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動画自動変換エンジンシステムの開発を手がけている株式会社エブリ・ワン 代表の山本 博巳 氏にインタビューしました。(取材日:2007/11/8/聞き手:PDB吉岡)


--事業概要について

 当社は、「WEB上、携帯電話上において動画をいかに鮮明に写すか」にこだわって開発した動画変換配信技術をもって、システムの受諾開発と動画変換エンジンを提供しています。動画配信ブログをはじめ、ハイビジョン対応動画自動変換システム、携帯電話用インタフェースや携帯電話用動画システムの開発まで応用して展開しています。

 すでに動画共有サイト、動画投稿サイトなど動画コンテンツを活用したPC向けサ−ビスが一般に広く普及し、一方では携帯電話など移動端末の機能が劇的に進化を続け、10MB以上の動画再生に対応する端末も登場しており、移動端末からのインターネット利用者数が、PCからの利用者数を上回るなど、端末を問わず動画コンテンツを変換・配信できるシステムに対するニーズが高まってきています。

 当社の提供するサービスであれば、動画ファイルさえあれば、パソコン、携帯3キャリア、iPodなど環境を問わずそれぞれに自動的に対応し、最適な形式で動画を変換・配信することが可能となります。

 最新のハイビジョン対応ファイルであるH.264を携帯で動画配信できる技術を持っているのは弊社だけです。さらに、携帯においては、データを一度端末でダウンロードしてから再生するオンデマンド動画配信が普通ですが、ライブ映像を流すことのできる技術開発に取り組んでいるところです。

 携帯の動画需要が増加傾向の最中、以前は動画配信の需要は動画投稿サイトで多かったのですが、今では携帯動画をBtoBやBtoCのビジネス、例えば動画広告事業のための導入といった展開が増えてきました。今後はさらに動画の遡及範囲の拡大が見込まれます。

--起業の経緯について

 私はもともと精密機械の開発をやっていました。自動改札など開発に関わっていました。その会社に勤めている時に今後は動画の時代が訪れると予感し、2000年頃から現技術責任者と一緒に動画の研究を重ねてきました。

 そしてある上場企業から、私たちが開発したシステムを取り入れたいという要望がありました。自分たちで作った技術を実際に使いたいと言ってくれることにとても嬉しく思い、そして需要があることを知り、この分野で自分の力を発揮したいと思ったので独立する決心をしました。

--今後の成長戦略について教えてください。

 今後は日本の市場だけではなく、海外でも動画ファイル変換技術のノウハウを提供していきたいと思っています。ITは全世界に共通の技術ですし、弊社の独自のシステムは最先端のものなので世界中の需要を喚起していきたいと思っています。

 さらに言えば、デジタルデバイドと地域格差の解消にネットを使って貢献していきたいと思っています。私たちはITを使えて当たり前のような時代に生きていますし、ITの恩恵を十分に享受できていますが、年配の方や子供にとって不便な部分はまだまだあります。そういったITに弱い人達にも便利だと言ってもらえるようなシステムを作っていきたいと思っています。

 また、地方では過疎化と高齢化が相互に影響しあい急速に活力が弱ってきています。しかし、地方には都市にない魅力が多くあるのは事実でしょう。そういった地方ならではのものでも携帯を使って全国に配信することができるようなお手伝いをし、地域の活性化に努めていくことが出来れば嬉しく思います。

■株式会社エブリ・ワンの企業概要

社名:株式会社エブリ・ワン
代表:代表取締役社長 山本 博巳
資本金:420万円
住所:〒150-0034東京都渋谷区代官山町13-8 キャッスル代官山310
TEL:03-3794-6617
FAX:03-3780-0789
URL:http://www.eburiwan.jp

事業内容
1.関東総合通信局 一般第二種電気通信事業者(A-18-8700)           
2.ソフトウェア・Web関連プログラム・システムの開発・構築
3.動画自動変換システム「Dcast engine」の開発・販売
4.ハイビジョン対応動画自動変換システムの開発
5.サ−バ−自動負荷分散システムの開発
6.携帯電話長時間動画配信システムの開発
7.携帯電話用動画自動変換システム「Dcast mobile engine」の販売
8.携帯電話ユーザ・インタフェースの開発
9.モバイル端末のソフトウェアの研究開発
10.Web・携帯電話用、動画Eコマ−スシステムのASPサ−ビス
11.動画ブログシステムのASPサ−ビス
12.動画ブレスリリ−スシステムASPサ−ビス

関連URL
1.動画ブログ 「 at-smileVideoBlog 」http://at-smile.jp/
2.動画ファイル自動変換サ−ビス「Dserve」 http://dserve.jp/

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システム開発事業を手がける株式会社フェリックスの代表取締役 川原弘行氏にインタビューしました。(取材日:2007/10/30/聞き手:PDB 田中 偉嗣)


--現在の事業内容と起業に至った経緯をお聞かせください。

設立は2005年8月です。現在の主事業はシステムの受託開発です。

初めて就職した会社でSEをやっていました。本当はITコンサルタントという分野に行きたかったのですが、就職活動当時は花形職業で、まずはSEになってそれからITコンサルタントになろうと思いました。3年後に独立しようと考えていたのですが、3年経った時に、まだ知識やスキルが足りない、独立できないなと感じました。その後5年後にまだ知識面で不安はありましたが独立を決意しました。

--市場環境を含め、現在はどのような成長フェーズと考えていますか?

我々が目指す理想論なのですが、新しい技術を開発して世の中に問いたいと思っています。

各人に自由なことをする時間を設け、まずはシーズを育てるということをやっています。各人が面白いと思ったことを自由にやっています。全体が全体のために働きながら、なおかつ自分自身のためのことをやるというフェーズにいます。今後どこで力を集約させるのかが私の判断のしどころになると思います。

--今後どのような成長戦略を考えておられますか?

情報の階層化というものに注目しています。インターネットがなかったときには自分の周りの情報は、この先に何があるのか分からない時代。今はその境界が曖昧になって、手を伸ばせば届くようになったんですね。これが「検索」という現在のフェーズですが、もう一段階情報の流れが進化するのではないかと思っています。それは自分の周りの情報をレイヤリングするという概念です。

インターネットの世界では重要な情報は近くにあり、非重要な情報は遠くにある、という世界がくると思います。実際にどのように実現するかが重要ですが、距離感は関係なく、頻度ではないかと思います。
リーチをかけているのに、この情報はなぜこちらにこないのか。より重要な情報はプッシュされてもいいのではないか。こういったことを最終的にやれればいいのかと思っています。

--具体的にはどのような取り組みをされていますか?

一つの実験台としてブログを選び、プッシュするエンジンというものを今作っています。名前がグリーンホーン。「青二才」という意味で、その名の通り、未だ未だです。その他の類似サービスと検索をさせるとか使い勝手を良くしようというところは同じですが、異なる点は情報をプッシュする点だと思います。もう一つ重要なことは、その人にとってのレイヤリングだと思います。タグクラウドとは概念がちょっと違うと思います。情報を選ぶというところまでいきませんが、情報が蓄積されていくことによって重要な情報がわかってくるシステムです。
株価の情報ばかりをワードなどで書いている場合は、株関連の情報をプッシュしていく。ローカルで作業している事もプッシュしていく。技術的には可能なのですが、最終形なのかが分かりません。

今後の色々なサービスを世に出していこうと考えているので、マーケティングやプロモーションも今後やっていこうと思っています。我々が作っていくのはあくまでもプラットフォームです。世の中に出すことによって、それを世の中の人がどのような使い方をするかが楽しみです。

--企業としての目標、また川原社長の夢は?

IPOを最終目的にはしないということです。稼いだものをみんなで分けようというところにいきたいと思っています。

個人的な夢としては35歳までに引退したいですね。農業をやりたいです。海とか山がないと落ち着かないんですね。幾つになるか分からないですけど、リスクを取って独立した動機でもあります。

■株式会社フェリックスの企業概要

社名:株式会社フェリックス
代表者:川原 弘行
設立:2005年8月
資本金:10,000,000円
住所:〒335-0011 埼玉県戸田市下戸田 2-12-20-802 
TEL:048-432-2273
FAX:048-432-2273
URL:http://www.ferix.jp/

事業内容:
1.組み込み向けソフトウェアの開発
2.コンピュータシステム構築に関するコンサルティング業務

関連URL:
1.Greenhorn http://greenhorn.ferix.jp/

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ビジネスモデル開発事業、占いコンテンツ事業、生活潤いサービス事業を手がける株式会社アプロディーの代表取締役 鈴木純子氏にインタビューしました。(取材日:2007/10/19/聞き手:PDB 田中 偉嗣)


--現在の事業内容をお教えください。

主に三つの分野に分けられます。
一つ目は、ビジネスモデル開発です。会社を立ち上げたときから、もっとも取り組みたかった事業です。特に「既存業務にITを取り入れて新規事業を立ち上げたいという思いが強いのに、それができる専門家に出会えないでいる企業様」のお手伝いができればと思っております。
二つ目は、コンテンツ事業です。これは、ほとんど占いに特化していて、おかげさまで「占いコンテンツはアプロディー」と、高い評価をいただいています。より良い人生になるような選択肢や気づき与えるコンテンツ制作を心がけております。
最後に、生活潤いサービスの創造です。これは、生活者にITを使ってどのような付加価値を与えていけるかというところに焦点を絞り、取り組んでいます。現在は「旅クリ」という洗濯代行&クリーニングの宅配サービスを展開中です。

--起業に至った経緯はお聞かせください。

高校一年生の時に起業家になることを決心していました。社長になって自分で考えたことを実現できる立場で仕事をしていきたいと思ったのです。
理系だったので特許技術開発の道も考えましたが、最初の就職はコンピュータ会社で、業務用ソフトの設計や開発を担当しました。
その後、業務改善の専門知識を身につければ、更に役に立つシステムを提供できるのではないかと考え、コンサルティングやマーケティングなどの会社を転々として経験を積み、30歳で起業。
その時は、インターネットが普及することが見えてきていたので、これまでの経験がすべて活かせるチャンスだと感じました。そして、しっかりと根を張り会社を成長させていく決意を固めました。

--今後どのような成長戦略を考えておられますか?

急成長は望んでいません。
人が良くなっていくこと、生活が良くなっていく「生活潤いサービス」を創造しながら、ひとつひとつのサービスをじっくりと育てていくことが、会社の成長と継続に繋がると考えています。

--企業としてどのような目標を掲げておられますか?

これは企業理念でもありますが、戦後の復興期から地域に根付いた工場を経営していた祖父が、社員のおかげで企業が成り立っている。社員が元気に働きにこれるのは、その家族のおかげ。家族が安心して生活できるのは、地域社会のおかげ。企業は、地域に支えられている、とよく言っていました。
企業は、直接かかわる人だけでなく、間接的に関わる人をも幸せにすることは、当たり前。そのように考え、多くの方々の人生を、豊かにすることを企業としての目標にあげています。
当社はインターネットを戦略的に活用するノウハウを積んできていますので、それらを駆使し、ネット社会に適応した新たなビジネスモデルを創造し続けることで、更なる成長を目指しています。

--最後に鈴木社長の夢をお聞かせください。

個人的に近い将来やりたいことは世界一周旅行ですね。40代のうちに最低一回は実行したいです。
今の時代に生きている地球人という視点で見て回って、まずは楽しみ、最後に今後の企業家人生の中で自分の使命を明確にしたいと思っています。
さまざまな体験をすることで、本当に求められていることを必要とされている形で提供する感性が磨かれたり、当社が創り出す「生活潤いサービス」の質の向上につながることはまちがいないでしょう。
理屈は抜きにして、好奇心が赴くままに行動し、大いに楽しんで、帰国した後は、仕事に還元することを楽しみたいと思っています。

■株式会社アプロディーの企業概要

社名:株式会社アプロディー
代表者:鈴木 純子
資本金:10,000,000円
設立:1996年4月
住所:〒164-8512 東京都中野区中野4-1-1 中野サンプラザ9F
TEL:03-5942-3028
FAX:03-5942-3046
URL:http://www.aphrodi.co.jp/

事業内容:
1.インターネットを利用した事業展開に関するコンサルタント業務
2.市場調査、広告・宣伝に関する業務及び広告代理店業
3.インターネットを利用した各種情報提供サービス及び紹介サービス
4.インターネット上のポータルサイトの企画及び運営
5.デジタル及び各種メディアコンテンツの企画、制作、販売、リース
6.コンピュータシステムの開発および販売、運営サービスに関する業務
7.衣料品、靴、鞄、アクセサリー、日用雑貨品の販売
8.一般衣類のクリーニングサービス受付
9.前各号に附帯する一切の業務

関連URL:
1.「総合案内」
http://www.aphrodi.co.jp/
2.「占い事業」
http://www.aphrodi.co.jp/uranai/
3.「e-business事業」
http://www.aphrodi.co.jp/e-business/
4.「旅クリ」
http://www.tabikuri.com/
5.「ウェア救急隊」
http://www.wear119.net/
6.「健康情報サイトcorpo」
http://www.healthy-life.co.jp/

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アメリカから導入した最新のCRMソリューションを用いて、いち早く日本市場の開拓に着手したヴァイタル・インフォメーション株式会社の代表取締役社長 淺田孝浩氏にインタビューいたしました。(取材日:2007/10/03/聞き手:PDB 谷津倉 一真)


--起業の経緯についてお教え下さい。

ヴァイタル・インフォメーションの創業者は私ではなく、元々大手ソフト会社のトップを勤めていた前会長の小林です。前の会社で未公開会社を株式上場まで成長させた経歴のある方です。その方がある程度の年齢で前の会社を引退し、その後、元の会社で部下であった私を含め10人ほどで「自分たちで自分たちの特長あるソフト会社を作りたい」という思いと、小林の「社会に認められるような会社を作りたい」というと考えとが合致し賛同してくれたので、資金の援助を受け、最初の何年間は小林が経営を引っ張っていくという形でヴァイタルは平成8年に11人でスタートしました。そして、会社が軌道に乗ってきた時に、小林は他界し、後は若手で引き継ぐ格好となりました。私は小林の後に社長に就任したわけではなくて、2006年の6月から社長に就くことになりました。結局、私は引継ぎというかたちでこの会社を運営しているわけです。

--事業概要についてお聞かせ下さい

元々会社を起こす時に、私たちの目指す会社のビジョンは「特長のあるソフト会社」と「社会に認められる会社」でした。1つ目として社会に認められる会社の通過点としてIPOを目指そうと考えました。そして、特長のある会社になるために、国内の狭い世界にとどまるだけでなく国外、特にアメリカから新しいサービスを日本市場にして、適合させようと思いました。
設立当初は新規事業の分野をどこに絞ろうかということで悩みましたが、前会長の小林が元々は某有名自動車メーカーの営業出身で「営業・販売というものはどんなにインターネットが普及しようと永遠に不滅である」という想いのもと、営業支援事業をしようと決めました。営業といっても、大手のメーカーやベンダーなどに対抗せずに、隙間を縫っていける分野としてインターネットをつかったCRMの分野に絞りました。それでアメリカからの流れを汲んで、元々アメリカの商品だったものを日本語化して私どもが事実上の独占として扱っています。

--現在の経営戦略についてお聞かせください

海外製品を日本で普及させるためにはいくつかの苦労がありました。まずは、海外製品なので日本の環境でうまく作動するのかという問題です。また、アメリカ製品ということで斬新すぎて日本に持ってきてもうまく流通しないのではないか、という「タイミング」の問題がありました。早すぎてもダメだし、遅すぎても他社に負けてしまう。

そうなると営業力が製品の日本市場開拓には必要になってきます。そのため私たちは人材確保・教育に力をいれています。チューター制を取り入れて教育の充実を図っています。私たちは「人材アウトソーシングサービス」と呼んでいるのですが100社近い既存顧客がいて、ソフトウェアの制作・運用・保守ならば昔ながらのテレアポから訪問という方法が通用しますが、なかなか最新のCRMのような製品になると市場にニーズが明確な形としてあるわけではないので、無形のものからのニーズの発掘が必要になってきます。そのためにセミナーや展示会をひらいて会社と商品の認知度が広がるようなマーケティング戦略を行っています。マーケティングを幅広く行っていかなければいけないので営業力が必要になっているということです。

--今後の成長戦略、三カ年計画のゴールはなんですか

5年以内を目標にして株式上場をしようと考えています。未だ具体的に準備しているわけではなく、水面下で進行しているだけなのですが、社員に向けてのストックオプションの交付やマーケット調査、監査法人や会計士からのアドバイスを受けるなどして勉強している段階です。
アライアンスに関してですが、私は「サービスイノベーター」を提唱しています。アメリカから最新のサービス・テクノロジー・ソリューションをもってきて、日本に適合する製品へとアレンジし、斬新かつユニークなものを日本市場に提供していきたいと考えています。

--将来的な目標についてお聞かせ下さい

「社会貢献」する企業を目指しています。私はいまの社会にはハンディキャップを持っている人や、出産や子育てで職場を離れなければならない方達が社会的弱者と見なされ、自分の能力を発揮する場が無いことに問題があるとおもいます。そういった優秀であるにも関わらず職場を離れなければならない人達に、能力を発揮する場を提供したいと考えています。具体的には、Talisma CIM Channelsを使った在宅勤務があります。現在すでに社内でそういう制度を浸透させていこうとしていますので、将来的にはそれを外に出していこうと思っています。そして最終的には、認知度の低い業界で活躍していながら一般の人も「ヴァイタル=社会貢献企業」と認識してくれる会社を目指していきたいです。

--社長の夢や事業にかける想いについて

前述した通り、社会貢献が事業に対する想いでもあります。少しでもハンディキャップを背負った人たちの助けになりたい。社員が胸を張ってヴァイタルの会社の社員だと誇れる会社にしたい。そして、社員だけでなく社員の家族も幸せにしていきたいと考えています。

■ヴァイタル・インフォメーション株式会社の企業概要


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マッキントッシュに特化したパッケージのオンラインストレージサービス「MacServer」を展開する株式会社ねこじゃらしの代表取締役川村ミサキ氏にインタビューしました。(取材日:2007/10/18/聞き手:PDB 土屋 明子)


--■御社の事業内容について教えてください。

「MacServer」というマッキントッシュに特化したパッケージのオンラインストレージサービスを主力としています。現在利用者は2000社以上おりまして、毎月利用者は拡大しております。利用者は個人から大企業まで様々なので、幅広いユーザーに取り扱ってもらっています。
当社はマックとネットワークを専門に事業を行っていますので、社内のマックの保守や購入のコンサルティングなどのサービスのニーズも多く同時に展開しています。こちらは、現在は取引先から頼まれた時に引き受ける程度で、本格的には稼動していませんが、今後この事業が大きくなったら本格的なサービスとして提供していこうと考えています。

--■起業の経緯について教えてください。

マックは現状ウィンドウズと比べるとインターネット上のサービスが整っておらず、企業ではなかなか使いづらいというのが現状です。もともと僕は音楽や映像制作をやっていまして、当時現場はみんなマックを利用していました。実は映像や音楽などの制作している人達が一番データをやりとりする回数が多いんのですが、世の中にあるのはウインドウズのサービスばかりで「一番使いたい人が使えていない」現状に気づきました。そこを自分たちで何か改善できるのではないかと思ったのがこのサービスを始めたきっかけです。
しかも、このようなサービスは企業として検討・開発することは難しいのではと思います。恐らく、マックは現場の人達が使うことが多く、経営者はマックをどう使えばいいのか分からないので、現場の人達の提案は上に行きづらいのではないでしょうか。後はマック、そしてネットワークにも詳しくなければこのビジネスは出来ないというのも壁になるでしょう。そうすると、このサービスの必要性に気付いたとしても実際に行動に移すことが難しくなってしまうという現状があります。
私はその点、自分の欲しいものを作りたいという想いがありまして、最初の頃は自分と身の周りの人が使えればいいと思っていました。ただ実際に友人に利用してもらうと評判が良く、「これなら一般化した方がいいよ」「サービス化したほうがいいよ」と言われるようになり、その声に押されて事業を始めました。


--■今後どのような成長戦略をお考えでしょうか。

当初は私1人でやっていたので、開発から運用まで全部1人でやらなければならず営業をする時間がありませんでした。しかし今は専門の方にも来て頂き分業が進んできたので今後は、私はサービスの拡大に力を入れていきたいと考えています。
当初は、個人クリエイター対象のサービスだったのですが、一般企業が利用しづらいということで、企業向けのサービスも始めました。そうすると「Mac Server Pro」でも消化しきれない程の大企業に契約して頂いたり、1つのサーバを様々な会社で共有して利用して頂くことになるため、セキュリティー面での問題をクリアするためにも、今後は「1社専用のシステム」を提供していく予定です。
今後もマックに特化して展開していくと思いますが、私としてはそこだけにこだわっているわけではありません。「クリエイターにとって最適なものを提供したい」という想いが強いので、今は多くのクリエイターがマックを使っているからマックに特化させているのです。お客様からの要望も、絶対に無理なもの以外はできるだけ全て取り入れ改良しています。現在自社のサービスの特徴の1つでもあるのが、「取引先ごとにパスワードを発行し、制限したフォルダでデータのやりとりができる」という機能があります。これは、例えば取引先が10社あれば、10個アカウントが作れる機能なのですが、そういった機能もお客様の要望から生まれたサービスです。この点でアップルと比較すると弊社は、小回りが利いてすぐにサービスを改良できますし、日本の現場に合ったものを作ることができる、そこが強みですね。
今までやってきて分かったのですが、やはりビジネス的にみてニッチ事業は強いです。その証拠に、弊社では解約する人がほとんどいないということが挙げられます。しっかりと現場が理解していればニッチ事業はすごく安定していることが分かって頂けるでしょう。今後は、サービスを拡大し、販売と絡めて保守サービスなども展開していきたいですね。
また、今はデータの監守が厳しくなり、ハードディスクの破損でデータの消滅などの危険性も高まっており、今後バックアップやセキュリティーサービスの需要が更に高まってくるでしょう。以前はバックアップなどコストが高かったものも、今は安価になりつつあるので扱いやすくなりました。ただ現実は、モノがあってもユーザー側に使うスキルがないという場合もあります。例えば、今や音楽映像をテープに保存しておくことはなく、全部デジタルのファイルに保存することでデータの重要性はどんどん高くなってきていますが、一方でクラッシュしたら一瞬でデータを失う可能性がでてきます。このようなデータの保護の部分で弊社が全面的にコンサルし、「弊社のサーバに定期的にネットワークで転送します」と一度設定さえすれば、サーバを稼働させておくだけで保守料金を頂くようなサービスも作ることができます。このようにクリエイターのデータの保護もからめて、今後は更にサービス内容も広げていく予定です。

--■最後に、今後の御社の展望、そして川村社長ご自身の夢についてお聞かせください。

5年内にIPOを目指します。そのためにはまず弊社の人材育成が1つキーポイントになりますね。また、このままでは市場が狭いので上場しても投資家の方たちには評価して頂けないでしょう。ですので、上場するにあたってはMacのストレージサービスから、よりマーケット規模の大きなサービスを提供していく必要があります。iPod、 iTuneなどは市場規模が大きいので、そこでも新に取り組みたいと将来的に考えています。また、世界を見ても弊社のようなサービスを扱っている企業がほとんど存在しませんので、人材とノウハウが蓄積されれば世界進出も夢ではないと思います。
私も元は製作者側にいた者なので、クリエイターにとっての道具のひとつとして「意識せず」、「手足のように」使って頂けるサービスを提供していきたいと思っています。
また、弊社のサービスが「ウェブサービスのAdobe」であり「クリエイターサービスとしてのグーグル」でありたいです。クリエイターならば誰でも当たり前に使うツールを目指していきたいですね。

■株式会社ねこじゃらしの企業概要

社名:株式会社ねこじゃらし
代表者:川村ミサキ
資本金:1725万円
住所:〒113-0033  東京都文京区本郷1-7-10 AK2ビル4F
TEL:03-5844-4600
FAX:03-5844-4601
URL:http://www.nekojarashi.com/
事業内容
1、「Mac Server」の開発、販売
2、Macシステムインテグレーション
3、Macシステムインテグレーション
4、Webマーケティング

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