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ドロップシッピングでTシャツを販売するビジネスモデルを日本で初めて導入した、株式会社ClubTの代表取締役 三宅朝広氏にお話を伺いました。(取材日:2007/10/29/聞き手:PDB 瀧川 智子)


--現在の事業内容をお教えください。

ドロップシッピング事業を行っています。日本ではドロップシッピング事業は大きく分けると二種類あります。どちらもインターネット上での販売形式ですが、一方は量販店にあるような既製品に独自に値段をつけて販売する仕組みで、もう一方はオリジナルの商品を自分でデザインして発売出来るという仕組みです。日本全体では前者の形式の事業者の方が多いのですが、弊社では後者の形式をとっています。つまり、ショップオーナーがオリジナルのデザインをインターネット上で公開し、注文があればその種類と数に応じて、Tシャツを始めとした商品にデザインを印刷、発送するというビジネスモデルです。

販売価格は基本料金に上乗せする形式で、ショップのオーナーが自由に設定できるようになっています。例えば白いTシャツにデザインを片面プリントして販売する場合、報酬率を300円と設定すると、販売価格は1995円(基本料金)+300円(報酬)で2295円となります。1枚売れるごとに300円がショップオーナーの利益となり、報酬が5000円になった時点でオーナーの口座に料金が振り込まれます。

商品数はといえば、現在50万点を超えています。1日の販売数は公表できませんが、コミュニティで話題になって火がついて短期・集中的に月1000枚以上販売された商品もあります。内訳でいえば、半分以上はTシャツです。購買層は20代〜30代が中心なのかなと思っています。


--起業に至った経緯をお聞かせ下さい。

元々は前職でアメリカのインターネットビジネスを調査する仕事をしていました。ドロップシッピングというビジネスモデルを知ったのは2001年頃です。結構うまくいっているらしいという事は分かっていたのですが、すぐに同様のビジネスを始める企業が出てくるだろうと考え、しばらく静観していました。しかし類似企業がなかなか出現せず、ならば自分で始めようと思い、2005年にこの会社を設立しました。

Tシャツをメインの商品としたのは、Tシャツが好きだとか、こだわりがあったからという理由ではありません。アメリカにおけるTシャツを使ったビジネスモデルの成功例を知ってことが大きいですね。

--どのような方が出店しているのですか?

ショップオーナーは学生さんも含め、初めて自分のオリジナルデザインをお金に変えようとしている人が多いですよね。一部、漫画家の方とか、法人(デザイン会社)の方もいらっしゃいます。また、NPO法人やボランティア団体の方に、募金活動の一環として利用していただいている例もあります。
さらには、キャラクターを扱っている大手企業様のご利用事例もあります。ソネットエンタテイメント株式会社の登録商標であるPostPetなどが例として挙げられますね。大手企業にとっては、リスクも在庫も負担することなくキャラクター関連グッズを販売できるという点のほかに、ユーザーにとってキャラクターがより身近なものになるということでメリットを感じていただいているようです。また、案外知られていないけれど熱烈なファンがいるサブキャラクラーは、従来は少量製作によるコスト高と在庫リスクを考慮してなかなか商品化が進んでいなかったのですが、ClubTのシステムを利用すればリスクなく商品化できることが判明し、サイト上での商品化が実現したという例もあります。

--今後どのような成長戦略を考えていますか?

これまではTシャツやトレーナーなどが主要商品でしたが、今後は幅広い顧客ニーズに応えるため、そして売上の季節変動を平準化するためにも、商材を増やしていこうと思っています。マグカップとか、エコバッグなども扱っていますし、変わったところでは時計とかがあります。今後は、ライターとかタペストリーなども計画しています。今後2年間は色々な商材が出来るように色々なメーカーさんとお話をしている途中です。また、法人が所有するキャラクター商品の販売は始めて1年も経っていませんが、今後は取扱量を増やしていく方針です。

--企業としてどのような目標を掲げていますか?

IPOは目指していますが、時期は未定です。売上げが伸びてからというのもありますし、海外の同業企業と色々アライアンス等についてのお話をさせていただいているので、その結果次第では進展があるかもしれません。

IPO以外でいうと、今後の目標は事業拡大のためのアライアンス先の開拓ですね。アライアンス先として探している企業は大きく分けると3つあります。
まずはプリントする以前の商材を作っていただける企業。こちらは随時開拓しているところです。次にキャラクターの権利は持っているけれど、商品化を行っていない企業。分かりやすくいえばゲーム制作会社でしょうか。最後に、大手のポータルサイトやSNSのサイトなど、集客力のあるサイト運営企業とのアライアンスを考えています。

--最後に社長の夢をお聞かせください。

以前は「皆が持っているから」という理由で買い物をする人が多かったと思います。しかし今は「自分が好きだから買う」という買い方になっていると思います。そのニーズに少しでも答えられるといいなと思っています。
また、大量生産、大量販売をやっていると、結果的に大量の廃棄商品が出てきます。その点弊社の場合ほとんどロスなく商品を提供できるので、とても地球環境にやさしいビジネスモデルです。こういった側面もどんどん消費者に伝えていけたらと考えています。

■株式会社ClubT の企業概要

社名: 株式会社ClubT
代表者:代表取締役  三宅 朝広
設立:2005年9月15日
住所:〒151-0053 東京都渋谷区代々木1-37-7 勝栄ビル305
TEL:03-5350-5070
FAX:03-6276-6697
URL:http://clubt.jp/

事業内容:キャラクターTシャツの製造販売

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