アフィリエイトエージェント事業を手がける、株式会社ネットマーケティング代表の宮本邦久氏にインタビューしました。(取材日:2007/10/23/聞き手:PDB 田中偉嗣)


--事業概要をお教えください。

当社はアフィリエイト広告に特化した戦略立案・運用支援などを手がける、"アフィリエイトエージェント"です。

昨年にアフィリエイトASPを事業とする企業が数社上場し、アフィリエイト広告の認知度は向上していますが、まだ企業がアフィリエイト広告を上手く活用できるところまでは至っていないという現状があります。

現在、アフィリエイト広告は企業の販売促進やPRの方法としては広がっており、2008年度ではリスティング広告市場とほぼ同規模の市場(1,000億円市場)になりつつあります。しかしリスティング広告では通常存在しているセールスレップ、例えばアイレップ社のような存在が、アフィリエイト広告業界にはまだ存在しておらず、企業がアフィリエイト広告を使うためには自社で戦略構築・管理・運用・効果測定など煩雑な業務を自ら行わなければなりません。当社はアフィリエイト広告分野でのセールスレップのポジショニング、"アフィリエイトエージェント"のパイオニアを目指し事業を推進しております。

--起業の経緯は?

大学時代からインターネットに触れる機会があり、全く知らない人と交流したり、欲しい情報がすぐ得られるインターネットに興味を持ちました。そして、大学を卒業した頃に孫社長(ソフトバンク)や藤田社長(サイバーエージェント)が活躍しているインターネット業界では20代の人が主役になれる、活躍できるというところに魅力を感じて、インターネット業界で起業したいという想いを持ちました。

そのため就職の際には、インターネットに携わる仕事をしたいと思い、総合商社の中でもマルチメディア事業部があった日商岩井に入社しました。入社後、建設工事課に配属されましたが、2年半後にチャンスが到来、自ら立候補し、情報産業本部(後にITX)に転籍しました。

アフィリエイト広告との出会いは前職時代です。アフィリエイト広告というシステムを知るにつれて、アフィリエイト広告が、従来の成果に関わらず費用が発生するという一般的な広告手法に比べ、成果型であり、さらに後払いであるということに驚き、企業にニーズがあり、成長性が高い事業だと感じました。以前から起業すると思っていましたので、アフィリエイト広告との出会いを良いタイミングだと思い、アフィリエイト広告という事業ドメインで会社を立ち上げました。

最初は現在の事業とはモデルの異なる事業を手がけており、キャンペーンページを作って、短期間で爆発的に件数を獲得するというモデルでした。ただ職人的な色合い強く年間10プロジェクトが限度であり、そのビジネスモデルに限界を感じていました。

ただクライアントのプロモーションを支援する中で、企業がアフィリエイトを適切に展開できてないことに気付き、現在の"アフィリエイトエージェント"という事業を生み出しました。

--今後の成長戦略は?

2007年6月にアフィリエイトASP提供会社のサービスを1つの管理画面で提供できるプラットフォーム、「AllAdIn(アラジン)」をリリースしました。現在は「AllAdIn(アラジン)」を軸に、サービス提供のためのインフラが整いつつあり、今後は営業に力を入れていきます。現在のクライアントは60社ですが、これを2010年には400社にしたいと考えています。2007年3月には株式会社アイレップと資本業務提携をしたことにより、相互に持つ顧客へ共同提案することを推進しており、顧客獲得における大きな追い風になると確信しています。大手企業だけでなく、社内に専門のアフィリエイト担当者のいない中小規模の企業についても想定クライアントとなりますので、中小規模の企業については当社自ら切り拓いていこうと考えています。

他にも、セミナーによりアフィリエイトを最適化する重要性や代行というものがあるということを告知していく、また多くのメディアに露出しアフィリエイトエージェントという言葉そのものの知名度を上げていくなど、市場を啓蒙していくために様々な手を打っていきます。

「アフィリエイトにはエージェントが必要だ」という価値観が最近徐々に広がっており、お客様からも声がかかるようなりました。ただし"アフィリエイトエージェント"というもの自体の知名度、その有用性についての理解がリスティング業界におけるエージェントに比べるとまだ浸透していないため、そこが課題だと思います。ただ以前に比べると知名度は格段に上がってきています。

--長期的な目標は?

まずは、2010年度に上場という目標があります。これは設立前から考えていたことですし、成長性が見込め、スピードが重要なインターネット業界において会社を拡大するために必要なステップだと思っています。やはり新事業を立ち上げるにも資金は必要ですし、上場は魅力的だと考えています。

それにネットマーケティングという社名のとおり、インターネットのマーケティング領域全てを事業領域と考えていますので、アフィリエイト専業のみとなるつもりはなく、インターネットマーケティングに係る様々な領域に進出したいと考えています。ただしまずは一つの成功モデルを創ることが先決です。上場することで、アフィリエイト広告領域においては他社に抜きんでた存在になりたいですね。

2010年に上場した後は、インターネットのマーケティング領域で他社が手がけていない新しい価値をどんどんと創造していきたいと考えています。そのために社員自らが次々と新しい事業を提案し、立ち上げていけるような会社にしていきます。必ずしも自分がカリスマである必要のない、自分以外に多く活躍しているプレイヤーがいる、組織にカリスマが宿る強い会社を目指していきたいですね。

--最後に宮本社長の夢をお聞かせください。

個人的な夢は会社の夢と重なるのですが、ネットマーケティングという会社をインターネットマーケティング分野のリーディングカンパニーにしたいと思っています。現在はこの夢を達成させるために、会社経営をしていることが非常に楽しいです。また自分自身が20代で起業したということもあるので、将来は20代で起業を志す人を支援したいという想いがあります。

■株式会社ネットマーケティングの企業概要

社名:株式会社ネットマーケティング
代表者:宮本 邦久
設立:2004年7月9日
資本金:161,640,000円(資本準備金含む)
住所:〒107-0062 東京都港区南青山5丁目7番17号 青山小原ビル(小原流会館)4階
TEL:03-5778-4144
FAX:03-3406-4149
URL:http://www.net-marketing.co.jp/

事業内容
・アフィリエイトエージェント事業

関連URL
1.AllAdIn(アラジン) http://www.net-marketing.co.jp/service/alladin.html

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