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本当に驚いた。垂直コンテンツサイト市場が熱い、という書き込みを筆者が12月4日にするやいなや、何ということか、あの Dun & Bradstreet (D&B)が AllBusiness.com を5500万ドルで買収してしまった。

報道によると、AllBusiness には1か月あたり200万件のユニークビジターがあるようだ。AllBusiness の年間売上高は約1000万ドルだが、EBITDA (金利・税金・償却前利益)の数字は明らかになっていない。

したがって、D&B は売上高の約5倍、もしくはユニークビジターあたり25ドルを支払ったことになるようだ。

とにかく、垂直コンテンツサイト売買市場の過熱は「これからが本番だ」との筆者の主張は、今回の買収によって証明されたことになる。

AllBusiness を巡るこれまでの買収劇は興味深い。同社は1999年に2億2500万ドルで NBC に買収され、その後、2002年に創業者によって格安で買い戻された。AllBusiness の売却を決めた NBC のチームは、たぶん同年に筆者のベンチャーキャピタルに対する考えをくだらない話だとして片付けた JP Morgan Private Client と同じチームに所属していたのではないだろうか。

いつものように
PaidContent に今回の買収に関する記事がある。

Mediabistroのスクープ (2007年12月05日)

Jupitermedia の仲間入りをした Mediabistro の素晴らしいブログの1つである Fishbowl は12月3日、同日にBeliefnet.com が News Corp.によって買収されたとの スクープ を報じた。

Beliefnet に話を戻すと、News Corp が Beliefnet のようなサイトを買収するということは、News Corp.によるインターネット関連企業の大量買収が今後本格化していくことを確実に示している。これは、事実上あらゆる話題を扱うコンテンツサイトにとって見通しの明るいニュースだ。筆者は1990年代半ば、インターネットは紙媒体が決して達成できなかった垂直コンテンツサイトの大きな波を生み出す、と予想したが、インターネットもついにそのような状況に達したようだ。インターネットによる出版は経済の奇跡だ。読者数に関係なく、コストが大幅に増加することはない。対する紙媒体では、出版社が紙、印刷、製本、および流通のコストの問題に直面する。インターネットサイトなら、読者数が増えてもコストはほとんど、もしくは全く増加しない。各家庭や世界中の企業でインターネットが当たり前になった現在では、(消費者市場でも B2B 市場でも)垂直コンテンツサイトが成功するチャンスはますます高まっている。

今、インターネット関連企業買収の黄金期が到来した。今後数年は、大手メディア企業各社が既存の将来有望なコンテンツサイトを次々に買収していくだろう。

もし時間があったら、筆者は Web サイトの売買を専門にする銀行家として働いていたことだろう。

オンライン融資サービス (2007年12月03日)

インターネットが新ビジネスを破壊/創造する姿は、その最も魅力的な側面の1つだ。そして、このような分野の1つが「融資」サービスだ。

The Wall Street Journal は11月28日に掲載した「Online Lending Gets Easier And Safer」(より簡単かつ安全になるオンライン融資サービス)という記事で、このビジネスを非常にうまくまとめて説明している。この記事を執筆した Jane J. Kim 氏は、 オンライン融資サービスの全容を次のようにまとめている。「クレジットカードや無担保ローンに代わる安価な選択肢として借り手に売り込むケースが多いこれらのサイトは、小口ローンを必要とする人々と、これらを快く引き受ける貸し手とを結びつける。
Prosper などの業者は、eBay スタイルのマーケットプレイスとして機能し、借り手が借りたがり、貸し手が貸したがる金利を決定している」のだという。

筆者は Prosper を調査してみたが、そのビジネスモデルは魅力的なものだった。借り手も貸し手も登録は非常に簡単だ。FAQ はシンプルだし要領を得ている。このマーケットプレイスには今後数年で数百万人が参加するようになると思う。このモデルは非常に効率的なので、IAC や eBAY などの企業は、これらの企業があまり値上がりしないうちにいくつか買収しても良いのではとまで思う。

Zopa もこの分野に属する業者の1つだ。Zopa は今のところ英国で強いが、米国など各国への進出も進めている。

インターネットではこの市場から目が離せなくなるだろう。