求人広告代理店と採用コンサルティング、女性に特化した求人サイト「Career*fan」の企画・運営を手がける株式会社アキュレイト代表の高木健策氏にインタビューしました。(取材日:2007/10/15/聞き手:PDB 田中偉嗣)


--現在の事業内容をお教えください。

当社は、2005年の4月に設立し、人材採用に関する事業を運営しております。根幹事業は求人広告総合代理店業になりまして、取り扱い媒体としましてはWeb媒体の「マイナビ」「イーキャリア」「日経キャリアNET」雑誌媒体では「an」「DOMO」等がございます。併せて採用コンサルティング業と女性の採用に特化した求人サイト「Career*fan」というサイトを4社で共同運営という形で展開しております。


「Career*fan」は、株式会社ウーマンズネットが運営する「Beauty*fan」内の求人コンテンツとして、4社で共同運営している事業です。「Career*fan」上で、各社の担当区分はありませんが、コンテンツ企画の6割程度は当社が行っております。

ウーマンズネット社は求人コンテンツの新設を考え、当社を含めた3社は「Beauty*fan」のメディア力を活用しクライアント様を獲得していきたかった。双方のニーズがマッチし、私たちが求人業界で培ったノウハウを活かしてコンテンツ作成のアウトソースを受けるという形でwin-winのアライアンスを構築することができました。

メイン事業である求人広告に関しては、都内でも求人広告の代理店は100数社あり飽和状態と言えます。料金の値引きもさることながら、プラスαの付加価値をつけることが、今後生き残っていくには絶対的に必要不可欠です。採用ご担当者様の業務軽減をはじめ、マッチング率の高い原稿制作、掲載中・掲載後の効果測定レポート等、独自のトータル的なサポートに弊社は注力しています。また従来の広告代理店のように、「掲載して終わり」ではなくて、コンサルティングという切り口でよりクライアント様の採用活動に深く携わっていきたいと考えております。

採用コンサルティング業に関してはクライアント様のご要望を第一に、潜在化・顕在化する問題点を見出し、そこから改善案をご提案させていただいております。一番の目的は「ターゲットとなる人材をいかに採用するか」。この点に関しては、弊社の真価が問われるところですので、求める人材像への妥協は一切ございません。
年内には、こちらのサービスの簡易版をリリースしていく予定です。それにより今までお付き合いのなかったクライアント様にも安価にご利用できるサービスになります。

--起業に至った経緯は?

金融系のコンサルティング企業に在籍した際、新規事業として「イーキャリア」の代理店業を経験しました。そこはベンチャー企業で、非常に色々な事業を展開していたんです。その後求人広告を販売する中で、販売して終わりではなく、広告のクオリティまでに関われる点に魅力を感じ、もっと人材ビジネスに深く関わりたいと思い、転職サイト『プロシーク』の販売元に転職し、求人広告事業に長く携わってきました。

単一の広告を販売する中で、もちろん掲載しても最終的に採用が出来ずに掲載期間が終了するということもありました。それが悔しく思い、もし他の媒体であれば結果が出せたのではないかという想いが起こり、歯がゆく感じるようになっていきました。当時自分を評価してくださるクライアント様もいらしたので、クライアント様により良い採用活動のご支援を行いたいという想いから、求人広告の総合代理店という事業で創業しました。

--今後どのような成長戦略を考えてますか?

当面の目標として、2008年6月を目標に営業社員10名体制の構想があります。また現在の3事業に、さらに2事業を増やすことを計画しています。自社媒体となる世田谷区限定の折込み・配布型の求人広告媒体と人材紹介事業です。

昨今の雇用・就業ニーズは多様化傾向にあり、かつ求人情報が氾濫しています。ただ、求人のニーズは新卒採用の傾向を見ても分かるように右肩上がりです。この状況は我々の業界からすると好材料です。但し、先程の話にもありましたが明らかに求人広告の販社・代理店は増加傾向にあります。弱肉強食の世界ですから、いずれは非力な媒体は尻すぼみになってくると思います。弊社としては、新聞の発行部数自体は現在減っていますが、折込みチラシのニーズは依然として存在している点に着眼し、折込だけでなくポスティング・駅前配布をプラスした内容で展開していきます。
地域特化型のニッチな媒体として、取り扱い雇用形態はアルバイト・パート・派遣に絞り、若年者・主婦・シニア層を取り込み、競争が激化する中で唯一無二の存在を目指しサービス・質の向上を最重要課題に08年1月中旬にリリースする予定です。

人材紹介事業は、ある人材紹介会社とアライアンスを組み、そちらのノウハウを学びつつ、弊社独自でも紹介免許を申請中です。人材の集め方ということでは、コンサルティング業で培ったノウハウがありますので、その点を活かし、徐々にアクションを起こしていきます。こちらは業界・職種に特化した紹介会社として確立していく予定です。

IPOという夢を語るのは時期尚早と考えていますが、全く興味がないのと言われれば嘘になります。段階を追って具体的な目標として考えていければと思います。

--企業としてどのような目標を掲げていますか?

創業し半年経った頃から、"人材業界の真のスペシャリストが10名いる企業を創る"と目標があります。スペシャリストとは、一人当たり年間1億円を売り上げるような営業社員です。当然そのようなスペシャリストは多くはいませんし、転職もしません。自社で育てていくしかないと考えています。人材業界は泥臭い部分も多く、決してスマートにはこなせるものではありません。泥臭い部分に対しても、前向きに真摯に取り組むことが出来る人材が、自分が想い描くスペシャリストに近いと思います。

当面は会社全体として10名の体制でいきますが、3年後には会社全体で20名体制、その内10名がスペシャリストという組織を目指します。自分としては経営をしながら、プレイヤーでもありたい。やはり現場が好きなので、現場には積極的に出て行きたいと思います。人材を育成していく際にも、自分から経営者と社員の垣根を取り払い、闊達に話ができる環境を創っていきたいですね。トップダウンで指示を出すのではなく、社員全体から意見が出てくるように心掛けていきたいです。また、その頃にはデザイン性の高いオフィス・高い給与水準など社内体制を整え、業界内でも「アキュレイトで働きたい」と憧れられるような企業になっていたいと思っています。

--最後に高木社長の夢をお聞かせください。

40歳になった時に1ヶ月間ゆっくりと休みたいですね。これまで海外に行ったことがないので、世界各地に行きたいと思います。

特にタヒチのボラボラ島に行くことが夢です。オーストラリアと南米の中間ぐらいにある、いわゆる高級リゾート地なのですが、社会人になったばかりの時にボラボラ島の風景写真を雑誌で見て、純粋に「キレイだな」と思ったのがきっかけです。

1ヶ月の休みを取るとなると、自分がいなくても会社が問題なく運営されている状態にしなければなりません。個人的な夢のためにも、これから企業としての基盤をしっかりと構築しなければならないと考えています。
また最終的な夢はIPOです。

■株式会社アキュレイトの企業概要

社名:株式会社アキュレイト
設立:2005年4月25日
資本金:1,300万円
代表者:代表取締役高木健策氏
住所:東京都世田谷区池尻3-5-26 FLEG池尻101
TEL:03-5779-6629
FAX:03-5779-6630
URL:http://www.acurt.co.jp/index.html

事業内容:
・求人広告代理事業
・採用コンサルティング事業
・求人サイト「Career*fan」企画・運営事業

関連URL:
・求人サイト「Career*fan」 http://beauty-fan.net/career-fan.html

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