CNET が CBS に買収 (2008年05月16日)
何ともちょうど良かった。筆者は CNET 本社のあるサンフランシスコに来ている。実際、筆者は昨晩 Internet.com の同僚と夕食を共にしたあと CNET 本社の前を通り過ぎた。CNET の本社ビルを見た筆者は、Yahoo は CNET を買収すべきだと提案した書き込みを思い出していた。興味深いことに、筆者は Yahoo は Dow Jones も買収すべきだと書いていた。Dow Jones はその直後に買収された。そして今度は CNET だ。どうやら、筆者には買収される企業は分かるものの、買収側の予想には訓練が必要なようだ。
CBS にとっては非常によい買い物だと思う。しかし、CBS が数年前に Marketwatch を Dow Jones に売却したのは奇妙ではないだろうか? CBS が Marketwatch をそのまま保有し、Sportsline と CNET が加わっていた場合のラインアップを考えてみていただきたい。かなり強力なものになっていただろう。Marketwatch についてだれかが判断ミスを犯したのは残念だ。もしかすると、CNET 買収を判断したのと同一人物だろうか?
5月14日の終値の44%増しとはかなりの上乗せだ。2008年の売上高の4倍、そして2008年の金利・税金・償却前利益(EBITDA)の22倍である。CNET の方向性と買収の脅威を考えれば、CNET はなかなか良い判断を下した。買収の評価指標はかなりの数字だが、筆者はコンテンツやトラフィックが極めて貴重であることを長い間主張してきた。これらの価値は常に株価として目に見えるものではない。今日、CNET を創り出すのはほぼ不可能だ。したがって、インターネット関連を充実させたい CBS はあり金をはたく必要があったのだ。Microsoft と Yahoo のドタバタを見れば分かるだろう。
Microsoft も Yahoo にあり金をはたく必要がある。もうひと味付けるためにも、Microsoft は Yahoo に対してあと数ドル余分に支払うべきだった。Microsoft には、大金を投じる以外にこのような力を付けることはできない。Facebook にはそのもうひと味があるが、筆者は Facebook が将来的に大きな利益を計上できるかどうか疑問視している。この足し算でもう1つ考えなくてはならないのが買収規模だ。つまり、2+2は6になるのか、あるいはもっとなのかということだ。CBS + CNET は6になるし、Microsoft + Yahoo は12になる。
