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どの組織でも休み時間に楽しまれていることの一つが、「いつまでたっても直らない」、「直ったと言ったくせに動かない」、「使い方を全然教えてくれない」、「あーだ、こーだ」等々のテクニカルサポート批判だ。

正確にいつごろかは覚えていないが、筆者も「ああだこうだ」と言っていたことがある。だが、筆者はテクニカルサポートのプロを概して尊敬しており、問題の解決を助けてくれたときは深く感謝する。さらに彼らは、電話の向こう側では技術的に無知な筆者に目くじらを立てていたのかもしれないが、大体の場合は礼儀正しく、筆者に辛抱強く対応してくれる。

実際、技術系の専門職にとっては、この消費者との関係が最も難しい部分かもしれない。訓練を積んでいくつもの資格を取得したエリート「消防士」が、木の上から子猫を救出するのにほとんどの時間を費やすのは精神的にいら立つに違いない(「大文字の『 L 』をタイプしようとしうても必ず『3』が入力されてしまう。助けて」というユーザーに対し、「数値ロックキーが押されているようですので、キーボードの一番上の列をご覧下さい」と技術のプロが答えるようなものである)。

そこで、目も当てられないような問題で助けを求めてくる哀れなユーザーとのやりとりを明かしながら苦戦するテクニカルサポートの同僚を 応援 する David Pogue による New York Times 紙の記事が面白い。

 



複雑な新しい知的財産権法案が連邦議会を通過しようとしている。筆者はアーティストが自分の作品から利益を得ることを支持しているが、12月に提案されたこの法律については何らかの抑制が必要だと感じる。CNET News.com の3月6日の報道 によると、米国下院の小委員会が既に調整に乗りだしているという。

著作権法案が音楽業界に有利に働かないようにすることが論点となり、米国下院の専門委員は著作権侵害訴訟の罰金を劇的に増加させる項の削除に同意した。



PRO IP 法案(Prioritizing Resources and Organization for Intellectual Property Act) の原案では、Janet Jackson のベストセラーを22曲収録した「Discipline」を違法にダウンロードして告訴された被告には、1曲あたり3万ドルの損害賠償の支払いが命じられることになる。これだと合計で66万ドルとなり、現行法が認めるアルバムあたりの最高額である3万ドルを大幅に上回る。


楽曲をダウンロードした場合の罰金も問題だが、この法律でもっと大きな危険を秘めているのが、違法ダウンロードに利用された機器を警察当局が押収できるかどうかだ。News.com の記事によると、


… この法案により、知的財産にかかわる犯罪に利用された、もしくはその結果入手したコンピュータ関連機器を含む財産は、政府当局がこれを押収できる。しかし、3月6日に採択された修正案では、当該財産と犯罪との重大な関係を立証しなくてはならないとし、その効力を弱めている」


これは、没収の項目が 「犯罪とほとんど関係のない資料や機器までも誤って対象にされてしまう」との懸念に対処したものだ、と知的財産小委員会の委員長、Howard Berman 下院議員(民主党、カリフォルニア州選出)は語っている。


一方、Zoe Lofgren 下院議員(民主党、カリフォルニア州選出)は、この変更では、有罪判決を受けた違法利用者により、気付かないうちに犯罪に使われてしまった罪のない人の財産が没収される可能性に対応できないと懸念する(少なくとも RIAA が提起したピアツーピア訴訟では、他人によって Wi-Fi アクセスポイントを使われたため起訴された被告がいた)。


前述の通り、アーティストには自分の作品で収入を得る権利があり、著作権侵害は撲滅する必要がある。しかし、この法律が関連技術の徹底的理解を反映させたものに最終的になることを願っている。 

 



筆者の息子が通う学校には、Wikipedia を毛嫌いする教師が何人もいる。たとえば、息子は人気の高いこのオンライン協調作業百科事典を参考にして Dwight D. Eisenhower 元大統領のレポートを書くことを許されていない。

筆者は Wikipedia をかなり利用するし、これに浴びせられる批判は大げさだと常に思ってきた。実際のところ、巨大な百科事典には常に私見が入るし、冷静でいればきちんとした項目かどうかは分かるはずだ。

しかし、同サイトの運営者が舞台裏で繰り広げる汚いやりとりの一部を明らかにした今回の話を読むと、Wikipedia の整合性に疑問を持つようになる。

San Francisco Chronicle 紙 と AP から以下を引用する。
ユーザーが編集するオンライン百科事典の Wikipedia を作り出したことで有名なインターネットの天才、Jimmy Wales 氏が、自身が開発に関与したコミュニティーの信頼を悪用したという2件の疑惑に直面している。

Wikipedia の元社員、Danny Wool 氏は、同サイトを管理する非営利団体、Wikimedia Foundation の資金を Wales 氏が悪用した、と主張している。

同時に Wales 氏は、テレビのニュース解説者で、先週突然捨てた恋人のために、Wikipedia の項目に不適切な修正を加えたのではないか、との懸念も持たれている。
Chronicle 紙を読んでいくと、もっとおいしい、ネット時代ならではの詳細が明かされていく。
この金銭疑惑は、Wales 氏が保守派の解説者で Fox News の元レポーターである Rachel Marsden 氏と別れたあとに浮上してきた。Marsden 氏によると、Wales 氏はブログを利用して Marsden 氏を捨てたという。

Marsden 氏はそれに対し、明らかに同氏と Wales 氏との間で交わされた熱烈なインスタントメッセージの会話を IT 系のゴシップサイトである Valleywag に流出させた。同氏はさらに、Wales 氏がニューヨークにある Marsden 氏のアパートに置いていったという衣類を eBay のオークションで売り始めた。
一方の Wales 氏は3月4日、「Wikipedia のポリシーに完全に従った行動をとった」と記者に語っている。