« 前のエントリー | main | 次のエントリー »

「Tobias Wong」を暴露する (2007年11月14日)

先週の金曜日に開催された Core77パネルディスカッションでの「Tobias Wong」のイタズラに関する 昨日の書き込み の続報をお届けする。

11月12日にボイスメールを残しておいた Core77の Allan Chochinov 氏から、筆者の元に13日の朝に電話があり、替え玉のことは承知していた、との説明があった。金曜日に開催された同イベントの主催者の1人である Chochinov 氏が Wong 氏の計画を知らされたのは、そのわずか数日前のことだったという。

同氏の説明によると、偽の Wong 氏はパネルディスカッション中にその正体を明かす計画だったという。この「暴露」が行われなかった理由は依然として分かっていない。Chochinov 氏によると、「この点については迷いがある。確かに計画では暴露するはずだったが、(進行役の)Ze も、(替え玉の)Rama も、Tobias もとことんやろうと決めたようだ。暴露によって質疑応答のクライマックスを迎えていたら鮮烈な印象を残せたと思うが、最後まで行くと決めた彼らの判断も尊重する」という。

Chochinov 氏は、「Tobias Wong 氏は、これが『戯れ』でも『バカげた行為』でもないとして譲らなかった。これは、彼が真剣かつ厳密に実行に移したことだった」と話し、説得力のある形で今回のイタズラの芸術的価値を主張した。

Design, Wit, and the Creative Act (2007年11月13日)

ニューヨークのデザイン界が、先週の金曜日にマンハッタンの Art Directors Club で開催された Core77のイベント、 「Design, Wit, and the Creative Act」というコンセプチュアルアートのいたずらに見事引っかかった。

型にはまることを嫌うデザイナーの Tobias Wong 氏は、同イベントで講演が予定されていながら壇上に現れなかった。同氏が立つべき位置にいたのは、彼とは似てもにつかない替え玉だった。この替え玉は、演壇に上ると非常に威厳のある声で Wong 氏の作品、経歴、そして使命について語った。そして、進行役の Ze Frank 氏や、ほかのパネリスト(コーネル大学の Kelly Dobson 教授、Kidrobot 創業者の Paul Budnitz 氏、そしてデザイン史学者の Steven Heller 氏)は、無知なのか共謀なのか筆者には分からないが、この替え玉をまるで Wong 氏本人のように扱った。

ウェブ用の文章作成 (1/2)

ウェブサイトのデザインを専門にしていると、以下のような状況に遭遇したことがあるのではないだろうか。

クライアントが文案を用意した。あなたの仕事は、それをまとまった魅力的なウェブサイトに構成することだ。ユーザーエクスペリエンスについては多少の知識があり、その知識を生かしてサイトの全体的なレイアウトを提案する。

ところが、その文案が自分の思い浮かべたフォーマットに合わないことにすぐに気付く。その結果、見た目は良くてもポテンシャルを最大限に発揮できないサイトが出来上がる。

ひょっとして、自分で文案を書き直していたらもっと効果的なウェブサイトをクライアントに提供できていたかもしれない。

Rex Rayの作品と機知 (2007年11月05日)

Rex Rayの作品と機知

筆者の元にChronicle Books から「 Rex Ray: Art + Design」が書評用に1冊送られてきたので早速読んでみた。正直に言うと、筆者ははじめ、Rex Rayがだれだか知らなかったが、本書を精読したところ「ああ、 のことか」と気付いた。
RR_cover.jpg