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直接会場に行くことはできないが、筆者は来週ネバダ州ラスベガスで開催される Consumer Electronics Show (CES)で公開されるワイヤレス高品位薄型テレビの報道を熱心に待っている。

ワイヤレス HD ビデオ ストリーミングは何年も前から約束されてきたが、いよいよ登場が間近のようだ。CES の会場では3種類の HD ワイヤレス技術のデモが行われ、メーカー各社はワイヤレス対応 HDTV を来年のクリスマス前に発売する予定だ。

この技術の詳細については、 こちらの AP の記事 を読めばすべて分かる。さらに詳しく知りたい場合は、Intel、LG 電子、サムスン電子、ソニー、東芝といった主要電機メーカー各社による WirelessHD 業界団体の サイト をチェックすればよい。

価格に関する情報はまだ一切ないが、(データも、電子機器の価格設定経験もない)筆者の予想では、ワイヤレス対応機器の価格は通常接続のテレビの約50%増しになるだろう。したがって、40インチの有線フラットパネルテレビが1500ドルなら、ワイヤレス版の40インチは2300ドル程度が必要になってくる。

ところで、先の AP の記事には、最後にさりげない一文が添えられていた。

もちろん、これらの技術があっても HDTV が完全にワイヤレスになるわけではない。電源コードはどうしても必要になる。ワイヤレス電源の研究も進んでいるが、その実現にはまだまだ時間がかかる。


これを読んだ筆者の頭には、2007年の最も魅力的な科学関連記事の1つが思い出された。昨夏のこの記事を読まなかった方のために説明すると、それは、MIT の科学者が約2メートル離れた電源からコードを使わずに 60ワットの電球を点灯させることに成功した というものだった。

正直なところ、これはほんのわずかな進歩に過ぎないが、ワイヤレス電源供給が進化すれば(そしてエネルギー波がわれわれをミュータントにするようなことがなければ)、あと数年で商用化も可能だろう。そうすれば、ケーブルがなくなるだけでなく、 ノート PC、携帯電話、PDA など、あらゆるポータブルデバイスではバッテリも不要になるのだ。

そうなればとにかくすごい(ただしミュータントになるのはごめんだ)。