東京で見えたこと (2008年02月13日)


筆者は2月9日の夜11時にロサンゼルスを出発し、10日の朝8時にオーストラリアのシドニーに到着した。一日の仕事を始めるにはちょうど良いタイミングだ。そして、12日の午前10時には東京へと出発した。機上で10時間を過ごした筆者は今、東京での13日の仕事の準備を整えているところだ。

Jupiterimages はオーストラリアで成功を収めてる。海外には営業専門の拠点が複数あるが、そのなかで最も早い成長を見せているのがオーストラリアだ。シドニーのチームは優秀で、彼らの意気込みには感動した。オーストラリアには、これだけの成功を収めているライバルがほかにいるとは思えない。

また、風の便りに聞く Getty Images の買収元探しのニュースは興味深い。Getty は買収を考えているのに、同社の希望額を提示する買収元が現れていないようだ。これは、美術オークションに出品されて売れ残った絵画を思い起こさせる。売れ残った絵画は評判を落とし、場合によっては、その評判は一生回復されることがない。ところで、Jonathan Klein 氏は同社を売り込むべく100万ドルをかけてニューヨークに引っ越したのだろうか? おそらく引っ越したと思う。何とも高く付いた行動だろうか。

また、日本を一度も訪れたことのない方にお教えすると、大半の国で使われている携帯電話は日本では機能しない。これは深刻な問題であり、インターネットの時代においては非常に驚くべきことだ。筆者は今、BlackBerry が手元にあるのに電子メールも電話も使えない。実際、非常に変な気分だ。

出張に出てもう1つ興味深かったのが、筆者が訪れたことのあるなかで、International Herald Tribune 紙も、The Financial Times 紙も、あるいは Asian Wall Street Journal 紙も販売されていない数少ない国の1つがオーストラリアだったことだ。出張先でこれらの新聞が手元にないのは、BlackBerry が使えないのと同じようなものだ。筆者は初めて、New York Times のオンライン版を熱心に読んだ。正直、Nytimes.com にはかなり感動したと言わざるを得ない。実に良く工夫されており、当然ながら完成度もかなり高かった。

InternetNews.Com がリニューアル (2008年02月12日)


Internet.com が数か月前からデザインを見直していたことは、読者も筆者のブログでご存じかと思う。Internet.com の重要なサイトの1つである InternetNews.com など、その誕生は1994年までさかのぼる。このサイトは素晴らしいのでぜひご覧いただきたい。優秀な執筆陣がエンタープライズやインターネット関連のさまざまな出来事をカバーしている。そして今回、このサイトに新しいルック&フィールと多数の 新機能 が加わった。

Internet.com は、これからもどんどん変わっていくのでご期待いただきたい。

世界一周 (2008年02月08日)


筆者は2月6日、世界一周の出張に旅立った。まず、サンフランシスコではオフィスに立ち寄り、Thomas Weisel Investment Bank Internet Conference にも参加した。

サンフランシスコの部隊からは強い意気込みが感じられた。ここは Internet.com の西海岸本社となっている。この部隊は、2006年から2007年にかけての懸命の開発努力が実を結び始めつつあることに興奮を隠せない。彼らはこれまで、われわれの Single Sign On Registration System の設計と開発、Internet.com のデザインの見直し、そしてもうすぐ開設される新バージョンの InternetNews.com に取り組んできた。これらや、今後立ち上がるプロジェクトによって、Internet.com は企業向け IT Web サイトの競合各社とついに対等の立場で競えるようになるのだ。

先の Weisel Conference もわれわれにとって有益だった。複数のファンド・マネジャーとも知り合え、そのうちの1人からは、自社が12月に Jupitermedia の普通株およそ10%を購入したとの情報も得られた。Jupitermedia の業績に対する支持や信頼を感じられて良かった。

次の目的地はロサンゼルスで、その後9日間でオーストラリア、日本、インド、そしてイギリスと周り、最後にニューヨークに戻る。インドは今回初めて訪問するが、各種事業の立ち上げを約束するまでは活況にわくこの国を離れないつもりだ。5種類の予防接種を受け、マラリア用の薬も処方してもらったのだから、ぜひともうまくいくことを願っている。


われわれは、トレードショーに関するさまざまな新しいアイデアを試している。それは2008年も変わらず、今年初めて開催する Linked Data Planet カンファレンスの Web サイト も立ち上げたばかりだ。

「セマンティックウェブ」もしくは「スマーターウェブ」と呼ばれるケースの多いこの分野には大いに期待している。よくご存じの方は、次世代インターネットを最も良く表すのが「Linked Data (リンク構造データ)」だと考えているのではないだろうか。

Linked Data のコンセプトの支持者の1人が、World Wide Web を創案した Tim-Berners Lee 氏だ。6月にニューヨーク市で初開催される今回のショーでは Tim が基調講演を行ってくれることになったため、われわれは興奮を隠せない

このショーをはじめ、各種トレードショーの詳細については今後このスペースに書き込んでいく。

Microsoft と Yahoo 第2弾 (2008年02月05日)


Microsoft が Yahoo に提案した今回の買収については、2月1日の発表以来さまざまな報道がなされてきた。その大多数は買収に賛成の意見だ。コメントの大半は、検索業界へのさまざまな影響を力説している。確かに、それは買収の重要な理由だ。それでも筆者は、数億といわれる Yahoo のユニークビジターに自社の膨大な数の製品やサービスを売り込めることが Microsoft の大きなメリットになることを強調したい。今のところ筆者はこのようなコメントは1つも目にしていない。このような別のメリットを説くのは筆者だけなのかもしれない。

ところで、筆者は誤りを認めなくてはならない。先の書き込みで Yahoo が受け取る金額は EBITDA (金利・税金・償却前利益)の34倍になる可能性があると書いた。だが、Needham & Company の Mark May 氏の指摘によると、Yahoo が保有する Alibaba やヤフー株式会社など各企業の膨大な数の少数株式を計算に入れた場合、金額は EBITDA の18倍近くになるという。Mark に感謝したい。