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メタボリックシンドロームなどにおける予防医療プログラムのコンサルティング、ソリューション提供を行うゼネラルヘルスケア株式会社 取締役社長 三谷氏にインタビューしてきました。(取材日:2007/11/01/聞き手:PDB吉岡)


--それでは、事業内容を教えていただけますか?

 当社は、07年1月に設立しました。現在の事業は大きく分けると3事業あり、さらに1事業は開発中です。

 まず当社のメイン事業としていくことが決まっている健康ソリューション事業では、企業、より正確に言えば企業の健康保険組合に対して、健康プログラムの提供を予定しております。健康保険組合の被保険者に向けて医者や管理栄養士といった専門家と協力し健康サポートプログラムを提供するビジネスです。

 メタボリックシンドロームを抑制させるための法律が、厚生労働省によって「健康保険法等の一部を改正する法律」として2008年4月より施行されることになりました。この法律では、現在国家予算の約3分の1を占める社会保障費を抑える政策の一つとして、企業の健康保険組合に加入している40歳から74歳までの被保険者に対して、具体的な生活習慣の改善などメタボ対策のための特定検診項目の実施義務が課せられています。そして5年以内に被保険者の改善が見られなければ、行政から健康保険組合に対して財政的なペナルティが課せられる可能性があり、保険者たる健康保険組合は何らかの対応を迫られています。

 そこで、当社が初めに取り組んだのが、WEBで医師や管理栄養士など専門の医療・保健従事者によるカウンセリングをコンシューマに対して提供するサービスです。現在試験運用中のサービスとなりますが、この成功例をもとに、来春の正式リリースを目指してデータ収集を行っています。

 国民の3分の2が肥満といわれているアメリカにおいては、同様のビジネスは市民権を得ており、ビッグビジネスとして定着しています。日本でもこれからマーケットが広がる可能性が十分にあると考えています。そして最終的には、成人病や生活習慣病など慢性疾患を改善する各種の医療保健プログラムを開発・提供し、これがわが国におけるデファクトスタンダードになっていくような状況が作れればと考えています。

他に注力しているWebソリューション事業においては、レーシックや美容整形といった今後成長の見込める自由診療分野に特化した形で情報ポータルサイトを構築しています。単なる情報サイトではなく、サイト上で直接予約がとれる仕組みを導入するなど、既存サイトとの差別化を図る独自のやり方を導入していく方針です。

--経営する上で、注意されていることは?

 責任の所在と役割分担です。ベンチャー企業と言えば仲間同士で、また少人数で始めることが多いと思いますが、少人数のメンバーでやると、どうしても各自がさまざまなタスクに手を出すことが多くなり責任の所在が不明瞭になりがちです。また仲間同士のメンバーでやると必然的にフラットな組織になりやすいという点でも責任の所在という部分には注意を払う必要があると思っています。

 そういったことを踏まえて、私の会社ではプロジェクト制という組織形態をとっています。これはある一つのプロジェクトに対して一つのグループが作られ、グループごとに予算が与えられます。そして一人の社員は複数のプロジェクトに関わっていて、社員は自分の興味のあるプロジェクトに参加することができますので、社員のモチベーションマネジメントという部分でも役立っています。

 そのグループのトップにはプロジェクトマネージャー(PM)がいて、PMはメンバーが集まってくるような魅力的な人間であり続けなければなりませんし、またプロジェクトそのものも魅力的にしていかなければいけないという意味でもPMのモチベーションマネジメントにもなっています。

 このような組織形態に至った理由は、会社が大企業病にかかってしまうことを一番恐れているからです。私自身、大企業、中小企業、そしてベンチャー企業を経験してきており、社員のモチベーションが下がることがどれほど恐ろしいかということを経験してきました。そういったことからも私は組織形態に対してトップダウン的なものは一切求めてはおらず、役職で組織を管理するのでなくプロジェクトで組織を管理するという組織形態を選択しています。

--今後の事業展開はどのようにお考えですか?

 まず、今から4、5年後を目安にIPOを行える体制まで準備していきたいと考えています。その目標のもと、我々が一番初めにすることは健康ソリューション事業のプログラムを充実させることだと考えています。その上で、これに付随するビジネスをやっていこうと考えています。最終的には日本だけでなく、世界にサービス提供のフィールドを広げていくつもりです。

 それを可能にするためにも人材にはこだわっていきます。今はまず中途の人材から採用し、その上で3年後を目安に新卒採用を開始したいと思っています。既にインターン学生という形で、学生にも働いてもらっているのですが、意識も高く本当に優秀です。彼らを見ていると新卒採用にも早く力を入れたい、そんな気持ちになりますね。

--今後のビジョンについて教えてください。

 我々ベンチャー企業は大手企業と組んで仕事をすべきだと思っています。最近では大手企業もベンチャー企業とのアライアンスを積極的に取り入れており、当社も大手企業と良い関係を築き、豊富な経営資源の下、広くサービスを提供していきたいと思っています。

実際に当社では、FAQシステムの株式会社オウケイウェイヴ(名証セントレックス上場)や、サイト内検索エンジンのビジネスサーチテクノロジ株式会社、ソフトウェア・ダウンロードサイト最大手の株式会社ベクター(大証ヘラクレス上場)との業務提携を既に実現しておりますし、その上で我々がやらなければならないのは、「社会に新しい価値を提供し、それを続けていくこと」だと考えています。

 企業(メーカー、サービサー)がそれを出来なくなった時には、流通も小売店も意味をなさなくなり、最終的には消費者が損をすることになります。だからこそ我々の事業も、常に新しい価値を世の中に提供できるものであり続けられるよう努力をしていきたいと思っています。(談)

■ゼネラルヘルスケア株式会社の企業概要

社名:ゼネラルヘルスケア株式会社
代表取締役会長:竹澤 慎一郎
取締役社長:三谷 慶
住所:〒135-0021東京都江東区白河1−3−34
TEL:03-5639-9121
URL:http://www.ghjapan.jp/

事業内容
1.健康ソリューション事業
2.シニアソリューション事業
3.Webソリューション事業
4.専門書籍流通事業

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