アクセンチュア・テクノロジー・ラボの「Requirements Critic」 (2008年03月12日)
Requirements Critic (「RC」)は、われわれのシリコンバレーとバンガロールの両研究所(時差がほぼ完ぺきな11.5時間)が要求開発(訳者注:本当に役に立つシステムを開発するため、顧客の真の「要求」を開発すること)プロセスの支援手段を模索する共同プロジェクトだ。現在のプロトタイプは Microsoft Word 用プラグインとなっており、要求定義で一般的な各種問題を探す点を除き、グラマーチェッカのように動作する。
RC は、両アクセンチュア・テクノロジー・ラボが Global Delivery Excellence グループと共同開発した要求工学(訳者注:要求仕様化プロセスを工学的に定式化する技術)に関する技術革新課題の1つとなっており、これを包含するビジョンが「Accenture Requirements Engineering Suite (ACRES)」と呼ばれるものだ。アクセンチュア・テクノロジー・ラボが作業を進めるこの総合スイートには、市販製品とラボ開発のツールを組み合わせたものが組み込まれる。
だから?
ある統計によるとプロジェクトの手直しの82%は、要求の不備が原因だということなので、ソフトウェアの品質を何とかしたいときに重視すべき場所は明らかだろう。シリコンバレーのラボはこれを考慮した上で、要求に関する調査に多大な投資をしてきた。Requirements Critic はその最初の成果物なのだ。
一般に、うまく書かれた要求(もしこのようなものが存在すればだが)には、行動(キーを押すなど)を起こす仲介者(人など)が必要である。これらの仲介者と行動には、要求定義書全体で一貫した説明が必要だが、定義書が大きくなれば一貫性を維持することが困難になる。また、矛盾が混乱を招き、これが手直し、経費超過、そして全体の不良へとつながる。
Requirements Critic は、定義書のなかの仲介者/行動のギャップを指摘し、より一層重要なこととして、要求と許容条件との照合を行う。また、漠然で危険だと専門家が考える「使いやすい」、「強力な暗号技術」、あるいは「非常に高速」といった問題のありそうな文章も指摘する。
Requirements Critic は、要求定義書の明瞭度と一貫性の改善を目指している。これは、可能な限りの再利用を推奨することでアナリストのプロセス、製品、および効率性を改善するという、より広範囲におよぶ目標の一環となっている。
これらの目標を支援すべく、このチームでは複数の野心的なツールの投入計画を進めている。「Reuse Assistant」、「Methods Assistant」、「Visualization and Prototyping Toolkit」、そして「Session Capture and Annotation Toolkit」などだ。

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