ネットワーク認証の業界を常にリードし続ける、株式会社ステラクラフトの代表取締役社長、植田均氏にお話を伺いました。(取材日:2007/11/21/聞き手:内野)


--現在の事業内容をお教えください。

 オブジェクト指向、ネットワーク、データベースの技術を用いて、ビジネスを支援する会社、それがステラクラフトです。具体的にはネットワーク内のユーザー認証技術で、セキュリティを提供する事業を中心に活動しています。

 1992年、当初はソフトウェア会社として事業を開始いたしましたが、その時から将来成長する分野を見据えて事業を行う会社にしたいと考えていました。
93年のインターネット黎明期にネットワークアプリケーションに触れて、その可能性を感じたのが事業の転機でした。これをビジネスに活かそうと思い、本格的なビジネスで活用できるWEBシステムの開発をスタートしたのです。

 当初はエンドユーザーのニーズに合わせて、柔軟にシステムを構築していましたが、せっかく本格的なシステムを作るなら、ユーザーに対して積極的に提案していけるような自社のパッケージ製品を作りたいと考えるようになってきました。

 インターネットが台頭し、これから何が求められているのかを考えた時に、ネットワークに繋ぎたいというニーズは増大する、それならネットワークに繋ぐ事を許可する認証の仕組みが必要になってくるはずだと考えたのです。そして自社のもつオブジェクト指向とネットワーク、データベースという三つの技術を用いれば、その仕組みを作ることは可能だと考え、ネットワーク認証の製品開発をスタートしたのです。

 例えば、ある企業の事業所が本社経由でインターネットに接続できる認証の仕組みや、プロバイダのユーザー認証をサポートする製品などの開発を行いました。現在ではネットワークの入り口に置かれた機械から、問い合わせを受けるラディウス認証サーバー、そして認証ゲートウェイを提供するに至っており、ユーザー認証の業界では、常に先駆け的な存在となってきました。

--今後どのような成長戦略を考えてますか?

 現在ではラディウス認証サーバーはマチュアな分野になってしまっています。また、エンタープライズ市場は他社参入が多く、価格競争という点でも差別化が難しい状況です。そのためラディウス認証サーバーとあわせて使えるような認証にまつわるシステムを開発していこうと考えています。

 理想を言えば世の中の一歩、二歩先を行くようなネットワークの使い勝手や可能性を大きく変える製品を作っていきたいと考えています。

 しかしそういった製品が営業的に成功するかというのが未知数です。やはり売れるのは半歩くらい先を行く製品。それでも一歩先をいく製品をブレイクさせるにはパートナー企業や代理店との関係構築、そしてマーケティングが課題だと考えています。

 技術力には自信がありますので、そこにマーケティングが加わり車輪の両輪がかみあえば、ブレイクする製品を提供することができるでしょう。

--最後に社長の夢をお聞かせください。

 事業の方向性として、ユーザー認証というツールを使ってネットワークをもっと便利でエキサイティングな環境にする為に何かをやっていこうと考えております。比較的緩い縛りですが、そのビジョンの中で皆が自由に作っていける会社でいたいなと思っています。そうは言ってもなかなか難しいんですけれども(笑)。

 各社員が同じビジョンを共有していくというよりも、重なり合う部分を共有するというイメージの事業形態を目指していきたいと考えています。

■株式会社ステラクラフトの企業概要

社名:株式会社ステラクラフト
代表者:植田 均
設立:1992年3月21日
資本金:8,700万円
住所(本社):〒530-0002 大阪市北区曽根崎新地1-4-20 桜橋IMビル
TEL:06-4799-3333
FAX:06-4799-3330
住所(東京事務所):〒105-0021 東京都港区東新橋1-1-17 大鉄ビル
TEL:03-5537-5890
FAX:03-5537-5895
URL:http://www.stellar.co.jp/

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