Apple は7月14日、待望の店頭販売を始めた iPhone 3G を、金曜日からの合計で100万台販売したと発表した

しかし、15日には InformationWeek の Eric Zeman 氏が Apple の誤りを指摘してきた。Zeman 氏は自身のOver the Airモバイルブログで以下のように単刀直入に書いている。
Apple が前日に出した輝かしいプレスリリースには重要な事実が1つ欠けている。 Apple は、AT&T などの携帯電話事業者に卸した台数を同デバイスの「販売台数」として数えている。実際のエンドユーザーには、これらの事業者から販売される仕組みだ。アナリストらによると、週末に iPhone を購入したエンドユーザーはわずか42万5000人だったという。
Piper Jaffrey のアナリスト、Gene Munster 氏が総店舗数、総営業時間、各店舗で開通した電話の平均台数から概算したところ導き出されたのがこの42万5000という数字だった。こちらの Fortune の記事によると、Munster 氏は週末の終わりに向かって顧客への販売台数が加速した可能性があるとし、月曜日の夜にレポートの修正版をクライアントに公開したという。

発売後最初の週末の iPhone の正確な販売台数がいつ出てくるのかは全く分からない。しかし筆者は、Apple の話術、すなわち「iPhone 3G の発売は大成功」という話をメディアがいつまで受け入れるかを知りたい。Apple の情報操作マシンが既にその役割を果たしたを筆者は確信している。


「マニアを怒らせると後悔するだろう」
 
-- San Francisco Chronicle 紙のウェブサイトにあるコメント

 

サンフランシスコ市の関係者らは厄介な問題を抱えてしまったようだ。こちらの記事に詳細があるように、非常に強い不満を抱いたネットワーク管理者の Terry Childs は現在、500万ドルの保釈金を払うまで拘留されている。

 

この男の容疑は、同市をコンピュータシステムから締め出した罪だ。

 

Childs は、サンフランシスコ市全体のコンピュータインフラを管理するネットワーク管理者の職を解雇されたという。というか、少なくとも彼らはこの男を解雇しようとした。

 

しかし Childs (勤務怠慢を理由に最近懲戒処分を受けていたことを市関係者が明かしている)は、明らかにこれに反発した。そして、この男は怒りを覚えたときの感情の表し方を熟知していたのだ。

 

この男は自分(だけ)が市のWAN (広域ネットワーク)にアクセスできるパスワードを作成した。このネットワークには、給与ファイル、市関係者の電子メール、受刑者の逮捕歴が格納されている。そう、同市が機能し続けるために必要な情報である。

 

しかもこの男は、警察が駆けつけてもパスワードを明かそうとしなかったのだ。実際はパスワードを明かしたが、正しいものではなかった(何というユーモアの持ち主だろうか)。その結果、市の刑務所に収監されたというわけだ。

 

おいしいのはこれからだ。

 

「捜査当局の関係者によると、Childs にはほかの管理者のコメントや自身の人事に関する行動を追跡するシステムを作り出した妨害容疑もあるという。」

 

当然のことながら、市関係者はかなりいら立っている。記者会見を開いたサンフランシスコ地方検事の Kamala Harris 氏によると、Childs は4件の重罪を犯したという。この勘違いな人物のいら立ちは手に取るように分かる。

 

現在までのところ、同市のシステムは問題もなく動作している。しかし、もちろんこの重要なパスワードがない場合、それを提供できる人物は1人しかいないのだ。

 

市の給与記録によると、Childs の2007年の基本給は12万6000ドルで、待機手当を別途2万2000ドルを受け取っている。この男には給料の問題もあることは明らかだ。15万ドル以下の収入でサンフランシスコで生活しようとすればだれでもストレスでまいってしまう。

 

つまり、これは行き詰りの典型的な例だ。Childs はとらわれの身となり、市は数百万ドルをかけたネットワークから締め出されている。Childs もいずれは参るだろう。このお屋敷には PC がないので、この男はここでいつまでも時間を無駄にしたくないと思うはずだ。

 

 

もしかすると、この話で一番面白いのはSFGate サイトに出ているこの記事に対するコメントではないだろうか。サンフランシスコはマニアで有名(おそらくマニアの世界の中心)なので、これらのコメントはマニアのルールの理念を反映している。

 

「パスワードはきっと、dog ○○だと思う。いや、犬じゃない。vegasbanana29か? いや、違うか..」

 

--thrasherbetty

 

「2万2534ドルも待機手当をもらうこの男は留置場のなかにいて、システムは動作し続けるが、だれも使うことができないなんて、税金を有効に使ったことを認めても良いのではないか? だれか、この男が不機嫌になった理由を見つけ出して、機嫌を取ったらどうだろう。言うまでもなく、この男のやることに抜かりはない。」

 

--mrburns

 

 

「この大ばか者は、本当に待機手当ももらっていたのか? 自分が代わりにこの仕事をしたいくらいだ。」

 

--sjjoe999

 


 

「奥の手はどうした? まさかないのか? 」



失礼、ジョークだ。iPhone 2.0周辺の熱狂は十分認識している。実際、筆者もこれにドップリ飲み込まれている。そういう訳で、今、筆者はこれまでしたことのないことをしようと考えている。(妻の目を盗んで浮気する)Apple 製品を購入するのだ。

誤解しないでいただきたい。筆者はアンチ Apple ではないし、製品を酷評したこともない。筆者がこれまで何かを感じなかっただけだ。同社のことは以前から高く評価していたし、Apple(オタク)の多数の熱心な顧客から聞く熱烈な推薦の言葉もすべて信じていたが、Apple とのプラトニックな関係は今日をもって終わり、死の床に就いたとき後悔するであろう数少ない項目のなかからも Apple の名前は消えることになる。

しかし、今回登場した新しい iPhone には多数の点で引きつけられる。iPhone 3G は、200〜300ドル(選択するモデルが8G バイトか16G バイトモデルかで異なる)という手ごろな価格だけでなく、ウェブページの大幅に高速なダウンロードを実現する第三世代の無線通信技術のほか、GPS 機能も搭載している。このデバイスはインターネットを操ることができるのだ。

もしかすると、最も魅力的なのは iPhone オーナーが外部デベロッパーのアプリケーションをダウンロードできる Apps Store かもしれない。そこには既に、ゲーム、チャット、ソーシャルネットワーキングのほか、ニュース、スポーツ、ビジネス、金融、そして旅行といったジャンルの数百種類のアプリケーションがそろっている。

しかし、もし筆者があまりにも iPhone を好きになってしまったらどうだろう? 次に何が起こるのだろうか?  急に家を飛び出して iMac を買いに行きたくなってしまうのだろうか? それこそが彼らの狙いだと思うのだがいかがだろう? 

筆者は火遊びをしている。ここはとことん考える必要があるのだ。「ボディ・スナッチャー」という映画を思い出してしまった。


これでGoogleも本格的に脅威を感じるか

Wall Street Journal (WSJ)のこの見出し記事は本気なのだろうか? ...

新ツールで Google に戦いを挑む Yahoo

Yahoo が自らに装着された人工呼吸器で Google を殴打するというのでもない限り、存続の危機に立たされたインターネットの老舗ベンダーが Google との「戦い」で戦局を変えられるような武器は筆者には思いつかない。ところが、WSJ が次のように書いている。

Yahoo が低迷する検索ビジネスの規模拡大と、Google の新たなライバル登場につながるデベロッパー向けのツールを7月10日に投入する。

同社によると、この無償ツールを使えば、開発者が自社の検索技術をベースにしてカスタム検索サービスを構築できるようになり、新たな参入の道が開けるという。このツールを組み込むサイトはいずれ Yahoo の検索広告を掲載することになるため、Yahoo では同サービスが自社サービス経由での検索件数の増加につながり、広告の売上高が伸びることを期待している。

確かに、本格的な Google キラーが手に入ったように思える。これは、8月1日に開催される年次総会において、現行の Yahoo 取締役会の多数の票に影響を与えるはずだ。



つい先ごろ、New York Times 紙に以下のような記事が掲載された。


Daniel Lyons 氏が、「Secret Diary of Steve Jobs」(Steve Jobs の秘密の日記)と「偽 Steve」を捨てる。「偽 Steve」は、Apple の最高経営責任者(CEO)である Steve Jobs 氏のパロディーで、同氏が作り出したいつまでも記憶に残るキャラクター。


Forbes の元記者で、Newsweek のコラムニストに就任する同氏は、自身がもうすぐ本名で新サイト立ち上げること、そして偽 Steve の「傑作集」を出版することを7月9日のブログで明らかにした。
Lyons 氏はこの「Secret Diary」ブログを2006年後半に立ち上げた。このブログの人気が高まっても、Times 誌が正体を突き止める2007年8月まで、Lyons 氏は匿名のまま執筆を続けていた。