いや、ちょっと違うかもしれない。ケニアで 先ごろあった 選挙後に続いた暴力は、結局のところ何でもない SMS メッセージが原因だったようだ。数千のメッセージに加え、単純な友人間の転送メールが殺人を扇動し、それが大規模化した。現地の通信事業者はこれに対応し、理性的で節度のあるメッセージをブロードキャストした。良く言われる「憎悪を招く言論を鎮めるのは、それを上回る言論」という言葉に基づいてのことのようだ。

だから? 

SMS が大集団を自然に結集させる力はこれまで無害だったし、有益でさえあった。ウクライナの「オレンジ革命」などが頭に浮かぶ。しかし、ケニアのそれは、その力を理解するための新たな側面を見せつけた。SMS はその動機にかかわらず、目標が何であれあらゆる草の根運動をどんどん煽動してしまう。

(筆者も含め)マニア系の人々には情報技術の普及を純粋に良しとする傾向があった。これだけクールなツールが悪用されることなどだれにも分からなかった。マニア(そして筆者)はこれから IT 政治教育を受けていかなければならないのかもしれない。われわれは、自分たちがこれほどまでに愛する技術の微妙な理解を深めることを余儀なくされていくのかもしれない。


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