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冗談か真剣か (2008年02月29日)


「アーティスト」だとも思われている
Revital Cohen が、離れた場所(たとえば病院)にある生命維持装置から流れてくるリアルタイムデータを表示する額縁(これなら芸術だと思う)を した 。この額縁を家に置いておけば愛する人の健康状態が常に分かる。

だから? 

筆者はあまり言葉に詰まることがない(首尾一貫した発言をするわけでもない)が、今回ばかりは何と言って良いやら分からない。何とも陰気ではないか。実際、これは興味深いリモート医療監視技術の可能性(筆者も以前書いたことがある)を切り開くものではあるが、監視は医師が行うものであって、キッチンにいる一般人が行うものではないという筆者の意見に変わりはない。

ところで、さらに悪いことがある。新しい情報が供給されなくなってくると、この額縁は集めたデータを反復表示する。永遠にだ。想像してみていただきたい。故人の小さい写真の横に、その故人の最後の診断データが愛らしく永遠に流れるのだ。

Revital Cohen のユーモアが一風変わっているのは確かだ(それをユーモアと呼ぶならばだが)。しかし、ポータブル/埋め込み型モニタを使ってこれに自分たちを接続すれば、家族が十分な運動をしているかなど、興味深い疑問に対する回答が得られるかもしれない。高い診療費を払ったり、次の予約日が来るまで長期間待たされることなく、不整脈や心雑音などを発生直後に検知できるかもしれない。

それとも、筆者は Revital Cohen に驚かされただけで、すべてはくだらないことなのかもしれない。でも、彼は何を考えていたのだろう? 彼が次に何を考えるのかと思うと落ち着かない。