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好調を示すCorbis (2007年11月29日)

筆者は、Corbis の最高経営責任者(CEO)、Gary Shenk 氏による興味深い 発言 を耳にする機会があった。その発言があったのは、ニューヨーク市で今週開催された Reuters New Media Conference でのことだった。

Corbis にとって良いことは、Jupiterimages にとっても良いことだ。また、各方面で報道され、今も続く Getty Images との問題とは異なり、Corbis とわれわれとは非常に良好な協力関係にある。 

したがって、Gary Shenk 氏が万全の体制を整えたことを心から願っている。

Amazon の新しい電子ブックリーダ「Kindle」が各方面で大きな話題になっている。したがって、ここに書き込む Kindle の論評は、Amazon による素晴らしいデバイスであり戦略だと思う、とだけにとどめておく。

そして代わりに、ここでは電子ブックの進化の歴史における Kindle の位置づけについて書きたい。筆者が出版業界に足を踏み入れたのは1971年だった。マイクロフィルムは既に登場してしばらくたっており、当時はマイクロフィッシュが新しかった。印刷された素材は1本のフィルムの代わりに「フィルムカード」に複製され、そこには96ページ分の印刷物が収まった。そして、1971年には「超マイクロフィッシュ」が発明された。超マイクロフィッシュは、微小フォーマットに約3500ページ分の印刷物が収まるマイクロフィッシュで、その発明は、The New York Times 紙の一面で報じられた。そして、ニューヨーク公立図書館が靴箱数箱分の超マイクロフィッシュに収まってしまう日が来る、といった予測も飛び交っていた。1970年代には、ポータブルリーダを使って超マイクロフィッシュを読み取れるポータブルデバイスも開発された。筆者は当時、出版社を創業し、学術図書館向けにマイクロフィルムやマイクロフィッシュのコレクションを論評する「Microform Review」という雑誌を出版していた。筆者はマイクロ出版の専門家になったのだ。また、筆者の博士論文のタイトルが「Scholarly Micropublishing in America: 1900-1980」であったことも付け加えておく。 この論文は、後にコネチカット州ウェストポートの Greenwood Press から出版された。

このような経歴がきっかけとなり、筆者は「情報配信」の各種形態に関してコメントしたり、報道する道へと進んでいった。1980年代はビデオディスク、光ディスク、そして革命的な CD-ROM の報道をしたり、トレードショー主催していた。1990年代前半には、「Electronic Books」というトレードショーを主催するようにもなった。このショーの主役が Apple から新しく出た「Newton」だった。これは、書籍を電子的に配布するための初めての試みだった。そして、ソニーをはじめとする各社から新たな試みが見られるようになっていった。

そこに登場してきたのが Kindle だ。筆者は、Amazon が決定版を出すまでに各方面から続々登場してくる多数の製品の原型になるのが Kindle だと思っている。

欧州の展望 (2007年11月19日)

筆者は、ブダペスト、ミュンヘン、ベルリン、ロンドン、そして(英国)ブレーントリー各地のオフィス訪問から帰国したばかりだ。パリも訪問したかったが、フランスで市営交通職員のストライキがあり断念した。

ブダペストとミュンヘンでは雪にも降られた。でも、何とロンドンは晴天だった。4日間の強行軍だった。今回の訪問では、できるだけ多くの同僚たちと話す機会を持つようにした。そして、Jupitermedia が作り出すものに対する社員の素晴らしいやる気とプライドに好感触を得て帰国した。

Jupitermedia 株は週初めにまた一段下げたが、週末に向かってやや値を戻した。これは、筆者にとって自社株買い開始のまたとない機会だった。ほかにも、大量に自社株を購入した取締役が1人いた。筆者もまだ株を追加購入するつもりだ。値下がりに乗じた筆者の公開企業株購入は数年前から成功してきた。1990年代には、Mecklermedia 株でかなりの成功を収めた。ここ10年も、2001年に0.97ドルを付けたとき(あるいは何度かほかの下値で)だれも注目していなかった JUPM 株を購入している(同社株は3年後に24ドルまで上げた)。われわれの株の再値上がりを保証することはできないが、われわれのコンテンツやその関連資産には約1億4000万ドルの時価総額を大幅に上回る価値があると考えている。筆者は、何でも長期的な目で見て行動している。優れたコンテンツは必ず勝利する。Jupitermedia は優れたコンテンツであふれているのだ。

ヨーロッパへ出発 (2007年11月16日)

筆者は今週、欧州と英国にあるわれわれの複数の事業部を巡ろうとしている。海外ではオンラインメディアとイメージの両事業部がともに好調な進展を見せており、そこで同僚たちと話をするのは興味深い機会となるだろう。

また、財務状況に関する質問もいくつか出るかもしれない。われわれは、先週の金曜日に第3四半期の四半期決算を行った。良いニュースも複数あったが市場の反応は悪く、米国金融市場が深刻な時期を迎えていることもあり、Jupitermedia の株価は値を下げている。

ただ、筆者は今の株価はバカげていると思っている。われわれの資産は時価総額の数倍に相当する。各事業部の建て直しも好調な進展を見せている。われわれの製品が素晴らしく、会社が堅実であることは世界中の専門家が確信している。

年末までにわれわれの業績がどうなっているかが楽しみだ。筆者はすべての事業部に好感触を持っており、この先数か月が楽しみだ。

The Farnsworth Invention (2007年11月09日)

筆者が、Jupitermedia での出来事や、インターネットやメディアのコメントに関するもの以外の書き込みをすることはほとんどない。だが、ビジネスやインターネットとは離れた分野のことについて、たまにどうしてもコメントしたくなることがある。

今回の書き込みは、そのような珍しい話題の1つだ。筆者は7日の夜、「 The Farnsworth Invention」という素晴らしい舞台を見た。脚本は Aaron Sorkin だ。Sorkin のことは、「ザ・ホワイトハウス」(The West Wing)というテレビシリーズで多くの読者もご存じかと思う。同氏は何年も前にブロードウェイで「ア・フュー・グッドメン」(A Few Good Men:後に Jack Nicholson、Tom Cruise、そして Demi Moore の出演で後に映画化もされている)も公演している。

Farnsworth とは、テレビの本当の父である Philo Farnsworth のことを指す。同氏はまだ十代だった1912年に「テレビ」を考え出した。しかし、その後同氏はテレビ技術の特許取得を巡る争いで David Sarnoff (RCA と NBC の創業者)に敗れてしまった。

この舞台は非常に興味深い。せりふの掛け合いは見事の一言だ。その歴史にも強く興味を引かれる。筆者にとって特に興味深かったのは、1920〜1930年代にかけてビジネスマンがテレビの可能性に飛びつこうとする姿が、1995〜1999年にかけてのインターネットに対するそれに似通っている点だ。

この舞台に対して言い尽くせないほどの感想があるのは言うまでもない。