« 前のエントリー | main | 次のエントリー »

ホワイトハウスにある数千通もの電子メールをブッシュ政権が偶然を装って実は故意に紛失するという努力はどうやら報われそうだ。

第2期ブッシュ政権の任期が数か月後に迫るなかでは、紛失したメッセージを政府に探し出させようと議会調査団が努力しても成功する可能性は低い。再選に向けた選挙運動や、ハイシーズンのガソリン税免除などのこびを売るようで効果は望み薄ながら心温まる措置を支持すべく、夏に議員が全米に散開するのでは特にそうだ(OPEC よ、いいかげんにしないならもう少し圧力をかけようか? )。

長々と続くこの話を追っている方ならだれでも、1)ホワイトハウスの IT 部門はこっけいなほど無能、もしくは 2)何らかの不正と秘密活動が行われている、のどちらかに結論づけられる。もちろん、7年間見てきた経験からわれわれが唯一学んだのは、これらの選択肢がこの政府にとっては排他的関係になり得ないことだ。

Ars Technica の素晴らしい記事を以下に抜粋して引用する。
ブッシュ政権は発足当時、クリントン政権が運用していた「Lotus Notes」ベースの電子メールシステムを「Microsoft Outlook」と「Exchange」で入れ替えた。この移行によって古いアーカイブシステムとの互換性が失われたものの、ホワイトハウス IT 部門は代わりになる新しいものをすぐには用意しなかった。
「代わりになる新しいものをすぐには用意しなかった」 というのは、どこかで聞いたことのある戦争プランのようだ。

次に、無能の話から、もっと踏み込んだ話に話題を変える。...
冗長性と適切なアクセスコントロールが欠けていたため、ホワイトハウスのサーバにアクセスできれば、だれでもアーカイブにある電子メールに手を加えたり削除することができた。そして、適切なログ機能がないため、ファイルに手を加えた人物や変更内容の特定は不可能かもしれない。
(捜査員にとっては)非常に残念なことである。...
また、ブッシュ政権の一部の上層部が、連邦法の要件を回避するために政府と無関係の電子メールアカウントを使うようになった形跡もある。たとえば、National Journal の記事によると、Karl Rove 氏はホワイトハウス勤務中、通信の「約95%」に共和党が用意した外部のアカウントを使っていたという。
そう、「ほぼ毎回」を言い換えると「約95%」となるのではないだろうか。

これだけでもひどく腹立たしいが、Ars Technica の記事には、ホワイトハウスによる紛失した電子メールへの対応が遅々として進まない様子や、意図的に混乱させている様子がうまくまとめられている。