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礼儀正しい警察官 (2008年05月09日)


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(イギリスのIT系ポータルサイト)に、英国警察官のヘルメットにビデオカメラを装着させるという試験プログラムについての記事が載っている。このプログラムは、容疑者(のみならず、警官もだと思うが)に自分の態度を改善させることが目標だ。

 

だから? 

 

筆者は以前から、幅広く普及したビデオカメラを活用すれば一般市民の礼儀正しさが改まると考えてきた。最近になって、大きな効果がありそうな場所を思いついた。それがバーだ。

 

そう、超小型携帯電話に接続したレンズを額に埋め込んだ(一つ目小僧のような)酔っぱらい客であふれた数年後の深夜のバーを想像してみていただきたい。なぜこのようなものを使うのだろう?それは、 犯罪を抑止し、名前を思い出し、貴重な瞬間を残すためだ。そうしたことは誰にでも起きうるし、むしろ時間の大半を占めている。

 

このようなバーができたとして、何が問題になるだろうか? 簡単だ。カメラの前で酒を飲むなど、頭がおかしくなければできない。舌がもつれたり、下ネタが飛び出したりと、夜の町のあらゆる恥ずかしい光景がそこにはある。酒の上の悪ふざけを録画して Facebook に投稿して欲しい人などいない。出世の妨げにはなるし、政界進出などもっての外だ。

 

と、ここで話を警察に戻す。ときには、礼儀正しくしていたのでは主張が通らないこともある。そのような状況では、あとから批判されないよう、自分のカメラを止めたくなるだろう(もしそれが技術的に可能であればだが)。これが普及するとは思えない。録画したものにギャップがあれば陪審員や報道には信用されなくなるだろう。だから、主張ができようとできまいと、カメラがあれば英国の警察官は礼儀正しくしているかもしれない。われわれが保有しているカメラもスリを未然に防ぐかもしれない(そう考えているのが一番だと思う)。まあ役には立つものだが、代わりに一人寂しくお酒を飲まなければならないのは、大きな代償ではないだろうか。