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OSについて気に入らないこと (2008年09月05日)


手元にある貧弱なシステムに、新しい OS などの大きなソフトウェアをインストールしなくて済むのは大助かりだ。もちろん好奇心はそそられるが、Unbuntu をダウンロードしてインストール(もしくは正しく発音)しようとして一段と混乱するのは怖い。それは Vista でも同じだ。

幸いにも、Intranet Journal では、Linux を専門にする Matt Hartley にそのようないやな仕事をまかせ、それを記事にさせている。彼は最新の記事のなかで、愛する Linux を捨てて Apple OS X に乗り換えることを検討している。

彼はその過程で、Apple や Microsoft などの企業がオープンソース連合に奪われた人々を取り戻したい場合に必要な10カ条を概説している。

彼が書いたなかで筆者のお気に入りを一部編集して以下にいくつか示す。


-- アクティベーションキーもシリアル番号も不要。人間として扱って欲しい。キーや長い数字を聞くのはサポートサービス利用時くらいにして欲しい。

-- シンプルで安全にアクセスしやすいソフトウェアポータルを提供して欲しい。このソフトウェアポータルはオンラインでもオフラインでも構わないので、無償/有償を問わずアプリケーションに容易にアクセスできるようにして欲しい。アプリケーションのインストールや削除は、「アプリケーションの追加と削除」を使ったり、正しいと思うアイコンをゴミ箱にドラッグするのではなく、チェックボックスを使う程度の簡単なものにすべきだ。このような手法では、ソフトウェアを大量にアンインストールするときに厄介で全く受け入れらない。

-- 財産を守るだけの目的で OS のアップデートを強制しないで欲しい。Microsoft よ、お前のことだ。自動アップデートを無効にまでしたにもかかわらず抜粋されたパッチがインストールされた、というユーザーの恐怖体験をいくつも聞かされている。このような動作は容認できない。

-- ほかとの互換性をサポートして欲しい。ソフトウェアの開発者がユーザーがとどまるべきだとして描く世界にユーザーを縛り付けるような最新のブラウザや音楽管理ソフトウェアにはうんざりだ。自分が所有する楽曲は DRM フリーで、どのプラットフォームでも利用できるべきだ。自分が合法的に購入した DVD を楽しむ栄誉に浴するだけのためにソフトウェア特許荒らしに対価を支払うようにはなりたくない。そして最後に、代替製品への移行に手間をかけさせる電子メールやブラウザアプリケーションの利用は拒否する。自分に必要な OS はこれらをすべて満たすものだ。


彼の「Kick Linux to the Curb?(Linux を見捨てようか? )」というコラムは Intranetjournal.com でお読みいただきたい。
 


Google が何か大きな動きを見せるときは必ず興味を持つ筆者は、同社が今週「Chrome」と呼ばれる全く新しいブラウザを投入したときも興味を抱いた。

筆者は、Google のマニアックな連中がたくらんでいることにはいつも興味を持っている。そこには、それがたいてい技術的に高度なものであるという理由もあるが、同時に、筆者が Google のピークが過ぎる瞬間を待っているという理由もある。そう、彼らがあまりにも巨大化し、あまりにも多くのことをしようとして、ハンプティダンプティのように壁から落ちていく瞬間だ(一部には、Google は既にその時を迎えているという意見もある)。

しかし、9月3日付けの San Jose Mercury News のいいかげんなレビューにより、筆者の Chrome に対する期待は外れてしまった。同紙の Troy Wolverton 氏によると、Chrome は荒削りだという。



Chrome を見てすぐに気付く大きな違いは、その外観が Firefox に(あるいはどのウェブブラウザにも)似ていないことだ。メニューバーがなく、それを追加する手段も用意されていない。

その代わりに Chrome のプログラムウィンドウの上にあるのが、開いた各ウェブページごとに用意されるブラウザ「タブ」だ。Chrome の設定を変更する、現在のページをプリントする、あるいはキャッシュをクリアするには、ロケーションバーの近くにある2つのアイコンの1つをクリックする。

Google の開発者の説明によると、ブラウザのプログラムやその機能ではなく、Chrome でアクセスする「コンテンツ」を目立たせるのがその狙いだったという。彼らは、そのためには Chrome のインターフェース(ボタン、オプション、およびアイコン)を最小限におさえるのが最適だと考えた。

ただ問題は、最小限のインターフェースでは自分がやりたいことをブラウザにさせる方法が分かりにくいことだ。


だが一方で、Chrome には秀逸だと思わせるところもある。筆者は Firefox のタブブラウジングが気に入っている。しかし、1つのタブウィンドウで問題が発生するとブラウザがクラッシュすることがある。Wolverton 氏は次のように書いている。



通常、Firefox ではその問題を引き起こしているタブを推測する必要があるが、Chrome ではその必要がない。Windows と同じような「タスクマネージャ」が用意されており、個々のタブやプラグインが消費しているメモリ容量やプロセッサ消費時間を見て、リソースを消費しすぎているものは停止させることができる。


筆者はまだ Chrome をダウンロードしていない。もうすぐ思い切ってダウンロードしてみるかもしれないが、新バージョンを待とうとも考えている。既に Chrome をお使いの方はぜひご一報いただき、Chrome の良い点と、わざわざブラウザを乗り換えるだけの価値があるかどうかもお聞かせいただきたい。

 


勢いが続いていたころは良い時代だった...
アメリカのインターネットの時代が終わろうとしている。

米国人コンピュータ科学者らによって1970年代に発明されたインターネットは世界中に採用されてきた。誕生から最初の30年は、インターネットの大半のトラフィックが米国を経由していた。多くの場合は、ある2カ国間を流れるデータさえも米国を経由していた。...
そして今、その力のバランスが移動し始めている。データが次第に米国を回避し始めているのだ。...
John Markoff 氏の記事は、この傾向が軍事活動や諜報活動に与える影響について掘り下げて考えている。これは、だれでも手当たり次第ひそかに監視する自由を憎み、自由であるためにわれわれを憎むものたちから自分たちの自由を守るというブッシュ政権の切なる願い厳粛な責任に対する明確な脅威となっている。

だが、長期的に問題となるのは経済だ。
ほぼすべての国が、経済の発展にはデータネットワークが絶対不可欠だと考えている。サンディエゴにある CAIDA (Cooperative Association for Internet Data Analysis)の研究専門科学者、K C Claffy 氏は、「これは、国家が必要とするほかのインフラと同様のものだ。自分が使う道路は他人に所有されたくないはずだ」と語っている。 ...

インターネットを専門にする科学技術者らによると、かつては米国にとって競争上のアドバンテージだったグローバルデータネットワークは、今では米企業が次第にコントロールできなくなりつつあるという。彼らは、急速に利幅が薄くなりつつある低価格光ファイバー回線への投資を行わない判断を下したのだ。
問題の核心はそこだ。米企業は追従するのに必要なコストの工面を渋っているのだ。

Earl Renesys のゼネラルマネジャー兼インターネットデータサービス担当バイスプレジデントの Zmijewski 氏は、「米国の通信事業者は投資をしていない。ほかの国々は追いついた。だが、AT&T も Sprint もインターネットサービスは利幅が薄いと見て投資をしていない」と語っている。
競争をすることがあまりにも非アメリカ的な場合もあるようだ。


ウェブの未来に興味のある方(Datamation 読者のあなたならこれに当てはまると仮定しても構わないだろう)のために、Web3Beatというわれわれの新しいブログをお勧めしたい。

担当するのは、Jupitermedia がニューヨークで LinkedData Planet カンファレンスを開催していた6月に2本の記事を寄稿していた Dan Grigorovici 氏だ(記事はこちらこちらを参照)。

Dan は、AOL の事業部の1つで行動分析広告ネットワークを運営する Tacoda でデータ戦略/分析担当バイスプレジデントを務めている。 Dan がセマンティック技術を伝導する立場に付いたのは、Web 3.0を「マニア独占」の技術から市場の主流に移行させるには投資家や企業の幹部に強力な業務事例を示す必要があるとの考えからだ。 

また、大半の技術者は「背広組を納得させる」ことの重要性に口先だけで同意するが、これをうまく実行に移す能力の備わった人間は比較的限られる。Dan にはそれがあるのだ。そういう訳で、われわれは10月16日〜17日にカリフォルニア州サンタクララで開催されるセマンティック技術関連の次のイベント、 Web 2.0 Conference & Expoの企画を Dan に依頼した。


まあ、Microsoft は少なくともインターネット最大のユーザー層であると思われるアダルトサイト愛好家プライバシー擁護派のことは喜ばせようとしている
Microsoft Corp.は8月27日、ブラウザのプライバシーモードの最も明らかな用途に合わせて「アダルトモード」とも言われる「Internet Explorer 8」(IE8)搭載の新プライバシーツールについて詳しく説明した。...


Microsoft 元会長のBill Gates 氏が8月中のリリースを約束した IE8 Beta 2に搭載予定の3つの新ツールには、数週間前に Microsoft が米国特許商標庁に登録申請した「InPrivate」という名称が共通して付けられている。

最も興味深いツールで、「アダルトモード」の名前の由来にもなったのが「InPrivate Browsing」だ。これを有効にすると、IE8はブラウジングの作業内容、検索履歴、クッキー、フォームデータ、そしてパスワードを保存せず、ブラウザのキャッシュもセッション終了時に自動的にクリアする。


Times の記事によると、Mozilla もアダルトサイト愛好家プライバシー擁護派を満足させるブラウザ機能の開発に取り組んでいるという。しかし、少なくとも Mozilla の広報担当の1人は、変な勘ぐりはやめるよう次のようにくぎを刺している。


(Mike) Beltzner 氏は、「何でも『アダルト漬け』で片付けてしまうと、プライバシーに関連した別のニーズのある人が何か間違ったことをしているかのように思われてしまう」と語っている。


これついて2つ聞きたい。


1)「アダルト漬け」というのはあるのだろうか? 

2) Beltzner 氏の話は全く理解できない。他人がアダルト漬けだからといって、プライバシー機能をアダルト以外の目的で使っている人がなぜ「自分たちが何か間違ったことをしている」と思わなければならないのだろうか? 

ブラウジング時のプライバシーのさらなる強化を待つ理由が何であれ、もうあまり待たなくても大丈夫だろう。Microsoft は IE8のベータを8月中に公開する意向で、最終製品も年末までには投入される予定だ。Mozilla はまだリリーススケジュールを確約していないが、プライバシー機能は6月リリースの「Firefox 3.0」に搭載予定だったため、割合早く登場するはずだ。