コンピュータエンジニアになったバービー人形 (2010年02月17日)
先週の大ニュースは、どういう経緯か知らないがバービー人形最新の「職業」がコンピュータエンジニアになったことだ(ハードウェア対ソフトウェアの議論は勝手に始めさせておくことにしよう)。「数学の授業は難しい」という話のネタはきっぱりと捨てて、代わりに頻繁に使う Linux の shell コマンドでも話題にする時代が来たのかもしれない。あるいは、これは多項式を耐え抜けばきっとコーディングもしくは回路設計もできるようになるという、我が家の娘たちへの教訓になるかもしれない。
個人的には、ショッキングピンクのネットブックと、おそろいの Bluetooth ヘッドセットを付けたオタクのバービー人形を見つけ出すのは楽しい(ところで、「24」に登場する Bluetooth ヘッドセットがバラバラなのはどういう分けなのだろう? CTU の IT 部門は全く関与しないのか? )。そろそろ本題だ。われわれにはポップカルチャーのなかでとにかく模範になる人が必要だ。バービー人形の非現実的な、あのスタイルにはいろいろ問題もあるが、彼女が道を切り開いてきた事実に変わりはない。それは過去を振り返るだけで分かる。
バービー人形は12年前に NASCAR に参戦し、今では GoDaddy の Danica Patrick が先週末も Daytona に出場している。さらに、20年後に登場する Sally Ride 氏に先駆け、1965年にはバービー人形の宇宙飛行士が登場している。筆者が在学する直前にスタンフォード大学生だった同氏は、既に2回も大統領選挙に出馬しているのだ。さらに、2009年にはバービーのオリジナルタトゥーも登場するなど、もうイケイケ状態である。でも、タトゥーに関してはちょっと流行に遅れ気味だったようだ。
筆者が大学や大学院に在学していた1970年代の PC 暗黒の時代には、バービー人形のようなルックスの子はもちろんのこと、講義には女の子がまったくいなかった。スタンフォード大学の寮にいたのは男子学生が297人、女子学生は3人だった。これは名高い Crothers Memorial 工学部寮の話だ。PC 時代の初期にシリコンバレーの会社(Cromemco Computers)があやかって社名にしたような重要な役割を果たしたあの寮である。ここまで悲惨でダサい話があるだろうか? おっと、本題からそれてしまった。
ただ、エンジニアリング分野の男女比には変化が見られるようだ。筆者が先日出席した iPhone アプリ開発の講義は20人中2人が女性だった。また、新学期の内訳は女性が45人中4人だった。それでもまだすごくはない。では、どうすればもっと多くの女性をコンピューティング業界に引き入れることができるだろうか? ショッキングピンクのコンピュータを発売してもダメなことだけは確かだが、それについて一言ある。
元をたどれば、基本的な数学/分析的思考を女の子に早くから奨励する小学校時代に行き着くと思う。偉大なエンジニアになる人々は、ものを分解したり、元に戻したりするのが大好きで、生まれながらに世界の仕組みに対する好奇心を持っている。筆者と弟は四六時中をものを壊していたものだ(違ったのは、電気技師になった弟の方は修理もできた点だ)。
この方法で女性の汚名をそそごうではないか。バービー人形は素晴らしい第一歩になる。
David Strom はインターネット/ネットワーキング技術の専門家で、Network Computing、Tom ’ s Hardware.com、そして DigitalLanding.com で編集長を務めた。現在は PC World、Baseline Magazine、そして New York Times に連載を持っており、講演も仕事にし、ポッドキャストも配信するほか、strominator.com や WebInformant.tv にブログを投稿している。
個人的には、ショッキングピンクのネットブックと、おそろいの Bluetooth ヘッドセットを付けたオタクのバービー人形を見つけ出すのは楽しい(ところで、「24」に登場する Bluetooth ヘッドセットがバラバラなのはどういう分けなのだろう? CTU の IT 部門は全く関与しないのか? )。そろそろ本題だ。われわれにはポップカルチャーのなかでとにかく模範になる人が必要だ。バービー人形の非現実的な、あのスタイルにはいろいろ問題もあるが、彼女が道を切り開いてきた事実に変わりはない。それは過去を振り返るだけで分かる。
バービー人形は12年前に NASCAR に参戦し、今では GoDaddy の Danica Patrick が先週末も Daytona に出場している。さらに、20年後に登場する Sally Ride 氏に先駆け、1965年にはバービー人形の宇宙飛行士が登場している。筆者が在学する直前にスタンフォード大学生だった同氏は、既に2回も大統領選挙に出馬しているのだ。さらに、2009年にはバービーのオリジナルタトゥーも登場するなど、もうイケイケ状態である。でも、タトゥーに関してはちょっと流行に遅れ気味だったようだ。
筆者が大学や大学院に在学していた1970年代の PC 暗黒の時代には、バービー人形のようなルックスの子はもちろんのこと、講義には女の子がまったくいなかった。スタンフォード大学の寮にいたのは男子学生が297人、女子学生は3人だった。これは名高い Crothers Memorial 工学部寮の話だ。PC 時代の初期にシリコンバレーの会社(Cromemco Computers)があやかって社名にしたような重要な役割を果たしたあの寮である。ここまで悲惨でダサい話があるだろうか? おっと、本題からそれてしまった。
ただ、エンジニアリング分野の男女比には変化が見られるようだ。筆者が先日出席した iPhone アプリ開発の講義は20人中2人が女性だった。また、新学期の内訳は女性が45人中4人だった。それでもまだすごくはない。では、どうすればもっと多くの女性をコンピューティング業界に引き入れることができるだろうか? ショッキングピンクのコンピュータを発売してもダメなことだけは確かだが、それについて一言ある。
元をたどれば、基本的な数学/分析的思考を女の子に早くから奨励する小学校時代に行き着くと思う。偉大なエンジニアになる人々は、ものを分解したり、元に戻したりするのが大好きで、生まれながらに世界の仕組みに対する好奇心を持っている。筆者と弟は四六時中をものを壊していたものだ(違ったのは、電気技師になった弟の方は修理もできた点だ)。
この方法で女性の汚名をそそごうではないか。バービー人形は素晴らしい第一歩になる。
David Strom はインターネット/ネットワーキング技術の専門家で、Network Computing、Tom ’ s Hardware.com、そして DigitalLanding.com で編集長を務めた。現在は PC World、Baseline Magazine、そして New York Times に連載を持っており、講演も仕事にし、ポッドキャストも配信するほか、strominator.com や WebInformant.tv にブログを投稿している。














