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消費者調査ブームのチャンスを生かそうと、加入者の視聴傾向に関するデータと統計データ情報を組み合わせる「PowerWatch」システムをTiVo が投入している 。視聴傾向に関する TiVo の情報はかなり詳細で、視聴者が見ているものを秒単位で把握している。そのため、(その一部でも)コマーシャルを飛ばせば、彼らには分かってしまう(当然ながら、コマーシャル飛ばしは横行しているが)。また、広告主は TiVo の「StopWatch」サービス経由でその情報を入手できる(そこから床の下まで徹底的に深く掘り下げていく)。

だから? 

StopWatch と PowerWatch を組み合わせることにより、TiVo は前代未聞の心理/統計情報を広告主に提供できるようになる。白状すると、筆者が初めてこのことを聞いたときは、TiVo は顧客が見る各種番組から統計データを入手しているのだと思った。しかし、そうではなかった。顧客は、デジタルビデオレコーダーが当選する権利を獲得する代わりに、自分たちの情報を自主的に提供しているのだ。(応募者数を仮に1000人として)その賞品の予想価値を計算すると、それはおよそ20セントになる。事実上、駄菓子よりも安い金額で自分のプライバシーを捨てていることに彼らは気付いているのだろうか。

TiVo の幸運な体験は、(ほかの国は分からないので、米国の)国民のプライバシーに対する態度の特徴を示している。すなわち、間違いなく神聖なものとして扱う一方で、投げ売りをしているのだ。自分たちの情報を要求されると憤慨するのに、駄菓子を目の前に出されると、火が付いて燃えているかのように着ているものをあっという間に脱ぎ捨てる。TiVo ではまた、広告主が加入者の調査(「一体全体どうして我が社のコマーシャルを飛ばしたのだろう? !」)を実施し、ギャップを埋め、実態をきめ細かく把握できるようにもしている。

いずれにせよ. PowerWatch + StopWatch + 加入者調査は、広告主を一段と幸せにする強力な組み合わせの典型だ。床を元通りきれいにするにはお金がかかるので、それは歓迎である。


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