筆者は約1年前、(相変わらず多くの注目を集め、論争を呼んでいる)Web 2.0が企業に与える影響について、当然、強い関心を持つように言われた。これを踏まえ、筆者は、きちんと興味を持ち、その結果、周囲に教えることのできる多くの知識を会得した。そこで筆者は、Web 2.0の社会表現(つまり、Rich Internet App やマッシュアップは含まれない)に重点を置いて説明する。スペースも限られているので、Wiki、ブログ、SNS だけをカバーする。簡潔にまとめるのでしっかり追っていただきたい。

Wiki とは、共有された編集環境だ。最も有名なのが Wikipedia で、これには200万件以上の項目(対する Britannica の掲載数は65000項目)が掲載されている。Don Tapscott 氏によると、20057月に発生したロンドン同時爆破事件に関する Wikipedia の項目には2500人が寄稿したという。この「成果物あたりの頭脳数」の割合は、企業にとってこの上なく魅力的だ。ただ、エンタープライズ Wiki の目下の問題は参加状況だ。これを解決するには、それを本業(「空き時間」に寄稿を依頼するようなことはしない)にし、(参加してもらうには)Wiki の成果物を期限のない「作業中ドキュメント」にしておかず、期限を付けることだ(ただ、「空き時間利用」のアプローチはそこそこの大企業ではうまくいく。数千人が Wiki を見ていれば、なかには何か寄稿する人も出てくるだろう)。

ブログはご存じだろう。課題は、毎日毎日魅力的な話題を見つけるのに非常に苦労する点だ。筆者はこれまで、企業経営層ブロガーがその厄介な事実に直面するのを見てきた。これを解決するには、自分と同じくらい魅惑的で、微妙な表現ができ、面白いブログを書ける人とブログを共有することだ。また、ブログのグループ全体の所有権を与えてお互いに楽しむことだ。そして、RSS を使ってもらうことだ。この通知メカニズム(筆者の経験では、IT 業界以外ではあまり使われていないが)を使えば、新しいコンテンツを探すたびにサービスリクエストを出す必要がなくなる。

SNS。若者(たいていのユーザーは若い)の SNS はフレンドリストだ。つまり、潜在的に有益な人脈のリストである。これらは少し上の年代層のフレンドリストに比べ登録数が多く、うまくメンテナンスもされている。膨大なフレンドリストを持っている人は多くの顧客を連れてくるが、転職回数も多い。大企業にとって、独自に社内 SNS (利用可能なソフトウェアは多数出回っている)を構築することは、魅力的に映る。ただし問題なのは、若い社員のフレンドリストが利用できないため、彼らにとっての魅力があまりなくなる点だ。これを解決するには、社外 SNS Facebook LinkedIn)の利用を促進することだ(あなたの会社の社員の多くは確実に既にそうしているだろう)。

スペースの問題はさておき、その他Web2.0には、フォークソノミー、クラウドソーシング、アイデアマーケット、ポッドキャスト、マイクロブログなどなど、何があるのかは議論し始めたらきりがない。Web 2.0は論争を巻き起こしている、と冒頭に書いたとおりである。詳しくはまた書き込む。


コメントする