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損益分岐点 (2008年02月20日)

新卒採用などで、人が増えると負担が減って仕事が楽になると思っていないだろうか?
中長期的にはYesだが、短期的にはNoだと思う。

最初は普段の自分の仕事の1〜2割は育成の為に使い、
2〜3ヶ月後から効率を上げて行くことを考えるべきだと感じている。

よくある例として、とりあえず練習課題を与えて、
やり方を覚えさせるようなことがあるが、
私はそのような方法をとらない。


最初から実戦投入をする。


意外に思われるかも知れないが、次のようなメリットがあるからだ。


1. 自分の仕事が会社の利益につながることでのモチベーションアップ
2. 実際に使用されるものを作ることでの責任感が生まれる
3. スケジュールに対する適度なプレッシャーから頑張るようになる
4. 成長するスピードが速くなる


「いきなり実戦で、失敗があったらどうするんだ!」と言う人がいるかもしれないが、
そこは工夫次第だと思う。

まずは決まった一部の機能を切り出してタスクを与えて、
開発環境で作業をして貰うようにする。

その結果については、プログラムの中身まで逐一チェックをして、
不備があるようであれば、本番環境にアップする前に修正をさせる。
開発環境では失敗をしても問題がない、というよりも、そのための開発環境だ。


最初は逐一プログラムの中身をチェックする必要があるので、
その「チェックをする」作業が負担に感じるかもしれない。

ただ、一度その手順を踏んで、その箇所をできるようにすると、
次回以降はその機能については、信頼して任せられるようになる。

最初は簡単な入力フォームからデータの登録といった箇所から、
プログラムからのメール送信、入力したデータを表示する画面、
ページング処理、ログイン機能…と、信頼して任せられる箇所を増やして行けば良い。
時間が経つにつれ、確実に貴重な戦力となるだろう。


目の前の忙しさに追われている程、
時間を割いてでも、将来のためにその忙しさを改善する方法をとるべきではないだろうか?


次回はもう少し具体的な方法について考えてみたいと思う。


人は石垣 人は城 (2008年02月04日)

「人に教えるのが上手いね」

何人かの人に言っていただいたことがある。
論理的に物事を進める方だと思うので、
その辺りが功を奏しているのかも知れない。

2月にもなってくると、新卒採用をしている企業では、
そろそろ新入社員の受け入れ準備を始める頃かと思うので、
良いプログラマーを育てるための方法について考えてみる。

よく聞く話では、
「教えたことしかできなくなるから必要以上にケアしない」
という主旨のものと、
「やるべき事を決めてその部分については徹底的に教え込む」
という主旨のものと、大きく二つに分かれているようだ。

前者は能動的に動ける優秀な人が育つメリットがあるが、
全員がそうなるわけではないデメリットがあり、
後者は平均的に人が育つメリットがあるが、
突出した成長をする人が出る確率は低いデメリットがあると思う。

ベンチャー企業の場合は前者の方が多いと思うが、
「なかなか良い人が居ないんですよねー」という話をよく聞く。


でも「良い人が居ない」で片付けて良いのだろうか?
育てる側に問題はないのだろうか?


日々の仕事に追われているベンチャー企業では、
人材育成のための時間が取れていないことも多く、
育てる側の問題も少なからずあるように感じている。

優秀な人材を育成することが、企業の発展に繋がるはずなので、
次回以降、良いプログラマーを育てるために、
どんな手法があるのか書いていこうと思う。

※エイジャックスネットではインターンシップの募集をしています。
 Ruby on Rails で開発をしたい方は是非ご連絡下さい。