『ウェブ2.0は夢か現実か?―テレビ・新聞を呑み込むネットの破壊力』著者:佐々木俊尚 出版:宝島社 2006年8月 定価756円 電車で一駅分の時間で一つの項目が読み終わる。まるで Blog のエントリーのような手軽さだ。それもそのはず、Hotwired Japan に連載していた著者の Blog をまとめた新書であるとのこと。それに「ウェブ2.0は幻想か?」という締めの一章を設ければ、流行の Web2.0関連新書の出来上がりである。目次を読めばわかる通り、内容とタイトルはほとんど関係ない。 タイトルに惹かれて Web2.0の講釈を求める人には不満かもしれないが、だからといって本書がつまらないかというと、決してそうではない。著者の取材に基づいた、ネットバブル崩壊前後から現在に至るまでの各ポイントにおける記録の数々は、むしろ Web2.0とは何か〜といった言葉遊びよりも格段に刺激的だ。 Web が起こしてきた変化(または成し遂げられなかった夢)、世間を賑わせたいくつかの事件、オールドメディアとネットの平行線、そして人物。この著者でなければ聞けない Web を巡る生々しい話が詰まっている。 流行のタイトルを据えるまでもなく、十分に魅力的な一冊だ。 ……… 書評「IT の耳」では、IT 関連企業で出版された書籍、 または IT 業務に携わる個人の方が書かれた書籍を対象に、 書評を掲載いたします。 書評として掲載を希望される書籍がありましたら、 下記あてにどしどし寄贈ください。 内容などによっては、書評を掲載できない場合もあります。 あらかじめご了承ください。 寄贈先:〒107-0052 東京都港区赤坂3-16-11 東海赤坂ビル2F インターネットコム株式会社 「IT の耳」編集チーム …… 関連記事 最新トップニュース
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