従業員の勤務状況を人間的にトラッキングするのは何とソフトウェア (2008年01月16日)
かつて、社員の勤務評定は年1回実施され、一度行われれば翌年まで評価内容を聞くことはなかった。
実際のところ、大半は今もそうだ。しかし、Wall Street Journal (WSJ)紙に掲載された興味深い 記事 には、一部の企業がこの非効率的で古めかしい制度から、従業員のキャリア開発を支援および促進するものへの移行を進めているとある。しかも、それが親切心からだというのだ。
ちょっと違うのではないか。
離職者率の低下と従業員の満足度向上を期待して、企業各社が社員の勤務状況データの管理/査定/共有方法の改善を進めている。彼らは、入社への応募から退職まで従業員の成長をトラッキングする Web ベースのソフトウェアへの投資を進めている。
WSJ の記事には、まだ十数社のソフトウェアベンダーと、一握りの「検索ベンダーや給与管理ベンダーしか人材特性管理システムに対する需要から利益を得ていない」とあり、まだ啓発に向けた大きな動きがあるわけではない。
それでも、以下のようなツーを提供する Web ベースの人材特性管管理ソフトウェアの利用は、多くの理由から離職者やモラルの問題に取り組む組織にとって魅力的であるはずだ。
・人材確保や後継者選びのニーズの明確化
・ 現在もしくは将来予想される欠員を補うと思われる社内人材の特定
・ 管理者や従業員の勤務評定プロセスの簡略化
このなかで最も重要なのが最後の項目だ。それは、評定プロセス最大の弱点が従業員の批判を嫌がる内気な管理者だからだ。このようなことは、成績不振、モラルの低下、コミュニケーションの欠如、そして期待に対する混乱へとつながる。これらは、いずれも会社の収益に打撃を与えかねないのだ。
WSJ より抜粋
スプレッドシートを使って書類に入力する代わりにこの技術を使えば、管理者は社員のオンラインプロファイルデータベースに評価やメモを入力できるようになる。入力データは蓄積して付き合わせ比較にも利用できる。
まるでアメフトのシミュレーションゲーム
従業員も、いつでもこの情報を見て、フィードバックを入力し、次のレベルに到達する、もしくは特定の目標を達成するためのアドバイスを見ることができる。さらに、社内トレーニングプログラムへの参加提案といった弱点克服のためのロードマップを入手することもできる。
勤務評定やキャリア開発を人間的そして人道的に行う目的でソフトウェアを利用することなどは、これまではだれにも考えられなかった。
