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CyberAtlas2008年4月14日 09:00
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米国と英国、IR賞の季節がやってきた(ビデオリサーチインタラクティブコラム)

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著者:米山徹幸
国内internet.com発の記事
米国と英国のIR(投資家向け広報)活動が先進的役割を果たしていることに異論はないだろう。

米国はビジネスモデルとしてのIRを作り出し、各国のIR関係者に大きな影響を与え続けてきたし、英国IR協会(IRS)は国際IR連盟(IIRF)の活動を多方面にわたって支えてきた。

それだけに、例年、有力誌『IRマガジン』による「米国IR賞」と IRS の「IRベストプラクティス」(IRBP)賞の発表は大きなイベントとして注目を集めてきた。

3月27日、ニューヨークで「米国IR賞2008」が発表された。2007年11月から2008年1月にかけ、『IRマガジン』が1,600社の米企業を対象に約2,600人のバイサイド、セルサイドの関係者にアンケートした結果による「米国IR賞2008」は、全部で23部門に分かれている。中でも関係者にとって最大の関心はIR大賞(グランプリ)だ。

グランプリは時価総額(株価に発行済み株式数を乗じたもので、個々の銘柄の場合には、その企業の価値を表す―『日経株式用語辞典』)の規模によって4部門に分かれている。

大きい順に今回の受賞企業を追うと、メガ キャップ(時価総額が2,000億ドル以上、約20兆円以上)部門で重電機器大手の General Electric(GE)、ラージ キャップ(時価総額が100億〜2,000億ドル、約1兆〜20兆円)部門ではオフィス用品通販大手の Staples が受賞し、ミッド キャップ(時価総額が20億〜100億ドル、約2,000億〜1兆円)部門は小売大手 Limited Brands、スモール キャップ(時価総額が3億〜20億ドル、約300億〜2,000億円)部門で健康サービス事業大手の Life Time Fitness がそれぞれ受賞した。

グランプリを受賞した GE は「ベスト コーポレートガバナンス賞」と「ベスト個人向けコミュニケーション賞」に、また Staples も「ベストIR責任者(IRO)賞」と「ベスト CFO(最高財務責任者)賞」に選ばれ、それぞれ3つの賞を獲得した。それは突出した評価を物語るものだ。

また、「ベスト CEO(最高経営責任者)」は研削機器大手 Grant Prideco の Michael McShane 氏、なにかと話題の「ベスト クライシス コミュニケーション賞」は格安航空会社の JetBlue Airways と玩具最大手 Mattel の2社が受賞した。

「ベスト M&A 賞」がケーブル製造大手の CommScope、「ベスト ウェブサイト賞」がアジア系料理のビストロチェーン PFCB。企業ばかりでなく、個人も表彰する。まさにIR活動の全般に対応する内容だ。

一方、英国IR協会は自らのベストプラクテティスによって表彰を行う。それがIRベストプラクティス(IRBP)賞で、「アニュアルレポート」や「Web サイト」などを評価してきた。

ところが、この4月3日に発表された2008年度 IRBP 賞の概要によると、IRBP 賞への応募は7月18日で締め切り、10月7日に最終選考に残った各社を発表。11月25日、受賞企業の発表となる。

そして今回から、市場の投資家による投票で「Web サイト ベスト企業賞」「アニュアルレポート ベスト企業賞」、「ベスト CFO 賞」、そして「総合ベストIR英国企業賞」を決める部門が新たに設けられている。

この4つは、それぞれ FTSE100、TSE250、スモール キャップの3部門からベスト企業が選出される仕組みだ。ここでいう FTSE100 とは英有力紙 Financial Times が発表する、ロンドン証券市場で取引される上位100社による時価総額加重平均指数で、FTSE250 は同じく上位250社による指数のことだ。

米国も英国も時価総額で表彰する対象企業を類別している。米国も英国も、企業のIR活動を見る目は、日々変化する時価総額の大小に応じている。英米のIR表彰から、こうした市場のダイナミスムのなかでIR活動を生き抜く関係者の世界が垣間見える。

(執筆:米山徹幸/大和インベスター・リレーションズ)

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