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The New York Times 紙の未来 (2009年03月16日)

日刊紙の未来については各所で取り上げられている。多くの都市の日刊紙が毎日のように廃刊している。先ごろもトゥーソンの主要日刊紙がその138年の歴史に幕を閉じる可能性があるという記事を読んだ。

では、The New York Times 紙はどうなのだろう? 

筆者の推測では、The Times 紙は5年以内にタブロイド紙のようなデザインになると思う。そして10年以内には日刊紙を16ページのタブロイド判で発行するようになるが、日曜版は広告や各種特集記事で埋め尽くされた膨大なページ数になるだろう。もちろん、これと合わせてダイナミックウェブサイトの開発も続くだろう。

The Wall Street Journal 紙も出版業界の危機をうまく乗り切れるはずだ。しかし、数年前から欧州やアジアでそうしているように、同紙もタブロイド化するだろう。そして、もちろんページ数のかなり少ないタブロイド版になるだろう。

インターネットは次に何をつぶすことになるのだろうか?

Kindle の大きな欠点 (2009年03月16日)

専門家は誰もが「Kindle」にぞっこんである!筆者も Kindle が大好きだ。オリジナルエディションを持っているが、旅行に便利だと思っている。おそらく、筆者は新バージョンを購入して手元の Kindle は eBay で売ることになるだろう。

筆者が Kindle で抱えている最大の問題は、自分が読んでいる場所が実際の書籍で何ページに当たるのかが分からない点だ。欠点だとは思わないが、この機能があるとうれしい。

一方で欠点は、筆者のように海外に出かける機会が多い場合は Kindle のワイヤレス機能が使いものにならないところだ。サービスは Sprint システムがベースになっている。筆者が知る限り、Sprint は米国内でしか使えない。したがって、書籍を急にダウンロードする必要に迫られてもそれができない。もっと苛立たしいのは、ダウンロードできる日刊紙がないという事実だ。

Amazon が Sprint を選んだ理由が筆者には分からない。国際ワイヤレス網を利用しないことにした判断は長期的視野に欠ける大きな間違いである。

売却を振り返って (2009年03月13日)

本ブログをお読みの読者の大半はわれわれの会社が先ごろ Jupiterimages 事業部を売却したことはご存じだろう。イメージ関連ビジネスの世界にはおよそ6年間いたことになる。今さらその詳しい歴史や浮き沈みを述べて読者を退屈させるようなことはしないが、筆者がその経験から学んだ際だった教訓がいくつかあるのでご紹介したい。

1. ビジネスの世界では被害妄想になることはよいことだ。ライバルに対しては常に被害妄想でありたい。最近ならインターネットとその創造的破壊に対して被害妄想になるべきだ。筆者はほかのだれよりもその力を認識しておくべきだったが、イメージ分野におけるユーザー生成コンテンツが従来のストック写真業界の大半を確実に破壊するということに気付くのが遅れてしまった。2003年後半にはその後の動きもうすうす感じており、iStockphoto を数十万ドルで買収できる機会もあった。だが、筆者は買収をしないよう説得され、その後、このときの大失敗から大きな代償を支払うことになった。

2. 負債には気をつけること。筆者は常々負債を嫌ってきた。公開会社で可能ならば、資金調達には株式売却というのが常に筆者の選択だった。われわれは、2004年後半に複数のイメージ関連企業の買収を始めた。そして、銀行の融資を受けることができたことで、その借金地獄に堕ちていった。ユーザー生成コンテンツ写真サイトの成長と経済悪化の組み合わせがその負債を過酷な足かせにすることは、筆者には思いも付かなかったのだ。

3. 銀行員と銀行には注意せよ。銀行員は、銀行にお金があってビジネスが上向きの時は友人だが、いったん下向きになると即座にそっぽを向いてしまう。われわれの場合、およそ15か月間も馬車馬のように働き、銀行からの8100万ドルの融資も返済した。だが、この一連の流れの最後で米国に80年ぶりという大不況が訪れると、銀行とのやりとりが厳しい試練としか思えなくなった。銀行が自分たちのお金をもうすぐ取り戻せるというときでも、われわれを戸惑わせるような行動を取り、要望に対して全く融通を利かせてくれなかった。実際のところ、筆者は自分たちが借金を完済する行為は英雄的だと思ったが、担当銀行員たちとのやりとりのなかではそのようなことはみじんも感じられなかった。1971年から企業を経営しているにもかかわらず、筆者はあまりに世間知らずなのかもしれない。 ことお金と負債に関しては、銀行員がまさかの時にたよりにならないことをぜひとも覚えておきたい。

4. 楽観的でいること。筆者は今ではこれらの教訓で完全武装している。

TV Newser Summit (2009年03月11日)


第1回TV Newser Summitが3月10日にニューヨーク市で素晴らしいスタートを切った。Mediabistro 主催のこのイベントは、TV Newser から今後登場してくるイベントの第一弾となる。同ショーは幅広く読まれているわれわれのTV Newserブログ(テレビ、ケーブル、および通信の各業界関係者必読だ)がベースになっている。初日は、このあと「Morning Joe」の Joe と Mika がステージでさまざまな話題について語る。有用でためになる時間を92nd Street Y Tribeca でお過ごしいただきたい。


Yahoo Finance は顧客サービスで重大な問題を抱えている。多くの読者は筆者の会社が株式を公開していることはご存じだろう。株価は最低だ。だがとにかく、WebMediaBrands (WEBM)を掲載して取り扱うのであれば、Yahoo Finance は正しい情報を提供すべきだと思われないだろうか?  Yahoo にはそれができていない。

Yahoo には電話や電子メールで問い合わせを行い、WebMediaBrands に関する情報を訂正するよう懇願したが全く無駄だった。そこで、ブログでその無能なサービスについて書くことにより、だれかが Yahoo 内部のだれか(もしかしたら新 CEO)に話を伝えてくれることに最後の望みをかけたのだ。

顧客サービスのレベルの低さは、会社の弱体化の兆候を示していることが多い。ここで、Yahoo の顧客サービスを Amazon の顧客サービスと比較してみよう。Amazon には最高点が付く(筆者としては確実に10点だ)。書籍の注文であれ Kindle に関する質問であれ、Amazon の配慮や応答性にはすっかり魅了されている。一方の Yahoo は点数が低い(10点満点で1点に近い)。どちらの会社の方が未来が明るいだろうか? 



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