中小企業向けに初期費用無料のホームページ制作を手掛けるプラスライン株式会社代表取締役 八木宏一郎氏にインタビューしました。
(取材日:2007/9/27/聞き手:PDB吉岡勇紀)
--現在の事業内容をお教えください。
当社の顧客は、事業規模5億円までの中小企業、商店が9割を占めます。IT、WEBの活用をこれから本格的に導入される方を対象に、2004年6月の設立から1500社以上の企業サイトを担当しました。
事業内容は、オービットプロジェクト(中小企業を軌道に乗せる)による初期費用無料のホームページ制作を中心に、携帯サイト構築、動画サービス、アナログツール作成を行っています。
どのサービスも中小企業向けに価格面の敷居を下げ、トータルコスト、ランニングコストを低価格で提供しています。優位性はコンサルタントの教育訓練が違うこと、人、パッケージ商品でもれなく全部網羅できる。つまり、初心者向けのサービスなんです。中小企業は費用対効果にかなりシビアになっていますので、顧客のステージに合わせてワンストップで提供しています。
ホームページが1件売れて効果をしっかりと実感してもらえれば、また次も使ってくれるというのが商売だと考えています。PCのホームページで効果を出していただき、次に携帯サイトも手がけさせていただき・・・という様に、広がっていくのが商売だと思って事業展開をしています。「ビジネスモデル」というと格好良いですが、もっと根深い日本の良さを「商売」で極めたいなと思っています。
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--起業に至った経緯は?
大学時代は学生生活の5分の1を海外で放浪していました。新卒で内定が出ていたのは、日本のODAの受け皿となり、海外支援を実施する企業でしたが、僕が海外旅行から帰ってきたら、ODAが止まっていて、ビジネスが動かなくなったという連絡がきまして、大学4年の3月に就職先がなくなったのです。そこで上京をして5月にIT企業に就職が決まりました。
そこでは最初は飛び込み営業、テレアポ営業を行い、その企業でのスピード出世記録を更新して一年半で部下50名の課長になりました。その四ヶ月後、当時の元上司と仲間といっしょにサンファーストという会社を作りました。
当時はどこにでもあるようなHP制作会社で、デザイナー兼プログラマーが社長、営業が僕ともう1人。渋谷のレンタルオフィス(2坪)に3人で創業しました。一年くらいはとても給料が出る状態ではありませんでしたし、苦しい時は定期券で行ける範囲を飛び込み営業していました。私が営業部門を統括し、プログラマーの社長が開発したソフトを売ってもらう為の代理店開拓をしました。いわゆるCMS(コンテンツマネジメントシステム)搭載型のホームページ作成ソフトで簡単に書き換えができるのが特徴です。
サンファースト設立から二年が経ち、本格的に開発会社の道に進む過程で、直接エンドユーザーに販売する営業部門を閉鎖したのがプラスライン起業の直接的なきっかけですが、性格的に、直接顧客と関わりたかったというのが本音です。現在はサンファーストの一代理店業務とWEBコンサルティング会社として、他の代理店へのノウハウを落としていくという仕事もしています。
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--どのようなお考えの基に企業経営をされていますか?
三方良しという理念で企業を続けていきたいと考えています。プラスラインが中心でお客様がいて、社員ががんばってくれて、取引先も世間もハッピーで。そういう会社を目指しています。
私は、顧客第一主義っていうのは嫌いなんです。関係者全てがハッピーになるべきだと思っています。誰かが得し過ぎたら、必ず誰かにしわ寄せがくるんですよ、だから三方良しで、継続的に、みんながいい想いをできるのがいい商売の基本だと考えています。その想いで商品開発をして事業計画を立てています。常に独りよがりではないのかということを意識しています。
あとは、「時間だけは平等、どうせなら楽しくやろう!」をモットーに遊び心を大切にしています。常識やワクにとらわれない発想をしよう!と、常に意識しています。
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--今後どのような成長戦略を考えてますか?
事業戦略の柱は二つあります。一つは垂直展開として、一顧客から色んなものを買ってもらうという地に足をつけた商売をすること。二つめは、水平展開として国内6拠点で同様の事業展開をすることですね。株式公開には全く興味がありません。また、数年後にはメイド・イン・ジャパンとして認められたサービスで海外進出する計画です。
WEB業界は、まだ十何年の業界なので、だからこそモラルが大事だと思います。若さと勢いだけでは結末は良いことがないと思っています。だから「WEB業界の世直し」をしようと全社的に取り組んでいます。
価格にしても、まだまだ曖昧な業界ですから、真ん中を決めれば、上と下が決まります。当社の価格がスタンダードなモデルだと提示していきたいんです。そこから、高く売る人や安くする人が出てきて共存できると思っています。そういう基準を作ることが「世直し」だと思っています。
また、一見華やかに見えるWEB制作業界には、高級取りもいないし、一攫千金もないような業界です。しかも不安定な業界で設立から数年で廃業しているケースも目立ちます。だからこそ、若いひとがWEB業界に入りたいという夢を持てるような社会的地位の向上に貢献したいですね。
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■プラスライン株式会社の企業概要
"社名:プラスライン株式会社
代表:八木 宏一郎
設立:2004年6月
資本金:3,000万円
住所:〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町37-10 5F
TEL:03-5465-7566
FAX:03-3485-1040
URL: http://www.plusline.jp/
事業内容:
1.中小企業向けのホームページ制作サービス
2.携帯サイト作成サービス
3.動画作成サービス
4.イラスト・マンガ作成サービス
5.アナログツールを利用したマーケティング支援
6.集客コンサルティング事業
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