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セキュリティーASPサービス「トラストビューASP」の販売事業と、書類の電子化事業を展開する株式会社ジュライ取締役の安東真太郎氏にインタビューしました。(取材日:2007/09/27/聞き手:PDB 田中偉嗣)


--まず事業概要からお聞かせ下さい。

 設立したのは2001年2月です。立ち上げ当時はHPの制作と書類の電子化を主業務にスタートしました。書類の電子化とは、書類をスキャニングすることによって、画像データに変換していく作業です。さらにOCRという処理を施すことによって、検索が可能なものに変換し、より活用しやすい形に電子化していくということも行っています。現在では事務所移転のタイミングで社内書類の電子化を行う企業などにご利用いただくケースが多いです。

--どんな動機、想いから会社設立に至ったのですか。


 現在、私と津田が代表を務めていますが、もう1人取締役をしている柴野の3人で立ち上げました。私と柴野はITベンチャーに勤めていて、そこへIPOコンサルタントとして入ってきたのが津田です。しかしそのITベンチャーは業績も伸びず、将来性にも疑問を感じたので、3人で会社設立に踏み切って設立したのが現在のジュライです。

--現在ではセキュリティ事業も展開されていますが、どのような経緯から生まれてきたのですか。

 書類を電子化するとセキュリティの問題が生じてくるわけです。書類を電子化すると持ち出すことが容易になり、小さいUSBメモリーに入れて持ち出す、データを入れているパソコンが盗難にあう、紛失するなど、紙の情報を電子化すると漏洩リスクが高まってしまうという傾向があります。このような状況でお客様より、当初から対策について求められておりました。最初はファイルにパスワードをかけて保護する方法を提案していたのですが、パスワードを知っている社員が持ち出すことも考えられ、保護に限界があります。

 そのような時にAdobe社が私どものニーズに合ったセキュリティ商品を持っていると知りました。ファイルを開くときに、Adobe社のシステムサーバーから認証が下りないとファイルを開くことができないので、誰かが情報を持ち出したとしても、サーバーで認証を掛けるのでそこでストップをかけることができる。これは良いサービスだと思い、Adobe社に業務提携の打診をしましたが、結局、断られてしまいました。またパッケージ商品で価格が数百万円だった為、弊社のクライアント層ともマッチしないサービスでした。

 ある時、Adobe社と同じようなサービスを台湾のトラストビュー社が持っていることを知りました。しかもAdobe社の場合、PDFにしか対応していないが、トラストビューはエクセル、ワード、パワーポイント、そしてPDFと4つのソフトに対応していた。「日本でASPやりたいのですが、一緒にやりませんか」と提案をしたところ、快諾して頂き、07年5月から始めたのが、「トラストビューASP」による情報保護サービスです。高機能な上、1ヶ月1ユーザーに付き5500円という使い易い価格になっている事を“売り”にしています。

--今後はセキュリティ事業を軸に、事業展開をされていくのですか。

 先ほど言いましたようにHP制作・書類の電子化からスタートしたのですが、2年前にe-文書法という法律が施行され、一定期間保管が義務付けられていた決算書などが、電子化すれば紙で保管しなくてもいいということになりました。それが追風になり書類の電子化業務が大きく成長していくようになりました。当社のクライアントは大半が中小・中堅企業で、そのクライアントためにいいセキュリティサービスを探していたときに、出会ったのが「トラストビューASP」サービスです。

 現在日本ではセキュリティというと、とにかく情報を漏洩しないことを目的としています。しかし情報漏洩を完璧に防ぐ事は非常に困難です。そこで万が一情報漏洩しても内容までは漏らさないという新たなセキュリティの考えた方が必要なのですが、従来このようなセキュリティを実現できるサービスは大手企業向けの高価格のパッケージサービスで「トラストビューASP」のような中小・中堅企業向けのサービスはありませんでした。今後は“情報が漏れても内容までは漏らさない”という新たなセキュリティ概念に基づいた、中小・中堅企業向けのマーケットを開拓していきたいと考えています。

--今後の企業としても目標をお聞かせください。

 今は「トラストビューASP」の利用企業を増やしていきたいです。中小・中堅企業向けの新たなセキュリティマーケットで、デファクトスタンダードになるようなサービスにまで持っていければと考えています。スピード感を持ってマーケットを開拓していくためには、現在の弊社の営業力だけでは不十分な部分もありますので、アライアンスを上手く活用し、「トラストビューASP」を広めて生きたいですね。

■株式会社ジュライの企業概要

社名:株式会社ジュライ
設立:2001年2月
資本金:1,000万円
代表者:代表取締役社長 津田 久資
住所:(赤坂オフィス) 107-0052 東京都港区赤坂4-1-1 インボイスビル7F
   (代々木オフィス) 151-0053 東京都渋谷区代々木2-33-1 フラット熊沢ビル2F
TEL:03-5304-5471
FAX:03-5304-5472
URL:http://www.july7.co.jp/

事業内容:
・機密・重要文書管理(Office/PDFセキュリティ管理サービス/タイムスタンプサービス)
・ECサイト製作・運営(ECサイト構築/ECサイト運営)
・書類スキャニング(書類スキャニング(電子化)/OCR処理)
・事務局運営代行(キャンペーンページ製作/応募ハガキ受付・入力/電話対応/商品・景品発送)

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