時代遅れのウェブサイトとは? (2009年04月07日)
時代遅れのウェブサイトは前日の新聞より悪い。新聞は翌日にはニュース価値を失うと思われているが、ウェブは新鮮さと速報性を維持すべくさらに継続的に変化するメディアだと思う。時代遅れのルック&フィールほど強く「古いニュース」を感じさせ、訪問者を追い払ってしまうものはない。
企業経営者のなかには、サイトのスタイルは単にうわべだけの問題で投資に見合わないとする人々もいる。しかし大体の場合、訪問者はそのサイトに時間を割く価値があるかどうかの判断を数秒で下してしまう。スタイルが古いと、サイトが1週間前に調理したフライドポテトよりも古くなっていることが瞬時に分かってしまう。これでは本分を読む必要はないという判断になり、 訪問者はほかのサイトへと去っていく。オンラインやオフラインで展開し、訪問者をサイトまで導いたプロモーションに対する投資はこの時点で無駄になってしまうのだ。
皮肉なことに、あまりにもトレンドを追いかけすぎるのは自分のサイトを最も短時間で時代遅れだと感じさせる方法だ。タイトルを点滅表示させていたのを覚えているだろうか? スクロール表示させていた掲示板はどうか? あるいは派手な3D の見出しはどうだろうか? これらには登場直後からうんざりした。なぜだろう? それは、これらが「クール」に見せる目的でサイトを飾りたてるためのトレンドに過ぎないからだ。これらのようなトレンドがビジネス要件のからみで理にかなうことはほとんどない。センスの良さを考えるとさらに理にかなわない。
トレンドと異なり、スタイルは時間をかけて証明することができる。優れたスタイルを持つサイトは新鮮さを感じさせる目的で数か月おきにデザインを見直す必要がない。筆者は、雑誌に強く触発される。雑誌は関心を集めるために新鮮で目立つ必要があるが、ブランドに対する認識や連続性を保持する必要もある。古い雑誌の表紙とその最新刊とを比較すると、雑誌のスタイルが自らに忠実であり続けながらも新鮮さを維持すべく変容している様子が良く分かる。
ビジネス要件とターゲットユーザー層に細心の注意を払い、同時に優れたデザインの基本に従い、それに個人的なスタイルで味付けすればデザインの見直しは成功するだろう。















