| CyberAtlas | 2008年3月10日 09:00 |
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未成年者のケータイフィルタリング問題(ビデオリサーチインタラクティブコラム) 著者: 戸口功一 ▼2008年3月10日 09:00 付の記事 □国内internet.com発の記事 未成年者のケータイフィルタリングサービスについて、この1か月間で新聞記事を始め、テレビのニュース番組や週刊誌などでも取り上げられるようになりました。 有害サイトから子どもを守るサービスが何故問題になっているのか。きちんとしたユーザーへの説明、有害サイトとは何か、ケータイサイトで起こっているといわれている諸問題の因果関係と統計的裏づけ等々、深く議論されないまま、拙速にサービスを始めてしまったところに問題がありそうです。 その流れを受けて総務省で開催されている「インターネット上の違法・有害情報への対応に関する検討会」でもケータイフィルタリングの問題を先行して取組む方向で議論されているようですし、PTA を始めとする教育関係団体や消費者団体からも、子どもの通っている塾やスポーツクラブのサイトが有害サイトとして閲覧できなくなることに関して、意見が出ているようです。 また、コンテンツプロバイダー(CP)の業界団体である MCF(モバイル・コンテンツ・フォーラム)で行われている第三者機関設立準備委員会も4月設立に向けて議論が進められています。 これは業界内では突発的な事故と考えられており、応急対処しなければとの思いから急ぎ進められているとのことです。前述の総務省の検討会でもこの第三者機関について明記されることになるようで、今後の焦点として第三者機関が審査したサイトについてキャリアがどのように扱うかに注目が集まっています。 キャリアはフィルタリングについて子どもの安全、安心を最優先に考えていたようですが、これほど様々な問題が出てくるとは予期していなかったのでしょう。キャリアは今のホワイトリスト、ブラックリストの対応で莫大なコストをユーザーの負担なしでかけています。 しかし、大臣要請にすばやく対応したことはいいのですが、キャリアのプラットフォームでビジネスを展開している企業が一般サイトを含めて何千、何万社いることを自覚していれば対応も違ってきただろうと思います。 ケータイはインターネットと違い無数の ISP が存在せず、数社で1億ユーザーを抱えています。さらに端末の OS なりアプリケーションをユーザーがカスタマイズすることはできません。 インターネットのフィルタリングであれば、ユーザーが個人で設定したサイトを解除し閲覧することは可能です。ケータイは今のところそれはできません。 ケータイの場合、キャリアの動向が様々な点において社会に大きく影響を与えます。今後キャリアはプラットフォーム事業者として他と協調する姿勢が問われることになるでしょう。 さて、フィルタリングサービスが軌道修正されそうな雰囲気の中で、第三者機関の役割が注目されるようになります。ここで何を審査するのか、どのような権限を持たせるのか、基準はどのようなものか等々、準備委員会で実施されてきた経緯は MCF で公表されています。 しかし未成年者のフィルタリングは関係ないと考えている CP も多く存在します。業界に携わる企業として、サイトの健全化は命題だと思います。それには第三者機関は必要不可欠であり、避けては通れない道でしょう。 ケータイサイトに携わる企業は多業種に渡り調整は困難かと思いますが、今、一枚岩になってこの問題に取り組むことが、今後の業界の行く末を決めることになるような気がします。CP 間の協調、キャリアの参加でこの危機を乗り切りましょう。 (執筆:戸口功一/株式会社メディア開発綜研) 記事提供:株式会社ビデオリサーチインタラクティブ
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