加入者に無遠慮な Comcast (2008年04月23日)


人生はしょせん大企業にとって不利にできており、巨大 ISP の Comcast を非難し続けるのは嫌なのだが、これには一言言わずにはいられない。


連邦通信委員会(FCC)会長の Kevin Martin 氏は4月22日に連邦議会に対し、Comcast がピアツーピア(PtoP)ファイル共有などの特定のトラフィックを完全にブロックする技術を使用したものと思われる、と語った。



Martin 氏の証言は Comcast の主張と矛盾する。同会長は米国上院通商科学運輸委員会に対し、ケーブルサービスの加入者にはインターネット上での自由がない、と語った。




まあ、今のところはそうだ。それでも、政府が行政命令を出すまでにはかなり時間がある。


internetnews.com で公開されたこちらの Reuters の記事によると、FCC 会長は「Comcast は『無遠慮な』テクニックを用いてピアツーピアによるファイル共有を幅広く制限した」と証言している。...
Martin 氏は用意した文面を読み上げ、「一部の主張に反し、このテクニックがネットワークの混雑時に特定のノードのトラフィックを遅らせる目的で時々しか用いられなかったようには思えない」と述べた。




FCC は、ケーブル事業者の Comcast がテレビ番組や映画を配信する BitTorrent などの一部のファイル共有サービスを不当に遮断もしくは妨害したとの消費者団体の苦情を受けてこれを調査中だという。




いやはや、これらの消費者団体のフライイングは有名だ。冗談はさておき、こちらにあるのは、Martin 氏の言う「一部のユーザーが好きなものをアップロードしたり、特定のファイル共有ソフトウェアを十分活用できなくなった」理由の極めて妥当な 説明だ。
1300万人以上のブロードバンド加入者を抱える Comcast は、一部アプリケーションに障害を生じさせていることを否定し、すべてのユーザーのために、ネットワークの混雑に対処するよう単にシステムを操作しただけだとしている。
すべてのユーザーのために Comcast を完全に誤解していたかもしれない。