逆転の発想 (2008年05月28日)
どちらかというと、エンジニアには個性の強い人が多いと思う。
複数人で仕事をする際、個々の流儀や手法の違いが問題になることも少なくない。
設定ファイルの内容から、ファイルの命名規則といった基本的なことから、
コードの書き方といった点まで様々だ。
このような問題を解決するためには次のような方法を取ることが多い。
・プロジェクトリーダーが決めた方法や会社で決まっている方法をとる。
・役割分担を明確にして細かな部分は個々の裁量にまかせる。
前者の方法では、チームの誰かが体調を壊して休むことになったりしても、
他の誰かがカバーしやすいという利点があるが、
新しい技術や最新動向と取り入れていくことが難しいという欠点がある。
後者の方法では、個々のエンジニアが気持ちよく働けるという利点があるが、
チームの誰かが欠けた時には他の人がカバーすることが非常に難しく、
個々に重い責任がかかってしまうという欠点がある。
理想をいえば、チームの皆で常に新しい技術や最新動向を持ち込んで、
その度にやり方を相談して最良の方法にしていくことだが、
既存の手法を変えることにアレルギーを持つ人も少なくないので、
なかなか上手くいかないのが現実だ。
そこで、私は一緒に仕事をするチームのメンバーにいつもこう言うようにしている。
「本当に力のあるエンジニアは、人のやり方に合わせることができる」
皆、自分の手法を最良だと思っているからこそ、その手法に固執する。
自分の方が優秀だと思うなら、歩み寄るようにしろということ。
逆転の発想だ。
実際に仕事をしていて一緒にやりやすい人というのは、
何にでも対応できる柔軟な人ではないだろうか?
