければならなくなってきます。 思うに、やはり口コミ効果は残るのであろう、と予測されます。 いままで特に宣伝もせず、ニッチマーケットで売れてきた商品ほど、 その価値を確立するのではないか?と考えるからです。 メジャーな商品ほど、価格の見直しを余儀なくされるでしょう。

前回書いたコラムの、「影響力は団体からコミュニティにシフト」です。

ところで、個人参加型のニュースサイトが米国でオープンしました。 広告料を沢山支払ってくれるスポンサー広告をとらずに運営し、 個々の口コミに近い情報を整備してニュースサイトに仕上げています (現状のニュースソースは AP 通信系が主流のようです)。 Newsvine は、 昨年9月からのテストを終え、正式に運営が始まりました。 テストでは招待制として約3万人が参加、 前評判は極めて高かったそうです。

このような参加型のニュースサイトが、 今後のトレンドを口コミ的に生み出していく可能性を秘めているように、 私は感じます。 逆に言えば、 作為的にトレンドを生み出すこともむずかしくなってきた証かもしれません。

最後に、どのような IT ビジネスが今後売れてゆくのか!?  ひとつには、バーストするトラフィックを整斉し、 動画配信に関係するインフラとコンテンツを参加型に変えていく Web2.0 関連が、 どうやらビジネスになるのではないでしょうか…。 受け手側の都合でメリットを容易に手に入れられ、 とにかく安くて付加価値の高いものと、 高くても質の良いものが売れるのでは…。 私はそう見ています。 (執筆:吉田 柳太郎/住商情報システム株式会社 IT セキュリティアドバイザー)

記事提供: VideoResearch

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