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客室乗務員からビジネスの世界に転向し、成功された
株式会社M.I.S.インターナショナル株式会社 代表取締役 小松美智子様 にお話を伺ってきました。(取材日:2007/12/3/聞き手:PDB 高橋匠、瀧川智子)


--起業のきっかけは何だったのでしょうか。

 M.I.Sインターナショナルを設立したのは、今から丁度20年前、1987年12月22日のことです。きっかけは、翌年にオープンを控えた「幕張メッセ」建設でした。国際展示場や国際会議場などを併せた日本初の大規模なコンベンションセンターの建設に、皆期待に胸を躍らせていました。「幕張メッセ」が完成すれば、いろんな外国の方がお見えになる。すると、通訳や翻訳のニーズが高まるに違いない。そう考え、元客室乗務員の仲間7人とともに通訳・翻訳事業をメインとした会社を創業いたしました。

 始まりは通訳・翻訳事業からでしたが、私自身の元々の出身は通訳ではありません。キャリアの第一歩は、日本航空の国際線客室乗務員としてスタートいたしました。25歳で退職するまでの数年間、たくさんの国に訪れるとともに、サービス提供者として、また、国際人として、一流の接遇を身につけた方々にお会い出来たことは本当に貴重な経験だったと思います。また、客室乗務員を退職してからも、外資系企業の社長秘書等を歴任し、ビジネスマナーのほかに英語やドイツ語等の勉強が出来たことも、M.I.Sインターナショナルで接遇研修や外国語会話教室を展開する上で基盤となる経験となりました。

女性の経営者で、なおかつ社員全員が客室乗務員経験者という会社が当時他になかったためでしょう。設立後、様々な媒体に記事が掲載されるなど、PR活動は順調に進みました。また、お客様から他のお客様を紹介いただくことが多く、人脈が広がっていったことも、弊社発展のきっかけとなりました。当時のお客様とは現在もお付き合いを続けています。本当に有難いことですね。

--現在の事業内容を教えてください。

 社員研修と通訳・翻訳が大きな柱です。その他に英会話、イタリア語、日本語研修事業なども行っておりますが、社員研修の割合が高いですね。社員研修は「接遇(マナー)研修」を始め、「CSの高め方」「クレーム対応」「セクハラとは?」「キャリア・アップの仕方」「ワークライフバランス」「営業研修」など多数取り揃えています。最も人気なのは「接遇研修」です。9時〜5時までの7時間研修で15万円と、競合他社(同時間で約20万円)と比較するとリーズナブルな価格で提供しています。講師は8名で、全員が一流の接遇を身につけた元客室乗務員です。


また通訳の事業に関しては、登録スタッフが50名おり、各国語に対応することが可能です。強みは登録スタッフの数と対応可能な外国語数だけではありません。弊社の登録スタッフはレベルが高く、国連のサミットや学会の同時通訳にも対応可能です。翻訳についても、政治経済、医学、警察関係などの専門性の高い翻訳が可能です。

--研修事業を手がける会社はたくさんあります。M.I.Sの強みは何でしょうか。

 接遇研修はどこにも負けないと自負しています。接遇に関する研修は、研修を提供する会社であれば提供していますが、弊社では講師全員が元客室乗務員であるだけでなく、各人が研鑽を積んで様々な専門性を有していることが強みです。例えば、接遇検定1級、2級といった資格は当然のこと、産業カウンセラーや秘書検定、介護士など、他の分野の資格を取得している講師がほとんどです。トータルで積み上げた経験と教養をもって、1つ1つの研修に臨んでいます。
また、弊社で提供している研修はマニュアルに沿ったワンパターンのものではありません。顧客の要望をヒアリングし、1つ1つカリキュラムを作成しています。それは、環境も状況も異なるにも関わらず、同じものを提供していてはお客様のためにならないと考えているからです。その甲斐あってか、弊社の研修は深く分かりやすいだけでなく、効果を実感できるとの声を頂戴することも少なくありません。例えば、先日クライアントの1つであるバス会社のお客様相談員の方から、以前はクレーム対応ばかりだったのに、最近は乗務員の対応に対するお褒めの言葉や感謝の言葉をたくさん頂けるようになったと、嬉しい声を頂いております。

--接遇研修の内容をもっと具体的に表現していただけますか?

 コミュニケーション能力を高めていくというものです。コミュニケーション能力のなかには、挨拶や服装などのマナーや「ほうれんそう」に代表される職場のルールに関することまで、様々です。新入社員から中間管理職までを対象にしています。しかし、やはり上から変わっていかないと、下は変わらない。だから今後は幹部クラスを対象とした研修にも力を入れていきたいと思っています。

--会社として今後、どのような戦略を考えていますか。

 今後は営業研修を充実していければと考えています。また、違う分野の方たちと組むことができたらいいですね。例えばメンタルヘルス、アロマセラピー、カラーコーディネイターといった分野です。お互いの研修ノウハウ持ち寄ってコラボレートしたら、もっと可能性が広がって行くのでないかと思っています。来年からの課題ですね。

--経営者としての今後の目標、夢がありましたら教えてください。

 学校を作りたいと考えています。現在はお客様の元に赴いて研修を提供していますが、将来的には常時同じ場所で研修を開くのが夢です。会社設立当初は研修市場も成長期で、ホテルの一室を借りて常時開催することができました。今は競合企業がたくさん出現してきたこともあり、常設会場を持つことはなかなか難しい状況にあります。

 しかし、教室をもって常時研修を開催することが出来れば、企業側は肩を張らずに気軽に社員を研修に出すことが出来ます。また、研修というのは一回やっただけでは十分ではありません。内容を忘れてしまうので、効果が出てくるまで継続していく必要があるのです。1人や2人の意識を変えるのではなく、全員に浸透するまでやりたい。そのためにも常設の教室を開きたいと考えています。

■株式会社M.I.S.インターナショナルの企業概要

社名:株式会社M.I.S.インターナショナル
代表取締役:小松 美智子
設立:1987年12月22日
資本金:1000万円
住所:〒260-0045 千葉県中央区弁天2-23-1
TEL:043-254-4757   
FAX:043-254-4796

事業内容:
社員研修
翻訳・通訳
各種語学教室
講演


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