“アク禁”とビジネスチャンス(ビデオリサーチインタラクティブコラム)米国の展示会を視察している同僚から、展示会のシーンを撮影・編集し、YouTube にアップしたというメールがきた。ほぼリアルタイムで世界の動向がわかる時代になったと実感。しかし、会社でその映像を見ることができない。アク禁(アクセス禁止)なのだ。
同じ日、ニュース、カレンダー、メール、映像視聴など様々な Web サービス、ツール、コンテンツを自分なりに簡単に編集できるホームページを利用した。大変おもしろいし便利なサービスである。しかし、最近すべてのサービスを利用することができなくなったのだ。メール、伝言板などが会社のアク禁対象になっているのである。ちょっと前までは自由にネットにアクセスできたのに、不便になったものだ。 そこで、「個人の情報収集や生産性向上を妨げるとは。中央集権的なスタイルは時代遅れだ。ライバルに遅れるぞ!」というような不満を社内 SNS に投稿してしまった。 反応は様々。アク禁は困ったと同調してくれる人も多かったが、困った我々が打開するしかないというコメントもあった。なるほど、文句ばかり言っても始まらない。ちょっと冷静に考えてみると、この変化の本質はグローバル化、ネット化により、従来のルールや基準があわなくなってきたのだと思う。 そうであるならば、こういう変化があり混沌とした時こそ、ビジネスチャンスでなかろうか。 今回の例を考えてみると、一つの解決策として、端末に二つの機能を設ければいいのである。一つは、中央(サーバー)ですべてをマネジメントする仕組みを導入し、社内のイントラネットにつながっているクライアント情報は絶対外部に漏れないようにするのである。もう一つは、通常の PC のようにオープンにネット接続ができる機能をもたすのである。 実際、一つの端末に二つの機能を実現させることに関し、コスト、技術、市場性など不透明なものが多く何とも言えないが、実現に向けトライする価値はあると思う。早速、社内 SNS で関係者に働きかけたら、ある端末の技術者が興味をもってくれた。 今回学んだことは、外野席にいて批判ばかり言っても何も生み出せない。本当に問題が存在すると思ったのなら、自分の問題として捉え、考え・行動することである。そうすると、そこにビジネスチャンスやビジネスイノベーションが生まれる可能性があるのである。「窮すれば変ず、変ずれば通ず」が、より大事な時代になってきたと思った次第である。 (執筆:仲西裕) 記事提供:株式会社ビデオリサーチインタラクティブ
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