« 前のエントリー | main | 次のエントリー »

広告コピーの書き方:売り込み方

 

筆者はここ最近の投稿で、通常のデザインプロジェクト以外にコピーライティングの仕事も受けたいと考えるデザイナーのためのヒントを書いてきた。 

ここまでの間に、打ち合わせ、販促用品のコンセプト化、広告コピーの下書き、読者の注目の集め方、魅力のある書き方について解説してきた今週は、コピーが持つ販売力を向上させるための基本的なコツをいくつか明らかにしていく


性別、女性、男性、そして疑問

OH, BABY.jpgAdvertising Age and B2Bの姉妹サイトであるCREATIVITYは筋肉美が満載だ。広告業界の若い男性が、衣服を脱いださまざまな状態で2カ月おきに登場する。 彼らの作品ももちろん掲載されているが、広告業界の女性については、記事も特集もなかなか見つからない。このサイトに登場する唯一の女性は、編集者のTeresa Iezzi氏と、時々広告に登場するモデルくらいだ。だが、朗報がある。2月号の「POV」には、Paula Scher氏の短い記事が掲載されている。男性が独占する広告業界の黒幕は、性の政治学ではなく、男女は平等であり社会的役割は性別で決まらないという社会的事実によって物事を決めていくべきだという。


不備の埋め合わせ (2008年01月03日)

不備の埋め合わせ

Hands.jpg 今は、ちょっとした知り合いから受けた小さな親切を覚えておくのに最高の時期だ。自分が忙しくてもほかの人を探すのに貴重な時間を割いてくれるような人たちだ。

 あなたも、日常的に無差別の親切をしている1人かもしれない。これは、区別も、理由も、期待もなく、だれにでも、いつでも手を差し伸べる、というシンプルな哲学だ。これは双方にとってメリットがある。身近なストレスを和らげ、手本を示し、それが親切を受けた人の一生に影響を与えることもある。
Web デザインなどの話題を扱う掲示板やメーリングリストに参加する親切な専門家は、本来なら有償でも提供できる時間を提供しているのだ。無差別の親切は、あなたにでもできる。

2週間ほど前、筆者は最後に残った未発送のクリスマスプレゼントを抱えて郵便局に立ち寄った。フリーランスである筆者は、服装は T シャツとジーンズで構わないし、地元の雰囲気にもピッタリ合っている。順番待ちの列では、髪をきれいにセットし、ミンクのコートを着た女性が筆者の後ろに並んでいた。筆者が車に戻ろうとすると、係員がその彼女に向かい、金額が1ドル不足していることを大声で叫んでいた。
「あら、どうしましょう。すぐ戻ります」と言って自分の車に戻ろうとした彼女に対し、筆者はポケットからしわくちゃの1ドル紙幣を取り出して、「わざわざ戻らなくてもこれで大丈夫ですよ」と言って差し出した。やや慎重ながら、彼女はけむに巻かれた表情と喜びの表情を同時に浮かべた。

映画「 フェリスはある朝突然に 」で、鼻水を垂らした子どもが粗末な格好をした校長にクマの形をしたグミをバスのなかで渡そうとするシーンを思い浮かべればよい。彼女が無差別の親切を行うことに喜びを見いだし、それを伝えてくれれば良いのだ。

われわれは、だれしも何らかの判断を下す。特に外観で判断する。しかし、外観以外の基準が得られるまで判断を待つことも素晴らしいことではないか。もし人を判断するのと同じ基準で食べ物を判断したら、だれもチョコレートなど食べなくなる。完全と不完全の間のギャップを埋める機会があるなら、その機会をとらえて解決に向けた橋渡しになろう。


著述業のおきて (2007年12月03日)

著述業のおきて

Avocado.jpg 自分の作品を守る


筆者の知人で、もう少しで名前が売れそうな写真家が、自分宣伝用として注目に値する作品を出版した。 非常にシンプルだが魅力的なカレンダーで、だれもが欲しがった。厚いコーティングを使い、一部光沢上塗りを施したフルカラーで数枚のポスターが印刷されていた。この知人は(これまであらゆるものに手を出してきたが)今回はプロとして、宣伝用の作品制作に使用したすべての画像に著作権の記載を入れた。そして約6か月後、彼の元に遠方の印刷業者から1本の電話がかかってきた。いわく、「製版にかけるネガが手元にあるが著作権リリースの記載がない。これがないと作業を進められない」という。この写真家の作品を手がけた印刷業者がポスターをたいへん気に入り、写真家に気付かれないよう、無断で自分の宣伝用にこっそり焼き増しをしようとしたようだ。当然、「冗談じゃない。許可することはできない」となった。この2人がかち合った場面をこっそりのぞけたらさぞかし痛快だろう。


切羽詰まったときの対処法 (2007年10月22日)

切羽詰まったときの対処法

CHIPS.jpg 筆者にはあきれたデザイナーの友人がいて、前回のバブル崩壊時に家を数件購入した。 これを全部貸して、かなりの小金を貯めた。だが不動産価値が暴落し、失業率が上昇し、借り主が離れると、ローンの支払えない空き家がいくつか出てきたが、彼はそのままにしてしまった。ある日、筆者が彼の家にいるときに電話が鳴った。彼はその電話に出ると、 「もしもし。はい、ちょっと待ってください。今代わります」と話した。だが、彼は受話器を置くと滅び行くマジックペン画についての話を再び始めたのだ。10分ほどたったので、筆者は電話が保留のままであることを彼に教えた。すると彼は、「取り立て屋だから気にしないで大丈夫。回線を使えなくしてイライラさせておきたいんだ。何度かやっていればあきらめる」と答えた。何とも怖いもの知らずである。

消費者信用保護法 は、債務回収に関する規定を明確に定めている。 このような取り立ての電話をやめさせるには、電話の中止を求める配達証明を送ればよい。こうすると、彼らは電話を中止することが法律で義務づけられており、従わない場合は債務額の3倍の慰謝料を求める訴えを起こせるほか、裁判所が損害賠償金を加算することもできる。