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WEBプロデュース事業、パッケージソリューション事業を手がける株式会社マリンロードの代表取締役 石川博司氏にインタビューしました。(取材日:2007/09/25/聞き手:PDB 田中 偉嗣)


--まずは、事業概要と設立の経緯をお聞かせください。

当社はWebプロデュース事業とパッケージソリューション事業の2つをメインに事業展開しています。Webプロデュース事業はいわゆるWebサイト/アプリケーションの制作です。パッケージソリューション事業では主に企業間取引に特化した、Web受発注システム「問屋道」を提供しています。

大学を出て12年程は東京と神奈川で働いていて、その後Uターンで宇都宮に戻り県と国とIT業界十数社が出資して出来た第三セクターのIT企業に創業スタッフで入りました。技術者としての経験が12年くらいありましたし、元々独立したいと思っていたが、たまたまその会社の上司と意見が合わなかったこともあり、踏ん切りがついて起業しました。1999年8月に私ひとりで有限会社としてスタートし、当初はIT コンサルティングサービスを中心に自宅でひとりで出来る範囲で動いていました。現状のビジネスの形になったのは、99年冬です。Webアプリケーションの開発がこれから伸びそうだと友人から聞き、2000年春にオフィスを借りて人を雇ってスタートしました。

個人事業として会社を始めたときは、あまり起業して大変だと感じたことはありませんでした。コンサルティングをして、収入もそこそこ得ていました。でも、三ヶ月四ヶ月やると、このままずっと50、60までやっていけないな、と不安になり、組織作りを考え始めました。将来のビジネスフレームを決めることが大事だと思ったので、そこは大変でしたね。

--具体的な将来の戦略をお聞かせいただけますか?

実は2年後が創業10年なんですが、会社の10周年は一つのステップで、次に私が50歳の時が二つ目のステップかなと思っています。会社というのは、ひとつの企業でワンプロジェクト、一事業であるべきだと思っているんですね。同じような仕事で多角経営はいいと思うんですが、飲食もやってソフト会社も経営する、というのはNGだと思っています。そこで、事業の分業化のため2006年12月にマリンロードビジネスブレインという2社目を設立しました。
マリンロードは基本的にはWebサイト制作で、ビジネスブレインは企業内で使う業務アプリケーションの開発に特化しています。以前はマリンロードで両方やっていましたが、Webサイトを作るマインドと業務アプリケーションを開発するマインドは違うので、業務を専門化するために分社にしました。さらに、もうひとつWebのパッケージソリューションを専門にやる会社を時期を見て興したいと思っています。得意なことを得意な人に任せることが大事ですね。それぞれ各社は30名規模で、3社体制にしたいと考えています。

--パッケージソリューション事業について詳しく教えてください。

基本的にBtoCパッケージは飽和状態だと思いますので、我々はBtoBパッケージに特化していく考えです。
第1弾としては、「問屋道」です。「問屋道」は企業間取引のショッピングカートというイメージですね。特徴的なのはサプライヤー側(管理者側)の機能がBtoBに特化していることです。例えばお客様ごとに仕切りの掛け率を変えられる機能や、配送先が複数指定できる機能、リピート注文機能など、BtoBのビジネスを行う上で必要なものが全て入ったショッピングカートです。

--今後の経営戦略をお聞かせください。

資本提携や第三者からの出資を受け、ゴールに上場や規模の拡大を目標とはしていません。首都圏を営業基盤に着実に経営を続けていきたいと考えています。強みを出し合う、補いあうというか、そういう提携は積極的にしたいと思いますが、事業組織を拡大して営業組織を増強してというのはないので、しっかりWebサイト/アプリケーション開発をしていく会社として存在していたいですね。
経営戦略も地元で成長することを前提に立案しています。実は地元の栃木SCというサッカーチームのオフィシャルスポンサーをしており、ロゴしか出していないのですが、地元栃木の人ならなんとなく聞いたことあるくらいが広報的にはいいかなと思っています。
人材獲得もUターンか地元の人間が中心です。優秀な人間も東京に比べると少ないですが、それを取り合う人間も少ないです。サッカーのスポンサーもローカルだからこそ出来るプロモーション活動だと思っています。

--5年後のイメージ、ビジョンをお聞かせください。

5年後は第一線から引退、とみんなに言って危機感を煽っています。後継者や次の世代が育ってきて、逆に社長がいると仕事がしづらい、いないほうがやりやすい、と言ってもらえる会社が私の理想ですね。そういう方向にこの5年間はしていきたいと思っています。幸い次の世代が力を発揮してくれていますので、業績は順調に推移するのではと考えています。

--最後に、今後の展望・夢などをお聞かせください。

全うなWebサイトを作れる会社にしていくことが大事だと考えています。W3CというWebの世界の業界標準ルールを作っている団体があって、それに基づいて出来たWebサイトは社会的にも認知されやすいんです。そのことはイコール検索サイトでも良い評価が得られ、SEO的にも良い結果が得られます。我々はそういったしっかりとしたWebサイトを作っていきたいと考えています。あとはお客様側にWebサイトの更新やメンテナンスを委ねていきたいと思っています。商品に対する想いとか熱意はお客様側が持っているものですから、メンテナンス性のよいサイトにして、お客様が出来ない部分をプロとしてサポートすることが弊社の役割だと考えています。

これは私の夢ですが、さすがマリンロードが作ったサイトだなと思われるような仕事を残したいですね。僕は学生時代野球をしていたのですが、○○野球用品の××氏の作ったグローブとか、△△氏の削ったバットって、全ての野球人の憧れになっていくんです。マリンロードがそういったWebサイトを作っていく。見た目ではなくてサイトの裏側も含めて、表も裏も評価されるようになるとうれしいですね。

■株式会社マリンロードの企業概要

社名:株式会社マリンロード
代表者:石川 博司
設立:1999年8月
資本金:15,000,000円
住所:〒321-0953 栃木県宇都宮市東宿郷3-1-12 吉田ビル8F 
TEL:028-614-8330
FAX:028-633-9772
URL:http://www.marineroad.com/

事業内容:
1.WEBプロデュース事業
2.パッケージソリューション事業

関連URL:
1.会社HP http://www.marineroad.com/

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