企業買収ブーム (2007年08月21日)



インターネット関連の買収が花盛りだ。7月の Mediabistro 買収以来、われわれの元には、インターネット関連で驚くべき数の買収提案が舞い込んでいる。Mediabistro の一件がきっかけになったのは明らかだが、これだけ動きがある背景には、ほかにも何か理由があるはずだ。

筆者は、サブプライムローンの混乱もこれに一役買っているのではないかと思っている。筆者の推理では、多くの起業家がパニックを起こしているのだと思う。彼らは、米国で銀行の貸し渋りがまん延し、あらゆる種類の資金が縮小しているかもしれないとの判断なのだろう。そのため、今は資金を調達して拡張を進めるより売り時だ、と考えたのではないか。

筆者は、この状況に不満を訴えているわけではない。買収やベンチャーキャピタルがブームになった1999年から2000年初頭のことが思い出される。ただ今回の状況が違うのは、買収提案中の企業の多くが、堅牢なビジネスモデルを有しながらクリティカルマスの獲得力に欠けている点だ。規模で勝る企業との合併は魅力なのだ。

いずれにせよ、注意して見ていればあと数か月は確実に買収が続くだろう。